Late Night Tales / Jamiroquai

1. Pointer Sisters – Happiness
2. Commodores – Girl I Think The World About You
3. Rufus & Chaka Khan – Once You Get Started
4. Johnny Hammond – Fantasy
5. Ramsey Lewis – Whisper Zone
6. Leon Ware – What’s Your Name
7. Ashford & Simpson – Stay Free
8. Kleeer – Tonight’s The Night
9. Dexter Wansel – Never Forget
10. Sister Sledge – Pretty Baby
11. Jose Feliciano – California Dreaming
12. Skyy – Here’s To You
13. Dexter Wansel – Life On Mars
14. The Real Thing – Rainin’ Through My Sunshine
15. Lalo Schifrin – Theme From Enter The Dragon
16. Marvin Gaye – Here, My Dear
17. Patrice Rushen – Music Of The Earth
18. The White City (Part 3) – Patrick Neate, Read By Brian Blessed


アーティスト名はJamiroquai、と記しました。ジャケットにも彼らのマスコットがいました。
ということで、てっきり彼らの新譜か?と思ったら違っていました。JamiroquaiのJay Kayが選曲した、オムニバスでした。テーマは、「夜更けのためのBGM」ということらしいです。
ここにJamiroquaiのサウンドは一切収録されていません。そういう意味では、アンチJamiroquaiでも楽しめると思います。ただ、ここではJamiroquai云々というのは抜きにしてもいいかも知れません。70年代から80年代前半の楽曲を中心に、定番のソウルナンバーからジャズ、フュージョンといったところまで全部で18曲が選ばれています。非常に幅広い選曲です。聴いてみると、思わず「納得」の一枚。一言で言えば、「格好いい」。古さをあんまり感じさせないのは、Jamiroquaiの選曲だからでしょうか。彼らがインスパイアされたであろうサウンドが、ここぞとばかりに収録されています。実は、ほとんどははじめて聴いた曲ばかりでした。そのことが逆に新鮮さを生んだのかも知れません…。特に8は、Jamiroquaiサウンドに酷似しており、なるほど納得できるような感もあります。
15は、ご存知「燃えよドラゴン」のテーマです。まさかこんなところで聴くとは思いもよらなかったのですが、これはJay Kayによる洒落みたいなものでしょうか。ただ、この曲を改めて聴いてみると、なるほどファンキーなサウンドかもしれません。以前ライブを観たときに、ステージ上で空手や格闘技の型に似た動きを見せていたのですが、このあたりが案外ルーツなのかも。18曲目に収録され、10分近くにわたって延々と続く語りが謎(というかハッキリ言って余計です)なのですが(国内盤ではないので、何のことやら解説されていないのです…)、特にJamiroquaiのファンでない人でも、良質の70年代オムニバスとして聴くことができると思います。03年秋に発表された作品ですが、この時期からも十分に「使えそうな」一枚です。
推薦度:★★★★☆
ムード:★★★★★
斬新度:★★★★☆

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