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【Fakeニュース 】#ゴールデン・グロー賞 の創設を見送り

#ゴールデン・アロー賞 とは、一般社団法人日本雑誌協会の日本雑誌記者会・芸能記者クラブにより設立された、その年の芸能界に大きく活躍した芸能人に贈られる賞。第45回(平成19年度)を最後に終了。(出典元:Wikipedia)

#ゴールデングローブ賞 とは、アメリカ合衆国における映画とテレビドラマに与えられる賞。ハリウッド外国人映画記者協会の会員の投票により選定される。毎年1月に発表され、アカデミー賞の前哨戦としての注目度も高い。(出典元:Wikipedia)

#ゴールデン・グロー賞 とは、公益社団法人日本記者クラブより設立が検討された賞。国民とかけ離れた類い稀な感性と特異な意識を持ち合わせ、国民の政治への興味と失望を湧き立たせた政治家や有識者に与えられる賞。
会員記者の投票により選定し、5月に発表される予定であったが、国民には見えぬ力による忖度と裁量により候補者リストの隠蔽、改竄が繰り返されるとともに、候補者の選定における指示系統や最終的な責任者が誰なのかという点に注目が集まり、賞そのものへの注目や焦点が曖昧となる懸念があった。また、会員からも「特定の候補者に投票するよう、既に外部からの強い働きかけがある」との異論が相次いたため、意見集約を先送りし、設立を見送った。
日本記者クラブに問い合わせたところ、「昨今の国会を見ると、候補者が日替わりで現れる。もはや誰が受賞してもおかしくない状況にあり、最終的に誰が受賞者の指示をするのか、判断がつかない」と釈明。「一部の会員に対して外部からの強い働きかけがあったようだが」との問いかけには、「個人のことなのでコメントは差し控えたい」と述べた。
これに対し衆参両院の与野党は一斉に反発。「説明責任を果たしていない」「日本記者クラブだけの責任なのか。完全な詭弁であり、冒涜としか言いようがない」という意見が相次いだ。民自国民党の幹部の一人は「我々を愚弄している」と怒りをにじませながら、周囲の記者に「なぜゴールデン・グロー賞という名前なんだ」と問いかけていた。

荒れる成人式、今年も #fakenews

【荒れる成人式、今年も】 2018年1月9日21時00分発信

●●県××市では昨年、成人の集い(成人式)の最中に逮捕者が出たことから、800人が出席する予定の今年は警備員を4倍の80人に増やしたほか、市職員を含む係員を150人に増強。新成人はもちろん親族にも、クラッカーをはじめとする鳴り物や酒類の持ち込みを禁止し、飲酒していると認められる場合は、酔いの程度に応じて入場を断ることとした。

また、暴れる新成人が壇上に登らないよう、高さ約3メートルの鉄柵を設けたほか、万が一の事態に備え、麻酔銃を手にした猟友会のメンバーを舞台の袖に待機させるなど、徹底した対策を講じることとなった。

××市の成人の集いは毎年「荒れる成人式」として知られており、昨年は犬飼市長の挨拶中にクラッカーや爆竹が打ち鳴らされたほか、一部の集団が壇上に登ろうとする行為が続き、開始からわずか10分で中断。15分後に再開したものの、数名の新成人が壇上に登り、来賓に近づくなどの行動に出た。その際、制止しようとした警察官の腕に噛みつくなど職務を妨害したとして、公務執行妨害容疑で1名が現行犯逮捕された。その一方で会場にいた親族と見られる女性が「一世一代の息子の晴れ舞台をなぜ制止するのか」と激高、係員に詰め寄るシーンも見られた。

市ではこれまでも「市長と来賓の挨拶を一人当たり10分から3分に短縮する」「全くウケないお笑い芸人を登壇させない」などといった対策を講じてきたが、効果はほとんど見られなかった。今後も「荒れる成人式」が続くようであれば、「同じ集団が1か所に固まらないようあらかじめ座席を全席指定にするなど新たな対策を検討しなければならないし、場合によっては開催の意義そのものを再考しなければならない(市関係者)」という。

