岡村靖幸DVD「幸福 2016」 #岡村ちゃん #幸福


幸福になるかと思ったのに…。という辛口評価が相次いでいるこの作品。
確かに、純粋に岡村靖幸のライブパフォーマンスを楽しもうと思ったら、かなり残念な作品、かも知れません。
がしかし、違った見方をすると、結構楽しめる作品かな、と思ったところもありましたが…。

happy2016
アルバム発売と連動して行われた全国ツアーの模様を収録したこのDVD、全体のボリューム、カット割り、収録された内容、いずれの角度から拾っても、この作品を手放しで最大限の評価をすることができないのは事実です。

●ボリュームについて
ライブでは20曲以上パフォーマンスを披露しているのに、収録されているのは完全受注のデラックスエディションでも14曲、通常盤だと12曲。わずか1時間程度しか収録されていません。これって、最初からテレビ放映を意図した作品ですかね?
3時間を超えるライブの内容全てを収録して発売しているアーティストもいるぐらいなのに、何これファンを舐めてるの?といった感じ。★☆☆☆☆

●カット割りについて
会場全体をくまなく撮影していることもあってなのか、ステージ上や会場など、とにかく目まぐるしく場面が変わります。その一方で、肝心な場面で本人が映っていないシーンや、(何とは言いませんが)映さなくてもいいものが映り込んでいるシーンも多く…。
純粋に彼のパフォーマンスを観たいと思って購入している人にしてみれば、ここに苦言を呈する声が多いのも、わかる気がします。とにかく、そこ!という肝心なところでカメラが切り替わる場面が、あまりにも多過ぎます。別にファンは何も悪くないんですが、ここまで編集されると、なんだかなあ、といった感じ。ご本人もプロデューサーとしてクレジットされているぐらいですから、本人承知の上での編集なのでしょうけれど。ハッキリ言えば、関係者やファンの映り込む場面が多すぎ。ダンサー、うざったいぐらい!★★☆☆☆

●収録された内容
わずか12曲~14曲の収録とはいえ、11年ぶりに発売されたアルバムをひっさげてのツアーですので、当然新しいアルバムに収録された楽曲のパフォーマンスぐらいは全部収録されているのだろうと思いきや、収録されていない曲も幾つかあって、ちょっと唖然としました。(「揺れるお年頃」「ラブメッセージ」は収録されていません。)

個人的には「弾き語り2016」の前に演奏したプリンスのカバー「Sometimes It Snows In April」が収録されないかと期待しましたが、権利の問題とか色々あるんでしょうね。残念でした。

というか前回同様、なぜ発売されるまで収録曲を一切公表しないんでしょう。もったいぶっているの?それとも、公表したら購入者が減るから?ついでに言うならば、発売前、発売後のアナウンス・宣伝が圧倒的に足りません。もったいなさ過ぎます。そもそも売る気ないんだべが?★★☆☆☆

01 Introduction
02 できるだけ純情でいたい
03 新時代思想
04 どぉなっちゃってんだよ
05 Punch↑
06 祈りの季節
07 ぶーしゃかLOOP
08 彼氏になって優しくなって
09 愛はおしゃれじゃない
10 ビバナミダ
11 (E)na
12 ヘアー
13 弾き語り2016 ※
14 Lion Heart ※

※ デラックスエディションのみ収録

●デラックスエディションの場合
ちなみに完全受注のデラックスエディションには、2冊の写真集が同梱されています。完全受注なので、一般には出回っていない、ということになります。出回っているとすれば、何割か上乗せされて販売されているのでしょうか。よくわかりませんが。
2冊の写真集、1つは2014年と2015年のツアーの模様を撮影した写真集「2014105ミウケン」(撮影者:三浦憲治)。
もう1つは2016年4月28日、29日の両日、Zepp DiverCity Tokyoで行われた公演の模様を撮影した「2016梅小鳥」(撮影者:梅佳代、川島小鳥)。
私は何の躊躇もなくこのデラックスエディションを購入したわけですが、DVDをBGMにしながら、思わずこっちの写真集に見入ってしまいましたよ、ええ。
コストパフォーマンスも、いかがなものかと…。デラックスエディションは、この内容で12,000円前後だもんなぁ…(Blu-ray:12,420円 DVD:11,340円)。まあ、そこまでケチつけるんだったら買うなよ、という話。いや、わかってますよ。それも織り込み済みで購入したつもりですから。まあ、ハッキリ言えばこの作品は、この2日間のライブを観た人向けと言った方がいいかも知れませんね。ほら、画面にはあなた、写真集にもあなたの姿が映っているじゃないですか。最高じゃないですか!僕はちっとも楽しいと思えませんけどね!★☆☆☆☆

もっとも、めまぐるしく変わるカット割りや収録内容に対する批評については、実は既に前回の映像作品「むこうみずでいじらしくて」から始まっていたことでした。
前述のとおり、Amazonなどでもかなり酷評されているのですが、公式アナウンスを見て、とあることに気づきました。

「11年半ぶりに発売したアルバム『幸福』リリース後である2016年春に行われた全国ツアー「幸福」の映像作品の発売が11月23日に決定しました。」

映像作品に関しては、新作アルバム『幸福』からの曲を中心に、ダイナミックな熱狂と興奮のステージを存分に堪能できる作品にするべく、現在、一生懸命、編集制作中です。

通常盤(映像only)とは別に、完全受注生産のデラックスエディションは、映像に関して通常盤に数曲追加予定、さらに豪華写真集が2冊セットになります。」

そうなんですよ。これ、「映像作品」なんですね。そこに「ライブDVD」とは一言も書かれていないんですね。
だからこれはライブの模様を単に収録したものではなく、いわゆる一つの映像作品、すなわち、ドキュメンタリーなのですよ。なので、ああいうカット割りが繰り広げられるわけですよ。…って、違うと思うけど。★★★☆☆

仮に今回の内容に、バックステージの模様なんかがもっと加えられていたら、そしてその上で「ドキュメンタリー作品」という触れ込みで発表されていたら、恐らく評価の内容がガラリと変わるような気がするのは僕だけでしょうか。

いや、何とかいい評価ができないかと色々考えているんですけどね、前作の批評は今回の作品には残念ながら反映されていませんでした。個人的には、映像化してもらえただけでもありがたいと思わなければならないのですが…。

とか何とか言っておいて、「Me-imi」とか「ビバナミダ」みたいに、後になってからまた「何とかエディションでーす、ディレクターズカットの特別編集何とか盤でーす!」なんて代物を出したらオメ、マジでぷたぐはんでな。


投稿者: のんべ

1971(昭和46)年 青森県生まれ。弘前市在住の青森県職員。 プリンスとビールと豆腐とラーメンを愛する。安いカメラでいかに安っぽくない写真を撮影するかに興味あり。 ブログの内容の多くは、いつの間にか趣味となった「走ること」がメインです。

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