東京音頭/木津茂里×岡村靖幸

ハ~ 踊り踊るな~ら ちょいと東京音頭♪ ヨイヨイ

東京ヤクルトスワローズの応援歌としても知られるあの曲を民謡歌手の木津茂里さんが歌い、岡村ちゃんがほぼ全ての演奏(恐らく和太鼓以外)とプロデュースを担当するというコラボレーションが実現しました。

「東京音頭」は盆踊りの定番曲で、プロ野球チーム・東京ヤクルトスワローズの応援歌などとしても知られている曲のカバー。木津のアルバム「SHIGERI BUSHI」にも同曲のカバーが収録されていたが、今回は岡村のプロデュースにより全く新しいアプローチのカバーになっている。

この曲は木津がボーカルを務め、岡村がほとんどの楽器の演奏を担当。大瀧詠一が長年制作してきた「ナイアガラ音頭」「イエロー・サブマリン音頭」などの音頭へのオマージュと、2020年に予定されている東京オリンピックへの思いを込めて制作された。(ナタリーより)

ここ最近、断続的に他アーティストとのコラボレーションが続く岡村ちゃん。今回は、まさかまさかの民謡歌手とのコラボ。岡村ちゃんよ、あなたは一体どこを目指しているのだ(笑)。

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ジャケットの女の子が可愛らしい一方(しかも通常盤とライブ会場で販売されたものではジャケットが違うんだそうで。くっそー!)で、「いかにも!」という民謡のこぶしを効かせながら、木津さんのボーカルが冴えまくっています。その一方で、岡村ちゃんの影、というか声はほとんど聞こえません。「アァッ」とか「オゥ」とか「フォー」とかいう、例の独特の合いの手もなし。正直ちょっと寂しいけれど、楽曲そのものには岡村ちゃん「らしさ」が垣間見えて、民謡なんだけど斬新で格好いいです。「東京音頭」ではなく「TOKYO RHYTHM」と標記しているのも妙に納得。DISCOともDANCEとも、ちょっとまた違うんだなこれが。

個人的にはこれ以外の民謡曲についても、原曲を崩さない(歴史や民謡文化にドロを塗らない)程度でアレンジして発表するのもアリだな、と思いました。
ちなみにこのCD、春のツアー「This is my life」の際に会場で先行販売されていたらしいのですが、何せ会場に行くことができなかったという事情もあり、ようやく手にすることができました。

まあ、歌が終わった後の後半は若干単調気味となるため、1曲で5分を超えるアレンジはちょっと長すぎるんじゃないかな、という気がしないわけでもないのですが、それでもまあ、これが岡村ちゃんなんだろうな、と。

9月には園子温監督直々のオファーで制作した「映画 みんな!エスパーだよ!」の主題歌、「ラブメッセージ」が発売予定だそうです。

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