このことから、市では「苦渋の選択」として今回の奇策に打って出たが、参加者からは「動物園じゃあるまいし」という苦言や失笑の声も聞かれることとなった。

ところが厳重な警戒が続く中、今年は誰もが予想だにしなかった「新成人」が姿を見せた。昨年暮れ、神奈川県や東京都内での目撃が相次いだ、あの「はぐれ猿(推定年齢19歳・牡)」だ。

白の羽織袴姿で突然会場に現れた猿は、新成人に紛れて二足歩行のまま堂々と会場入り。パンダのようなメイクを施した女性の集団が「だからここ、上野動物園じゃないんだけど」と猿に詰め寄るが、全く意に介した様子はない。猿は、落ち着き払った様子で図々しくも最前列に席を陣取り、隣で騒ぐ集団には目をくれることもなく、式が始まると微動だにせず壇上をじっと見つめ、時折メモを取る熱心ぶり。その落ち着いた立ち振る舞いを目の当たりにした関係者は「暴れる新成人よりよほど利口」と口を揃えた。

事情を知る関係者によるとこの猿は、昨年暮れに都内での目撃情報が途絶えた直後、××市の成人の集いに出席するため、月光猿軍団に自ら志願して入門。昼夜問わず徹底的に訓練を受け、「新成人よりも落ち着いた振る舞いを会得した(軍団関係者)」という。ただし、この猿が××市の出身かどうかは不明とのこと。

一方、市が設置した鉄柵の効果は乏しく、鉄柵を難なく乗り越えて壇上に登った新成人の集団は、警備員やスタッフの制止を振り切り、壇上で大立ち回りを繰り広げることとなった。集団の大半はあらかじめ仕掛けられていたワナによって捕獲されたが、ワナに掛からなかった一部の新成人が会場から逃走を図ろうとしたため、猟友会の手によって麻酔銃が撃ち込まれた。やがて麻酔が効いて動けなくなった新成人はスタッフによって捕獲され、動物愛護センターに引き渡された。その後、背中に発信器を装着された新成人は、麻酔が切れる前に郊外の山へと放たれた。

犬飼市長は「色々あったが、今年は一名の逮捕者も出すことなく式を終えることができてよかった」とコメント。一方、市関係者からは「反省だけなら猿でもできるというが、暴れる新成人は反省すらしていない」と嘆きの声が挙がった。
また、猿が何事もなく会場入りできた理由については関係者も首をかしげており、事情に精通する者が事前に情報提供を行っていた可能性があるとして、今後、内部調査を行うこととしている。なお、当の猿は壇上での騒動の最中に忽然と姿をくらませ、その後の目撃情報も今のところ寄せられていない。
一方、山に放たれた新成人は、既に市街地での目撃情報が相次いでいるほか、近所に住む老人の背中に発信器が装着されているのが確認されており、実効性がほとんどないことを裏付ける格好となった。

壇上で暴れる新成人については今後、「少しでも良識ある大人になって欲しい」との思いから、捕獲した後に月光猿軍団へ強制的に送致することを検討したいという。しかし、軍団の関係者は「聞き分けの良い猿より質の悪い人間を、簡単にしつけられるはずがない」と受け入れに消極的だ。

今年も一部の心ない新成人によって式を台無しにされたと憤る他の新成人は「ワイドショーなどのマスコミがこぞってこのネタを取り上げるから、みんなが調子に乗る。でも今年は、貸衣装屋にみんな持って行かれましたね。色んな意味で。」と、晴れの日なのに曇った表情を浮かべた。

××市では来年も成人の集いを開催することとしているが、高さ約3mの鉄柵でも抑止効果がなかったことに衝撃を受けており、一部の関係者は「もはや有刺鉄線か電流爆破装置の導入しかない」と語気を強める。その一方で来年は、先頃7度目の引退を果たした元プロレスラー・O氏を成人の集いに招待することが内定していることから、今後の対応に苦慮することになりそうだ。

BPFD

今日のネタはウソだらけ、噓八百が全くのデタラメならば、嘘六百ぐらい。今晩は空想に満ちた投稿です。あらかじめご了承を。

11月24日は11月最後の金曜日。クリスマスにハロウィンと、他国の行事をあたかも自国の行事のようにパクるのが大好きな日本人が次に目を付けたのが、ブラックフライデー。ちなみに今日は、政府が提唱するプレミアムフライデーでもある。

