Monthly Archives: 11月 2005

初雪

今朝の最低気温は3度。
最高気温も10度に届かないらしい。
うっすらと白く覆われた山肌。
冷たい風が、鋭利な刃物のように頬を撫でる。
霙交じりの雨は、散弾銃のように身体を打ちつける。
鉛色の空を見上げ、ハーッと息を吐く。
真っ白な息が、冷たい空気と同化した。
身を剥がされ、骨だけになった傘が転がる路上。
朽ちた枯れ葉は雨に打たれ、歩道の上にへばり付く。
コートに身を纏い、いつもより先を急ぐ人々。
路上に横たわる初雪の残骸を踏みしめる。
この街が白く覆われる日も、遠くなさそうだ。

マスク

ここ最近、白いマスクを装着して通勤している。
そのまま出勤するので、当然周囲からは「風邪ですか?」と聞かれる。
面倒くさいので「ハイ、ちょっと風邪気味で」なんて言っているが、実は風邪ではない(ちょっと怪しいけれど)。
マスクをしているのには、それなりの理由がある。

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今年最後の船釣り釣行記

既に釣果の画像だけ投稿しておりますが、その釣行記です。
もしよろしければ、私の七転八倒ぶりをご覧ください。

早朝3時40分起床。友人Tが4時15分に僕の家の前に迎えにやってくる。途中、Tの知り合いのYさんを乗せ、一路青森に。情報によると、前日は10匹の鯛が、前々日は20匹の鯛が釣れたとか釣れなかったとか。大体こういう情報は、アテにならない。前日、前々日の釣果が良かったからと行って、僕たちが釣りに出かける日も同じような釣果が見込めるかといえば、それは何とも言えないからだ。
今回乗船するY船長の遊漁船は、これまで8回乗船している。しかしながらこの船上では、たった1度しか鯛を釣り上げたことがない。それも、生まれて初めて釣り上げた真鯛で、体長は64センチ。今まで釣り上げた中で、最大の魚。状況を考えると、どうみてもフロッグとしか思えなかったのだが、結局陸奥湾内で釣り上げた鯛は、これ1匹のみ。
さて、どうなることやら…。

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長州力に見る昨今のプロレス考、など。

昨日行われた「ハッスル・マニア」。日刊スポーツの1面を飾るとは恐れ入りました(確かに他の話題に乏しかったかも知れませんが…)。確かに「話題提供」には事欠きませんでしたが、あんなに注目を浴びているとは思いもしませんでした。
…で、結局目立っていたのは、予想通り元彌とHG。次いでインリン、ケンゾー&浩子、セッチー。
ケンゾーを除く本業のレスラーは、すっかり押され気味でしたな…。
ちなみに「X」はジャガー横田に藤原喜明と、こちらは僕の予想通りでしたね(っていうか、ガッチガチじゃん。笑)。
そんな中、長州力と坂田亘(○池栄子の彼氏だと言われている人です)はリング上でまた例のごとく「何がやりたいんじゃ、こるぁあ!!」と罵りあっていたみたいですが(青森でもやってました)、今のハッスルのリングだと、彼らの存在はちょっと浮いている感じがしました。他の「ちゃんとした」リングでやり合った方がいいような気がしないでもない。
でも、ハッスルを機に新たなプロレスファン、若しくはプロレスに興味を持ち始めた人が大勢いることを考えると、「ハッスルこそがプロレスだ」と考えられるのもちょっと(いや、かなり)困るわけで、そういった意味では、彼らが彼らなりにガチンコのプロレスを繰り広げるのを観た観客が「おお、すげぇ」みたいな感じに思うのは、それはそれでいいことなんだとは思いますが…。

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