僕がAmazon Fireタブレットでやってみたかったこと

なければなくてもいいけれど、あると何となく重宝しそうなもの。
先日勢いで購入したAmazon Fireタブレットは、僕にとってそんな位置付けのいわゆる「オトナのオモチャ」みたいなものです。

7インチ、8GBのメモリを搭載し、microSDカードで128GBまで拡張可能である一方、解像度は1024 x 600 、カメラの性能も200万画素という一昔前のガラケーみたいなスペックと正直今ひとつながら、何せ1万円を切る価格というのが凄いわけですよ。
8,980円、何かバーゲンセールの投げ売りみたいな価格設定ですが、更に年3,900円のAmazonプライムに登録することにより、4,000円分のAmazonポイントがバックされるということで、実質5,000円を切る価格でタブレットを手にすることができるわけです。
僕はこれまでタブレットを所有したことがなかったので、まあ、「お試しタブレット」だと割り切ればいいんだろうな、みたいな気分で早速食指を伸ばしてみました。

某雑誌では、「こんな中途半端なスペックのタブレット、買わない方がいい。安物買いの銭失い」みたいなことも書かれていて、正直あまり評判はよろしくないみたい。
何がよろしくないかというと、まずその独特なOSであるFire OS 5 「Bellini」への抵抗があるんじゃないか、と。もう一つは、Amazon独自のアプリに埋め尽くされた画面。そして、Googleのアカウントに対応していない、というのが一番痛い。
…まあでも、よく考えてみると他のタブレットと違って、Amazon仕様に特化されたものなんだからこれはこれで仕方がないのかな、と思っていたのですが。
で、Amazonプライムに仮登録して購入してみたFire、まず何をやったかというと、ビデオから映画「ビーン(字幕版)」をダウンロードしました。言わずもがな、Mr.Beanの映画ね。
この作品を含めて、プライム会員向けに無料で提供されている動画が多数あります。WOWOWで放映されたドラマなどもあります。これをmicroSDにダウンロードしてしまえば、いつでもどこでも観られるワケですね。ただ、正直申し上げて私、映画や動画はあまり観ないので…(この時点でタブレットの購入動機がブレまくっています)。

Amazonアプリストアには、約30万本のアプリが登録されていますが、GoogleのPlayストアは140万本以上。AppleのApp Storeをはるかにしのぐ数のアプリが登録されています。
App Storeのアプリは別として、Playストアに登録されていてAmazonアプリストアにはないアプリを使うことはできないものなのかねぇ…。

…と思っていたら、やはりありました。ググってみたらすぐに出てきました。
モニョモニョすると、特殊なOSを採用しているFire上でもPlayストアが動作し、Amazonアプリにはないアプリの登録が可能となります。というのもこの特殊なOSが、Android OSをベースにしたものなのだからだそうで。

AmazonだとKindleという電子書籍がありますが、なんと、モニョモニョした結果、Xperiaの上で起動していたSonyの「電子書籍Reader」が起動するようになりました。これ、Amazonアプリストアにはなかったアプリです(って、当然か)。
正直言って、これだけでもこのタブレットを購入する意義がありました(購入動機のブレが解消されました。よかったよかった)。

更に、家計簿ソフトとして重宝している「Money Forward」も起動するようになりましたが、画素数の低いFireに装着されたカメラでのレシート読み込みには、どうやら対応していないみたいです。

この他、Amazonアプリストアにはない「LINE」も一部機能が制約されているものの(コインが使えない?)インストールできるらしいです。

一方、写真投稿のSNSである「Instagram」が利用できないほか、FireにはGPS機能がないため、GPS機能を利用するアプリは正常に動作しないらしいです。ということは、「Nike」 や「Runtastic」などのランニングアプリも動作しない、ということに。時々ランニングを嗜む私、さすがに300グラムを超えるこのタブレットを持参して走る気はさらさらないので、GPS機能はいらないといえばいらないし、そもそも200万画素のカメラでInstagramに投稿する気にはなれないのですが…。

僕は敢えてXperiaを音楽再生機器として利用し、Fireについては電子書籍やダウンロードした動画を楽しむ副次的な利用に切り分けようかと考えています。

FireはBluetoothにも対応していますので、将来的にはアレですかね、大して観ることもない動画をインストールして、Bluetooth対応のイヤホンを装着して、ジムで活用するなんてこともやってみたらいいんですかね。何せFireのスピーカーがショボ過ぎます。まあ、日常的・汎用的に利用できるほどのスペックでもなさそうなので、あまり期待しちゃダメなんですけど。でも、もしもFireで音楽を聴くのであればイヤホンは必須だと思います。

実質価格5,000円弱のタブレット、画面が割れたり壊れたりしないのであれば、少しぐらいの酷使もそんなに気にはならないことでしょう。
Amazonに特化したタブレットだけど実質5,000円弱だったらいいか!と購入してみましたが、Playストアのアプリをインストールできるようになったのは、かなり大きいかも知れません。

 

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