Category Archives: 事件事故

二度あることは三度ある。


岡村靖幸容疑者、覚せい剤で逮捕…3度目
2月6日8時0分配信 スポーツ報知

シンガー・ソングライターの岡村靖幸(42)が覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕されたことが5日、分かった。岡村容疑者は02年、05年にも薬物事件で逮捕されており、今回が再々犯。今月14、18、20日にコンサートを予定していたが、すべて中止される。

岡村容疑者は88年にデビューし「イケナイコトカイ」などのヒット曲のほか、川本真琴らのプロデューサーとしても活躍。02年に覚せい剤取締法違反で逮捕された。執行猶予中の05年4月、東京・渋谷のレコード店のトイレで覚せい剤を使用し逮捕。懲役1年6月の実刑判決。

昨年10月には全国ツアーをスタートしたが、11月13日の公演で左ふくらはぎを負傷。全治2か月の診断を受け、ライブ活動を中断していた。18日の名古屋公演はツアーの振り替え公演だった。

朝、電車に乗り込んでこのニュースを目にした時、正直、ドッキリかキツい冗談だと思った。

四字熟語やことわざの中には、似たような言葉でありながら、その時の状況に応じて都合よく使い分けできるものがいくつかある。

七転八倒、七転び八起き、みたいに。

二度あることは三度ある。
三度目の正直。

これらの言葉も同じ「三度」という言葉を含みながら、その意味は正反対のことを指している。
残念ながら今回の一件は、前者となってしまった。いや、もう「残念ながら」などと口にするのもバカらしいぐらい、呆れている。

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司法と私情

「量刑の差に不公平感」 「法律をきちんと判断」 3児死亡事故 懲役7年6月判決 「危険運転」見送り賛否

1月9日10時9分配信 西日本新聞

福岡市東区で2006年に起きた飲酒運転3児死亡事故で、8日の福岡地裁判決は、危険運転致死傷罪の適用を見送り、元同市職員今林大(ふとし)被告(23)に対し、業務上過失致死傷と道交法違反(酒気帯び運転など)の罪を適用し、懲役7年6月(求刑懲役25年)を言い渡した。危険運転致死傷罪は立証が難しいとされる中で、今回の裁判所の判断については賛否が割れており、同罪の適用基準の明確化など、議論を呼びそうだ。

■3児死亡判決骨子
◇被告は事故当時、酩酊(めいてい)状態とはいえず、アルコールの影響で正常な運転が困難な状況にあったとは認められない
◇被害者の車を事故直前まで発見できなかったのは、脇見が原因
◇危険運転致死傷罪は成立せず業務上過失致死傷と酒気帯び運転の罪に当たる
◇結果の重大性、悪質性などから業務上過失致死傷罪の併合罪の最高刑に当たる懲役7年6月の実刑で臨むのが相当

危険運転致死傷罪どころか極刑にしろ!という極論まで出ている今回の判決。この判決に関してのブログや日記を見ると、その多くが「判決に疑問」という内容です。

確かに判決の骨子だけを見ると、これじゃ何が酒気帯びで何が飲酒運転なのか?という疑問も湧いてきますし、時速80-100キロで12秒も連続して「脇見運転」しておきながら、これが危険な運転ではないというのであれば、目隠し運転で初めて危険な運転と認定されるのだろうか、なんていう疑問も沸々と。
感情論だけで言うならば、確かに3人の子供を死なせておきながら、僅か7年6月の実刑というのはどうなのよ!というのもごもっとも(実際僕もそう思いました)。亡くなった3人の命を思うと、最低あと200年は刑を追加してもいいぐらい…。

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二つの死に接し、感じたこと

慶応大病院が舞台となった二つの死。

ZARDの坂井泉水さんが亡くなりました。
不慮の事故による突然の死。
死因は脳挫傷ということですが、何故そういったことに至ったのかに関しては、彼女のこれまで生き様同様謎に包まれています。
もっとも、そんなことを知ったところで彼女が戻ってこないのも事実。
事故だったにせよ自死だったにせよ、彼女の歌はこれからも多くの人たちによって、歌い愛され続けていくことでしょう。
しかし、子宮頸ガンの闘病の中、肺へのガン転移が見つかったとのこと。歌うことを生業としている彼女にとって、肺ガンの発覚ほどショックだったことはなかったのではないでしょうか。

僕は熱狂的なファンでもないし、彼女の音楽を熱心に聴いたことなんてほとんどないんですが、かなり近い世代として衝撃を受けたことは事実。
謹んでお悔やみ申し上げます。

そしてもう一人。

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小さな心の傷

武富士放火殺人で上告棄却、小林被告の死刑確定へ

2001年、青森県弘前市の消費者金融「武富士」弘前支店が放火され、5人が焼死した事件で、強盗殺人と現住建造物等放火などの罪に問われ、1、2審で死刑判決を受けた無職、小林光弘被告(48)の上告審判決が27日、最高裁第3小法廷であり、上田豊三裁判長は、小林被告の上告を棄却した。
小林被告の死刑が確定する。

判決などによると、小林被告は01年5月、同支店に押し入り、ガソリン混合油約4リットルをまき、「金を出せ、出さねば火をつけるぞ」などと脅したが、支店長らが応じなかったため、火をつけた紙片を投げ入れて逃走。火は混合油に引火し、店内にいた従業員9人のうち、5人が焼死し、支店長ら4人が重軽傷を負った。

あの忌々しい事件から間もなく6年。当時僕は、日本海沿岸に位置する鰺ヶ沢町にある出先機関に勤務。その日は午後から妻の祖母のお通夜が営まれていることになっていたので、午前中で仕事を切り上げ弘前市内に戻る途中だった。

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他人事でなくなった鳥インフルエンザ

今日は鳥インフルエンザのお話を。

ご存じのとおり今年に入り、宮崎県と岡山県で鳥インフルエンザが確認されています。着任したばかりの宮崎県・東国原知事にとっては、まさにいきなりやって来た試練といったところでしょうか(傍目から見ると知事は非常に迅速に対応しているように思えますが、やはり「嫌がらせ」のようなことはあるらしいです)。

養鶏場への立入禁止や半径10キロ以内の鶏(鶏卵含む)の移動禁止、養鶏場への消毒用石灰の配布など様々な対策が講じられる一方、発生が確認された養鶏場では、何万羽ともいう数の養鶏が処分されています。
手塩にかけて養鶏を育てた業者にとってはまさに断腸の思いでしょう。こういった被害はまさに死活問題であり、周辺の養鶏場から出荷される鶏に対しても風評被害が懸念されています。

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