Category Archives: 雑感

イチローの快挙をテレビで観た

何も言うことはありませぬ。野球を観て、久しぶりに感動しました。ただ、一つ気になることが。
赤い紙に「祝一郎」と書かれたカードを掲げる日本人らしき女性と、外国人男性が映し出されていました。祝福するのは自由ですが、まるで売れない演歌歌手みたい。ついでに指摘をさせていただけば、イチローは「一郎」ではなく「一朗」です。
観ているこちらが恥ずかしくなりました。

深紅の旗は津軽海峡を越えた…

最近、オリンピックを中心にスポーツの話題ばかりですが、お許しあれ。これでも、いろいろ考えてます。
さて、駒大苫小牧の優勝で幕を閉じた夏の全国高校野球選手権。まさに歴史に残る大会となりました。当県から勝ち進んだ高校(=卓球・福原愛の在籍校)は開会式直後の第一試合で、名門・天理(奈良)と延長戦までもつれた挙げ句敗れたため、この時点で興味は半分以下に薄れてしまいました。その後、野球部員は愛ちゃんの応援をする姿がテレビに映し出されていましたが…。ま、正直どこが優勝してもいいかな、と。
恐らく、駒大苫小牧の優勝を予想していた人って皆無じゃないですかね?今だからこそ優勝すると思っていた、とは言えても、本人たちだって優勝できるなんて考えていなかったんじゃないかと思います。大体、4度目の甲子園出場とはいえ、これまで未勝利だったわけですから。
ただ、伏線はありました。日大三、横浜と、並みいる強豪を次々と倒し勝ち上がって来た時点で、こりゃひょっとして…と胸騒ぎを覚えた人はいたはず。いや、僕は何となくそういう胸騒ぎがしていました。
昨日の決勝も、見応えある熱戦でした。史上初の連覇を狙う済美(愛媛)。劣勢が伝えられる中、2回終了時で1-5。ああ、やっぱりこんなもんだよね。こりゃ大差がつくなぁと思って見ていました。ところが、駒大苫小牧はあれよあれよの間に追いつき、4回には逆転、5回にまた追いつかれ、6回には済美が本塁打で突き放したと思いきや、その裏にはお返しとばかりに本塁打で追いつき…と、経過を振り返っているだけで目が離せなかった試合だった、というのがおわかりいただけるんではないかと思います。
結果的には、7回に突き放した駒大苫小牧がそのまま逃げ切り、悲願の優勝旗を手にしました。
よく言われるのですが、北海道、東北勢はこれまで甲子園での優勝経験がありませんでした。今回も、ダルビッシュ投手擁する東北(宮城)が優勝候補の一角とされ、いよいよ「白河越え」(福島県白河市、ここにあった関所を越えて北へ進むこと)か?と囁かれましたが、試合というより天気に敗れ、結局白河越えならず。
で、今回の駒大苫小牧の優勝で白河越え、といきたいところですが、残念ながら空路で津軽海峡を越えると思われるため、本当の意味での白河越えは未だ果たされず、といった気がします。
このチームの誇るべきところは、越県による野球留学がさかんな今日にあって、ベンチ入りした選手は全員道内出身だということ。北日本のチームは、冬になると雪に閉ざされてまともな練習ができなかったため、これまでも「出ることに意義がある」という風に見受けられていましたが、昨今の東北勢の活躍は、関西圏や関東圏からの野球留学によってもたらされたものといっても過言ではありません。そんな中で、生粋の道産子がもたらした優勝は、本当に素晴らしいことだと思います。
今回の優勝をフロックと見る節もあります。でも、北日本のチームは確実に地力をつけている、そんな気がしました。ちなみに、優勝経験がないのは東北6県、北陸4県、山陰2県と、山梨、滋賀、長崎、宮崎の16県だそうです。余計なお世話だ。

200勝投手・工藤公康に最大級の賛辞を

凄いですねぇ巨人・工藤公康。41歳にして200勝達成ですよ。40代での200勝到達は史上初、もちろん最年長記録更新だそうです。もう、昨日はその決定的瞬間を見たくて見たくて、女子ソフト敗戦と同時に、有無も言わさず巨人戦へチャンネルチェンジ。
一時ヤクルトに突き放されかけたものの、工藤自身プロ入り初となる本塁打で逆転するという、まさに昨日は「公康デー」。
巨人といえば、最近は渡辺オーナーの強引とも取れる一リーグ制推進や、明大・一場に対する不祥事(もっとも、あれは氷山の一角だと思いますが)、ファン離れによる視聴率の低迷など、暗い話題ばかりが続いていました。そんな中での工藤公康の200勝達成は、巨人にとって本当に明るい話題だったと思いますし、一見老獪とも思える昨日の彼のピッチングは、観ている一人として震え上がりそうなくらい見事だったと思います。
西武時代は「遊び人」として鳴らしてた工藤のことですので、野球選手としては短命だろうと思っていましたが、ダイエーに移籍して以降も着実に勝ち星を重ねたのは、夫人や家族の支えがあったからなんだとか。
思えば、私が初めて巨人戦を観戦したとき、マウンドに立っていたのは工藤でした。その時、彼は敗戦投手となり、ああ工藤もぼちぼち潮時かなぁ、と思っていましたが、あれから早4年の年月が経ち、昨日のマウンドでようやく200勝達成。
しかも凄いのは、完投で200勝達成というお膳立て。9回、池谷ピッチングコーチがマウンドに駆け寄りましたが、彼は一向に臆する気配も見せず、ベンチも完投を指示。この時ばかりは、堀内監督に拍手を送りたくなりました。
ヒーローインタビューはもちろん工藤。若干目を潤ませながら、「優勝します。絶対優勝します!」と言い切りました。現実はなかなか厳しいものがありそうですが、個人プレーではなく、チームプレーに徹しようという工藤の姿勢に、彼ならまた何かやってくれそうな、そんな予感さえ漂う昨日の巨人戦でした。200勝達成を、自分のバットで、それもプロ入り初の本塁打で決めるというあたりが、何だかとても工藤らしい。
オリンピックの影に隠れて達成された偉業に、心から拍手を。
おめでとうオッサン。まだまだ行けるぞ。