ここで改めてブラックフライデー、そしてプレミアムフライデーが何なのかを確認しよう。

ブラックフライデー:アメリカ合衆国で感謝祭(11月の第4木曜日)翌日の金曜日のこと。クリスマス・セールが始まり、小売店が大きく黒字になることからこう呼ばれる。

プレミアムフライデー:2017年に日本国政府と経済界が提唱した個人消費喚起キャンペーン。略称はプレ金。プレミアムフライデーにセールやキャンペーンを実施している企業のうち、来店者増加は約7割で売り上げ増加は5割越えであり、イベントとして当初の目的である消費の拡大には貢献している。

ブラックフライデーは、米国において感謝祭の翌日ということで始まったクリスマス・セール。これに対しプレミアムフライデーは、日本の政府主導で始まったものである。

今年からプレミアムフライデーを提唱する政府、与党は、ブラックフライデーが席巻する事態を黙認するわけにはいかなかった。そこで突如登場したのが、政府が直接交渉し、三顧の礼で迎え入れたという強烈なキャラクターだった。

遅まきながらの「ピコ太郎」ブームに便乗しようという魂胆が見え見えだが、既にピコ太郎がブームを過ぎていることに気付いていないあたりが、さすが政府といったところだろうか。

その名も「アソ太郎」。

黒いソフト帽を被り、黒づくめの衣装という華やかさの欠片も感じられないその風貌は、一見すると麻生太郎副総理にも似ている。派手な金色の衣装で全身を包んだピコ太郎とは全く異質の、こちらもかなり風変わりとも言える雰囲気である。そして、プレミアム感が感じられないその姿は、むしろブラックフライデーのキャラクター、といったところだろうか。

会見場に現れたアソ太郎氏は、いつになくまばらな記者席を一瞥すると、ふんぞり返るように椅子に座り、浪曲師のような濁声で自己紹介を始めた。

「アイ、アム、あ、アソ太郎。」

口を斜め30度にひん曲げながら、本人曰く「流暢な」英語での自己紹介にご満悦の表情を浮かべるアソ太郎氏。

誰も質問しないのを見かねた記者が、切り出した。

- 今回プレミアムフライデーのキャラクターに就任した経緯を教えて下さい。

「うむ…大体だな、ブロックだかブラックだかよくわからんけど、そういう黒船みたいな風習を日本に勝手に持ち込むなんぞ考えられないのだよ。大体にして、キミはこの状況をどう思う。」

- ということは、ブラックフライデーには反対、と?

「だから、人の話をよく聞けっつうんだ。お前さん、どこの記者だ?」

(いや、ちゃんと聞いているんですけど…)

「日本人には日本人の気概があると思うんだな。それを…あれだよ、あのー…だから…まあ、つまりだな…ザ・日本を取り戻したいわけだ。うん。」

- …かなり歯切れが悪いようにも聞こえるのですが、それは政府としての方針なのでしょうか。

「ば、バカなこと言うんじゃないよ!オレは別に政府の人間じゃねえんだから。」

- でも日本の景気底上げに繋がれば、それはいいことですよね。

「日本は既に十分なぐらい景気回復してるじゃねえか。これもアベノミクスの成果だ。大体だな、日本の経済は、経済を知らない連中が煽っているだけなんだよ。」

- お、お言葉を返すようですが、そこまで言って大丈夫ですか?

「だから…一番の問題は、今日この場にいるのが、何をしに来たのかわからない連中ばっかりだってことだ。」

- ところで、サイバーマンデーってご存じですか?

