弘前公園RCの「望年会」

昨日、僕が所属するランニング同好会、「弘前公園RC」の忘年会が行われました。…いや、忘年会というよりも、今年を忘れることなく来年に望みを繋ぐ会、といった趣旨だったので、敢えて「望年会」と表現させて頂きます。

10月のアップルマラソンを目指し、ジョギングがてら個人練習を続けていた中で、高校同期のT田くんから「一緒に練習しない?参加してみない?」と声を掛けられたのが今年8月。

一人でのジョギングに退屈と限界を感じていた中でこの会に参加したところ、目から鱗が落ちる内容の練習方法にただただ驚愕するとともに、走行中にもかかわらずフォームを改善して頂くなど、日に日に走ることの楽しさを覚えるようになり、おかげでハーフマラソンを完走することができたという、僕としてはとても恩義を感じている会なのです。

ところで、かねがね疑問だった「RC」が一体何の略語なのか、昨日になってやっとわかりました。
僕としては
・ランニング・サークル
・ランナーズ・サークル
・レーシング・サークル
・ランニング・クラブ
・ランナーズ・クラブ
・レーシング・クラブ

のいずれかなのだろうと思っていたのですが、どうやら「ランナーズ・クラブ」ということで落ち着いたようです(ロータリークラブではないということだけは明らかに。笑)。

さて、昨晩は年齢も性別も職種もバラバラな総勢27名もの精鋭が一堂に会したワケですが、初顔合わせとなる方々も大勢いる中で、話題になるのは当然「走る話」。

僕のこれまでのレース経験は、7月のクソ暑い中に行われる「AOMORIマラソン」の10キロを1回、10月に行われる地元「弘前・白神アップルマラソン」の10キロを4回(改称する前の大会も含む)、ハーフを1回完走した程度と、実績としては全然箸にも棒にもかからないような内容なのですが、他の方々は東京、大阪、神戸、北海道(札幌)や長野、仙台、更にはサロマ湖や岩手の100キロマラソン、更に更にはホノルルやニューヨークなど、色んなレースに参加されています。

なので昨晩は、それぞれが酒を飲み交わしながら、どのレースが楽しいか、どうやって戦略を練るか、等といったことについて、時に真剣に、でも楽しく盛り上がっていたわけです…。

今後予定されている県内外のレースが紹介されたあと、出席者が今年の反省と来年の抱負を述べる、ということに。

皆さんが今年の反省を踏まえつつ、サブ4やサブ3.5など、色んな目標、抱負を述べる中、僕は「ここしかないな」と思い、自分が今思い描いているイメージを抱負として述べました。

それはひょっとしたら、「弘前公園RC」がこれから進もうとしている方向や目的とはちょっと異なるのかも知れませんが、これだけの精鋭が集まる中で弘前を盛り上げなければどうする!?みたいな自負のようなものもあって(というか、それぐらい凄い人たちが集まっているんです)、不躾ながらそのことを僕の抱負として述べさせて頂きました。

とはいえまだ雲を掴むような内容なので、ある程度形が見えてきたら、またお知らせ?宣伝?させて頂きたいと思います。

ちなみに、この日同席されていた秋田修さんからは、「視覚障害者のランナーを支える取組みをして頂きたい。是非このRCから多くの伴走者が出て、アップルマラソンを盛り上げて欲しい。」とのお話があり、その場で多くの方々が賛同する、という場面も。

秋田さんは「盲目のランナー」として、弘前市内のランナーであれば知らない人はいないぐらい有名な方なのですが、一通り皆さんの挨拶が終わると、突然秋田さんから名前を呼ばれました。

秋田さんとはこれまで数回お会いしたことはありますが、実は直接お話をさせて頂くのはこの日が初めて。
さて、何かと思い秋田さんに近づくと…。

「いやぁ、キミのアイディア、素晴らしいよ!うん、是非やってよ!ところでキミ、声もしゃべり方もお父さんにそっくりだな!ビックリしたよ!」と声を掛けて頂きました。

秋田さんと亡父とは、生前お付き合いがあったことは知っていましたが、父の声も話し方も秋田さんが覚えていて下さったことに驚き、感銘を受けるとともに、なるべく父に似ないように心がけてきた僕としては、ちょっと衝撃でもありました(笑)。まぁ、裏を返せば亡くなってから4年経った今もなお秋田さんの記憶の片隅に残っていた父は、それだけ特徴があった(アクが強かった)ということなのでしょう。

秋田さんからは、「今度一緒に走ろう。伴走してよ。」とお願いされました。そして、「お父さんの思い出でも話しながら、走ろうよ!」と、握手を求められました。

…これも父が繋いだご縁なのだと思うと、涙が出そうなぐらい嬉しかったです!実は秋田さんだけではなく、この会を通して知り合った方の中には、父の繋がりや関係で知り合いになれた方がたくさんいるのです。なので、この会には父への思いをいつも抱きつつ参加させて頂いている、ということをここで明かしましょう。

…さて、宴席では僕の持ちタイムならフルマラソンも大丈夫だ!と散々焚きつけられたところですが(笑)、来年の僕は一体どんな走りをすることができるのでしょう。

昨晩皆さんと談笑し、色んなことに思いを馳せながら、どうやら来年は今年以上に楽しく走れそうな、そんな予感がした昨晩の「望年会」。

12月後半になって真冬並みの寒さが続き、すっかり外走りには向かない季節になってしまいましたが、雪解けの時期が早くやってくることを願うばかりです!

そういえば気づいた事が一つ。昨晩は、僕やM方君を含め、誰も写真撮影をしていなかったようですね。あれだけ凄い顔ぶれが揃ったのに!(笑)

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