Monthly Archives: 6月 2004

父親の手記を読んで

長崎で起きた女児殺傷事件、被害者の父親が寄せた手記を読んだ。悲しくて切ないんだけど、何だか無性に空しくなった。
女子児童の担任教師は、教壇に立つことができず入院したという。他の児童たちはみんな一生懸命登校しているというのに。
こういう事件が起きると必ず議論になるのが、少年犯罪に対する刑罰と、社会構造の歪みやそれを作り上げた大人に対する責任論。
でも、どれもみんな当たり前の話ばかりをして、何一つ問題解決に繋がっていない。
「こういう事件が起きました。悲しい出来事です。」ニュースキャスターは口々に言う。でも…
「こういう事件が起きないためにはどうすればいいんでしょう」
誰も答えることができない。答えてもみんな一般論で、何の役にも立たないような内容ばかり。
結局、誰も的確な答えを持ち合わせていない。そして、こういう社会が悪い、という方向に持って行こうとする。じゃあその「悪い社会」を作ったのは誰だろう。そしてその人たちは、どんな善処策を講じたんだろう。僕自分も含めて…。
きっと世論は、また「社会が悪い。」と無理矢理結論づけようとするだろう。
恐らくこういう事件は、残念だけど今後も続くと思う。そしてそのたびに「社会が悪い」と堂堂巡りを繰り返すことだろう。何の解決にも繋がらない堂堂巡りを。

自画自賛

昨日のblog冒頭でも触れましたが、Photoblogに2枚の画像をアップしました(携帯からは閲覧できないみたい。ごめんなさい)。
土曜日夜から日曜早朝にかけて、釣行に出かけた際にデジカメを持参したのですが、マニュアルモードで撮影した写真が、まるで自分で撮影したんじゃないような、そんな衝撃を受けました。でも、個人的には「こういう写真がデジカメで撮れたら…」という、これぞまさに理想型といった感じでした。アップした2枚の画像は、いずれも青森市内で午前3時過ぎ(笑)に撮影したもの。特に、「The Dawn」(夜明け)と名付けた一枚は、かなりお気に入りです。あ、念のため申し上げますが、別に画像に手を加えたわけでもなく、ちょっとだけ露出時間を長くし、絞りを調整して撮影しただけです。同じ要領で撮影した「Warehouse」(倉庫)は、ロシアあたりの小さな漁港にある古倉庫兼工場みたいな雰囲気と、街路灯や周囲から差し込む光彩が、何か青森っぽくないところといった感じで好きです。
というかデジカメで、いとも簡単にこういう写真を撮ることができるということに、ちょっとした感銘すら覚えてしまいました。
今度は「ブレ」を試してみたいと思います。

1匹だったのに…???

→どうでしょう右の写真。新しいデジカメの本領発揮です。我ながら上出来。→→
久しぶりに釣りに行ってきました。午前3時過ぎに納竿、午前4時30分頃帰宅→睡眠。でも、8時には目が覚めてしまったので3時間ちょっとしか寝ていないんですが、安田記念で馬単、三連複(計17,000円)をゲット、それだけで睡眠不足から解き放たれました。
さて、昨日の釣果。釣れるには釣れるんですが、型が小さい。某温泉街周辺の海岸で、目的もなく打ち上げ花火に興じる若者を尻目に始めたのですが、とてつもなくデカイ獲物(30センチはオーバーしていたと断言できます)に仕掛けを切られ意気消沈、その後場所移動。
で、青森市内の中心部付近で釣りを始めたのですが、10センチにも満たないような小物ばかりが釣れ、「ああ…今日はクーラー空っぽだなぁ…」と思っていたところに釣れたのがこの一匹。結局昨日はこの一匹だけが唯一の収穫でした。

背筋をピンと伸ばして28センチのクロソイは、惜しくも尺足らずでした。市価780円、といったところでしょうか。
ところが、帰宅してクーラーをみると、二匹に増えているんです。それも、釣った記憶のない「鰯」が一匹。
そう。どうやらこのクロソイが口の中に詰め込んでいたらしいんですね。
さすがにこちらは喰う気がしないのですが、クロソイの方は私の手でしっかり捌かせていただきました。今日はクロソイの刺身とアラ汁です!