「…えっ?(沈黙のあと、小声で)何それ。」

- サイバーマンデー…なんですけど。

「あ、あ、あ、そう…(ニヤニヤ)。ところでアソ太郎の話はどうした?いいのか?ん?じゃ、会見終わり。」

こちらからの質問にはほとんど何も答えることなく、一方的に持論を展開した挙げ句、明らかに狼狽しながら会見場を後にしたアソ太郎氏。

しかし程なくして、動画によるメッセージが一方的に送られてきた。誰がこちらの連絡先を教えたのかはわからない。

動画を再生すると、いきなり「BPFD」なるタイトルが現れた。どうやらプレミアムフライデーのプロモーションビデオらしい。

黒い背景に、黒い衣装で佇むアソ太郎。まるで脂ぎった顔だけが浮き出しているようで気味が悪い。

程なく、聞き覚えのあるリズムが流れてきた。ピコ太郎の「PPAP」とは異なる、スローテンポのリズムに合わせ、アソ太郎がおもむろに唄い出す。

…がしかし、よく聞くと原曲は「PPAP」そのもので、回転数を遅くしているだけのようにも聞こえる。そしてなぜか手には、2種類の缶ビールを持っている。

「アイ、ハブ、ア、ブラック…」

「アイ、ハブ、ア、プレミアム…」

…嫌な予感がした。

腰ではなく口角をクネクネと捻りながら、ラップ調のリズムで歌を続けようとするが、カメラの後ろに貼り出されたとおぼしきカンペの文字が小さすぎて見えないのか、全くリズムに合っていない。

そして、嫌な予感は的中した。おもむろに二つの缶ビールを、一つのグラスに注いだ。

「ブラック・プレミアム・フライ・デー」

やっぱりパクッた…。

口角の捻りの角度が45度を超える。まさにしたり顔で決めゼリフを吐く。

「BPFD」

グラスに入ったビールを飲み干すと、おもむろに手を振り、そして腰を振り、口角を緩めまくるアソ太郎。まさに浪曲レベルである。これはさすがにトランプ大統領の孫も真似しないだろう。

今回の一件で、政府としても景気浮揚対策に力を入れていることはよくわかった。

ただ、経済対策にテコを入れる政府自らが民間の手法を模倣するとは驚いた。

前武雄市長の樋渡啓祐氏が「TPP」ならぬ「TTP」という言葉を提唱していることは、一部の自治体関係者の間では知られた話。※TTP=徹底的(TT)にパクる(P)。

がしかし日本国内を見ると、景気対策も地域おこしも模倣、パクリが横行し、TTPの挙げ句みんなコケているじゃないですか。

だって、そもそもブラックフライデーを提唱する大手小売店が全国各地の郊外にタケノコみたいなショッピングモールを作ってさ、それを他が真似てさ、その結果昔からの商店街がさ…。…あ、いくら何でもこれは言い過ぎか。

さてさてこの先、日本はパクラーまっしぐらになるのだろうか。もちろんパクチー好きの集団ではない。パクリ天国、という意味だ。ブラックフライデーにはじまり、そのうちサイバーマンデーだって国内を席巻するかも知れない。某国がネズミの国や我が国のアニメキャラクターを真似たことを嘲笑していられなくなるぞ。

もっとも、ブラックフライデーの「ブラック」が小売店の黒字を表すということを知った途端、うちは赤字覚悟なんだよ、と「レッド○○デー」をぶち上げるところが、絶対出てきそうな気がするんですが…。

…ところで、サイバーマンデーって一体何なんですか?

(当然のことながら今日のネタは、フィクションです。)

選挙公約を発表します。

実は私ことではありますが、色々思うところがありまして、このたび選挙に出馬することにしました。
今日はその選挙公約を発表します。
マニフェストと呼ぶほど格好いいものじゃない、選挙公約です。

1 暮らし
・中心市街地の高齢化、過疎化対策に全力を注ぎます。
・街灯のほか、全公共機関の明かりをすべてLEDに交換します。
・他人の子どもを他人が叱れる社会を取り戻します。
・人口増加対策の一環として、大学生の転入・転出届の提出を義務化します。
・全ての公園内において、分別のある飼い主と飼い主に従順な犬猫のみの散歩を可能とします。
・カラス対策をどこかに丸投げします。

2 農業・産業
・食糧自給率の向上を目指し、休耕田における米以外の穀物栽培を奨励します。
・りんごジュースの蛇口の設置を推進します。
・県外からのりんごや根菜類には重量税を加算し、歳入の増加に寄与することを提案します。

3 教育
・明らかに規律を乱した生徒児童に対して手を挙げることを「体罰」と呼ぶことを禁止します。
・いわゆる「モンスターペアレンツ」を再教育するための「大人の学校」を開校します。

4 交通・街づくり
・弘前~中央弘前間に新たな鉄道の整備を行い、大鰐~中央弘前~弘前~黒石を一本の鉄道で結びます。
・幹線道路の一部を非舗装化し、車両の通行を規制するとともに、歩道を芝生化します。
・いわゆる箱モノの新規整備を全て取りやめ、道路の穴ぼこ修繕に全力を注ぎます。