メダルラッシュ

3日もブランクが空いてしまいました。一昨日は、夕刻から高校時代のメンツ数名が集まり飲み会。何だか最後はいろいろあった(友人に絡まれて悪酔いした)みたいなんですが、その刻のあたりの記憶が抜けているという記憶が残っていました。当然極度の二日酔い。とはいえ実は昨日は年次休暇を取っており、そんな二日酔いと夕刻まで格闘していました。以前から不調を訴えていたバイオは結局、重い頭をもたげながら遂にパーティション変更を断行、貴重かつ重要ファイル全てと泣く泣く「さようなら」しました。まさに断腸の思い。本当に悔しい。バックアップ取らなかったんですか?と聞かれそうですが、バックアップする前にエラー続発。バックアップもできない状態だったんです…。まさに泣きっ面に蜂。
ただ、これで生き返ったのかどうかは、実のところ謎なのです。早く立ち上げてみないと…。
さて、今日も「期待していないアテネ」の話題を。
凄いですね。もう、期待していないなんて言ってられません。前言撤回です。
細木数子にして「金は無理」と言わしめた谷亮子。そんな中での連覇は大したモンだと思います。もうこれで谷夫妻は、新婚ながら恐らく今年のベストカップル決定でしょう。決勝を終え、本当に気持ちよさそうな顔で「超気持ちいい」と言い放った北島。「超」格好いいヤツだなぁ、と思えました。ちなみに、「超」というのはこういう時にこそ使うべきで、何でもかんでも超ちょーチョ〜言うんじゃねえよ今どきの若いモン、と矛先を変えてみたり。もう一人の柔道金メダリスト、野村の3連覇なんてこの先間違いなく歴史に名を刻むワケで、さらにさらに体操団体なんて、ちょっと期待はされていたけど、実のところ「やっぱり無理なんじゃないかなぁ」って思わせておいて金を取ってしまうんだから、やっぱり凄いわけですよ。
でね、メダルが全てじゃないけど、この先やっぱりどれだけメダル獲得するかってことに焦点が向けられると思うんですが、以下、個人的希望から。
○柔道 この際、残り全階級で取って欲しい。
○女子レスリング こちらも全員。アニマルの雄叫びが見たい。
○水泳 北島には、もう一仕事。他の選手も頑張って。
○シンクロ こちらも団体でメダルが期待できるのでは?
○体操 個人でもメダル獲得で、体操ニッポン完全復活を。
○陸上 室伏妹は厳しいかも知れないけど、兄は何とかなるかな。末續にもファイナリストとしてちょっと期待したい。マラソンは、正直期待していません。
○野球 もちろん頂点を極めて。長嶋監督のためにも是非。
○ソフト うーん、こちらは正直ちょっと厳しいかなぁ。
○バレー こちらもいよいよ暗雲が…5月の勢いが感じられないぞ。
○ホッケー 参加することに意義がある、のかな?
○バスケ 昨日の試合を制したのは見事。期待していないけど頑張って。
他には、忘れた頃に射撃なんかでヒョイッとメダル獲得したりするので、そんな意外性(失礼)にも期待しています。あ、あと15歳の割にはやたらと幼稚ぶりを露呈してしまった卓球の愛ちゃんは…どうなんでしょう。運動会の時に飾ってあった国旗が全ての国旗だと思っていた、と笑いながらも真顔で話す愛ちゃんには、将来への不安すら感じてしまいましたが…。

オリンピックが始まります…

アテネオリンピックが今晩から始まるらしいですね。何かピンと来ないというか、はぁ、そうですか…といった感じ。なぜでしょう、あんまり興味が沸かないのです。事実、周囲でもオリンピックの話題になった事は、ほとんどありません。むしろ、4年後中国で行われるオリンピックの行方が気になります。
アテネとの時差の関係もあって、リアルタイムで観る機会がもの凄く少なそうだってことも、興味の沸かない理由の一つでしょう。正直、睡眠時間を削ってまで応援しようという気がしない。
数少ない興味を強いて挙げるとするならば…
○馬肉で治療した谷亮子
実は仮病だったのではないか、と一人で疑惑を盛り上げてみる。報道陣をシャットアウトするあたりに、並々ならぬ気合いを感じてしまう。
○長嶋JAPANの七光り、中畑ヘッドコーチ
勝っても負けても来季のプロ野球監督候補決定。
○金も剃毛?北島康介
水泳の北島康介が、水の抵抗を少なくするために全身の毛を剃って試合に臨むと言ってるんですが、となるとスキンヘッドの北島康介が登場するのか?とにわかに期待してみたり。ついでにアチラの毛はどうするんでしょう…(爆)
ところで、そもそもアテネって、オリンピックのできるような状態になったんですか?競技場が未完成だとか、あちこちで爆破騒ぎだとかいろんな話題で持ちきりでしたが…。
過度に期待を寄せた時ほど、その成果が挙げられなかった時のダメージは大きいものです。
シドニー以上の金メダル獲得に対する待望論が日増しに大きくなっているようですが、あまり大きな期待をしない方が賢明ではないかと。
でも、やっぱりがんばれニッポン。