「Body Style Water」を飲んでみました

コカ・コーラと資生堂のコラボによるアロマワークス。資生堂が化粧水を販売し、コカ・コーラは同じパッケージの飲料水を販売。それがこの、「ボディースタイルウォーター」です。
化粧水はちょっとだけ試用してみたのですが、グレープフルーツの香りが心地よく、気分が落ち着くような、なるほど「香りが気分に働きかけるグレープフルーツの香り」というのも頷ける商品でした。
一方の飲料水。内容量が410ミリリットルと、通常のペットボトル飲料より内容量が少なめながら、143円という価格設定を考えると、若干割高感が否めません。が、しかしそこは資生堂とコカ・コーラのコラボ商品。ちょっと期待を寄せてみましょう。
エネルギー0、タンパク質、脂質ともに0と、いかにも「ダイエット美容飲料」を彷彿させる内容です。
では、いただきまーす。

……(しばし絶句)。

マズい!

(と、再度口に含む)

……(やはり絶句)。

(こ、これは劇的にマズいかも…)

今まで飲んだ水の中でも、ワースト3に入りそうな勢い。
といいつつ何度も口に含みながら、僕は一体何を期待していたんだろう、と考えていました。
そうなんです。僕は「味」に期待を寄せすぎていたのです。よく考えれば、単なる水に1%の果汁が入っているだけですから、味がしないで当然なのです。ただ、グレープフルーツの香りが漂ってきたために、それに見合った「酸味」を求めすぎていたのですね。
もう一度パッケージを見直し。
「フレーバーウォーター」の文字が。「味」ではなく、アロマ効果のある「香り」を楽しむ水だったのですね…。
うーん。言われてみれば、眠気が取れて気分がちょっと軽くなったような…(←単純ですな)。
香りが好きな人は好きかも知れません。でも、多分僕はもう買わないと思うけどね(笑)。

定員の「謎」

今朝、快速電車に乗りながら向かいのホームに停車している車輌を何気なく見たら、「定員114」の数字が。
その時、どうでもいいことをふと思ったのです。例えば、朝夕や帰省ラッシュの時に使われる「乗車率○○%」というのは、どういう算定で出しているんだろう、と。ついでに思った。これって、何かの法令に違反していないのかな?と。
例えば車。それぞれの車両の乗員数は定められており、例えば5人乗りの車に7人乗って公道を走ると、道路交通法違反で検挙されます。単純に計算すると、7÷5で「乗車率140%」ということに。同じく飛行機も、運行の安全上、定員以上の乗客を乗せるということはまず考えられません。
転じて鉄道。不思議なことにこちらは、定員が120%であろうと300%であろうと、それを咎められることはないんですね。
ちなみに。鉄道営業法には次のような規定が。
「第26条 鉄道係員旅客ヲ強ヒテ定員ヲ超エ車中ニ乗込マシメタルトキハ30円以下ノ罰金又ハ科料ニ処ス」
要するに、混んでいる電車に駅の係員が「無理矢理乗客を押し込んだら」罰金、ということになるわけですね。
はて…。
こっちじゃ通勤ラッシュというのにはほど遠いので何とも言えないのですが、首都圏やその近辺では結構こういう光景を目にしませんか。
ただ、「強ヒテ」ということなので、「自発的に」電車に乗り込んだ場合は、これは罰金を処されない、ということになるのでしょう。多分そういう解釈なんだと思います。よって、自分から満員の電車に乗り込んで、無理矢理押し込まれたことに腹を立て、駅員に「あんた、それ罰金だよ」と食って掛かるのはお門違い、ということになりかねませんのでご注意を。
さて、話がちょっと「脱線」してしまったようですが、乗車率も実は結構曖昧というか、鉄道会社が勝手に作り上げている数字なんだという感じがしませんか。大体、乗客の実数を駅員や車掌がいつもカウントしているとも思えないし。
で、結論。車輌の定員そのものは、実際あってないようなものなのかな、とか思ったりして。ラッシュ時に座席が消える「立ち席専用」の車輌なんかを考えると、あれは「定数」ではなくて「不定数」ですしね。
この辺のお話、ご存じの方がおられましたらご教示を。