5 観光
・まつりの「プレミアム化(その時期、その場所でなければ観られない「まつり」の醸成、季節外れのまつりや花火の自粛)」を推進します。

6 健康
・弘前白神アップルマラソンの「ゴールドラベル※」取得を目指します。
・地域住民参加による町会の美化と健康増進を目的とした「町内対抗雪かき合戦」を開催します。

※「ゴールドラベル」とは・・・国際陸上競技連盟(IAAF)が世界の主要ロードレースを格付けするラベリング制度における最高ランク

7 その他
・できるものはできる、できないものはできないとハッキリ言います。
・上に書いた内容はできないものばかりですが、できるものもあるかも知れません。
・できないものを公約とするのが適当かどうか。そのご判断は、有権者の皆さまに委ねたいと思います。

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(名前の頭にあるロゴがあれっぽいですが、私、別にあれのそれでこれこれしているわけではありませんので悪しからず。)

…で、何の選挙に出るかって?

職場の親睦会の会長選挙ですが、何か文句ある?

(今日はエイプリル・フールです。)

「横綱鶴竜」誕生に、「待った」?

相撲協会、北の湖理事長を再選【2014/3/24 17:20 日本経済新聞】

1月30日に公益財団法人へ移行した日本相撲協会は24日、東京・両国国技館で、新法人で初めての評議員会と理事会を開き、北の湖親方(元横綱)が旧法人に引き続き理事長に選ばれた。

評議員会は池坊保子元文科副大臣ら相撲協会外部の4人と親方経験者3人の構成で、この日は6人が出席。1月末の協会選挙で当選した10人の親方の理事候補について審議し、北の湖親方や貴乃花親方(元横綱)、八角親方(元横綱北勝海)ら10人全員を選任した。直後の理事会で北の湖親方が互選により理事長に就いた。

評議員会では外部理事3人と監事2人も選任した。各理事、その他の親方の職務は4月3日の理事会で決定する。

鶴竜が第71代横綱に昇進 相撲協会が正式決定【2014/3/26 7:21 日本経済新聞】

日本相撲協会は26日午前、大阪市浪速区のボディメーカーコロシアムで大相撲夏場所(5月11日初日・両国国技館)の番付編成会議と臨時理事会を開き、東大関鶴竜(28)=本名マンガラジャラブ・アナンダ、モンゴル出身、井筒部屋=の第71代横綱昇進を正式に決める。新横綱の誕生は2012年秋場所後の日馬富士以来で1年半ぶり。

相撲協会は理事会後に鶴竜の元へ鶴竜の元へ使者を派遣し、昇進を伝達する。

鶴竜は23日終了の春場所で、2場所連続となる14勝1敗の好成績を挙げて初優勝。24日の横綱審議委員会で全会一致により横綱へ推薦された。
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(横綱への昇進が決まった大関・鶴竜)

モンゴル出身で4人目、外国出身としては6人目の横綱。夏場所は白鵬、日馬富士と合わせてモンゴル勢3人が最高位に座る。

26日の理事会では、3代続けてモンゴル人横綱が誕生するという現状を踏まえ、外部理事から名称変更に係る緊急動議が提起され、現在の「日本相撲協会」から「世界相撲協会」への名称変更に向けた議論も行われたが、出席した理事の中からは「この際もう、モンゴル相撲で、いんじゃね?」といった意見や「世界を名乗るには協会の器があまりにも小さすぎ。役員の図体は大きいのに」と蚊の鳴くような小声で呟く理事が現れるなど異論が相次ぎ、結論は持ち越しとなった。

一方、日本相撲協会を所管する内閣府公益認定等委員会では「理事会が評議員会と同日に開催されていること、その理事会からわずか2日間という間隔で臨時理事会が開催されていることを鑑みると、評議員会や理事会が法令に則った適正な手続きを経て開催されたものなのか、甚だ疑問が残る。理事の任期も「2年間」という解釈は、完全な誤り。「待ったなし」で開催した理事会が、無効と「うっちゃられる」可能性も否定しない」と相撲用語を意味もなく交えて苦言を呈しており、北の湖理事長の再任や大関鶴竜の横綱昇進に「待った」を掛ける構えだ。