Category Archives: 釣りの話

3月22日 午前1時37分

干潮から満潮へと切り替わる時間帯。空にポッカリと浮かぶ満月が、影を映し出すほどの光彩を放つ。

しかし、その明るさとは逆に、釣果は真っ暗。アタリもロクになかった…約半年振りとなる陸釣りは、見事なまでの撃沈に終わった、とさ。

嗚呼…。


幻の湾内カーニバル

金曜日の夕方。
滅多に掛かってくることのない携帯電話が突然鳴った。見覚えのない電話番号。恐る恐る出ると相手は、よく一緒に釣行に向かっていたT先生だった。恐らく初めての電話、タガシ先生からこちらの番号を聞いたらしい。

「急で悪いんだけど、明日釣りに行かない?」

このT先生、船舶免許を持ち、中古の小さな船を所有している。
聞くと、お盆前日は湾内がお祭り騒ぎで、型のいい真鯛が次々と釣れたとのこと。
「いやぁ、この間のポイントに明日も行こうと思ってさぁ…。」

一瞬イヤな予感がよぎる。大体、釣れた話を聞いた後の釣果は、散々な事が多いのだ。大体、この間の船酔いショックの傷もまだ癒えていないのに。

一瞬考えたが、特に用事もなかったし、せっかくのお誘いなのでお世話になることにした。

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精根尽き果てた…

昨日携帯から送信した52センチの真鯛は、文字通り死に物狂いで釣り上げた一枚。では、改めて昨日一日のおさらいを…。

今季初の鯛釣りのため、午前2時30分(!)起床。
午前3時、いつものタガシ先生が愛車ステップワゴンでお迎えにやって来た。
既に畏友ザワとS先生が乗り込んでいる。その後更に二人の先生を迎えに行き、いざ津軽半島北西部に位置する小泊港へ向かう。
まだ日は昇っていないものの、あいにくの曇天で、いつ雨が降り出してもおかしくない空模様。風はあまりなさそうだが、沿岸には既に波が押し寄せているのがわかる。
出港できるのかという一抹の不安を抱きながら、午前4時30分頃小泊港に到着。
船頭のYさんはそれから約15分後に到着。冴えない表情で空を眺めながら、「厳しそうだな…」とつぶやく。

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84センチ

最近、すっかり海から遠ざかってしまっております。
基本的に僕たちの釣りというのは、深夜にかけて防波堤の上から根魚を狙うというスタイルなのですが、時には船に乗って真鯛釣りに行くこともあります。とはいえ僕の場合、船釣りなんて年に1?2度あればいい方で、最近は暖冬少雪だったにもかかわらず、週末根魚釣りのお誘いもなくなってしまった、といった状況です(いや、いろいろと忙しいかったんだよ、マジで)。

仕事の方が落ち着いたら再び繰り出す機会を伺おう、なんてことを考えていたところ、僕の釣りの先生でもあり畏友でもある、平日教師週末漁師という二足のわらじを履く男(笑)、T先生から一通のメールが。
何でも、本県にある浅虫水族館の企画に応募したところ、見事入賞したので見てね♪というものでした。

万人が閲覧可能なHPに掲載されるということは、別にここで紹介しても支障ないのかな?T先生、まずかったら言ってね(笑)。

このサイトに掲載されている写真の下から3番目が、釣りの先生でありかれこれ20年以上の付き合いとなる畏友T先生。

http://www.asamushi-aqua.com/event/2007syasinnten-happyou.html

俺が自慢してどうする?という話も聞こえそうですが、T先生の釣りのスキルはハンパではないです。必ずと言っていいほど結果を出す人間です。

抱っこしている真鯛の大きさ、どうでしたか!?
このサイズは勿論滅多にお目にかかれるものではありませんが、ワンランク下のサイズ(60センチクラス)であれば、3度に1度は見かけているような気が(但し、自分で釣り上げるわけではないのが哀しいところ…)。

それにしても、何度見てもあり得ねぇデカさだよな…。思わず「作り物ですか?」と聞きたくなるくらい。僕の記憶違いならT先生に修正してもらわないといけないんですが、確か内輪の基準となったのは、僕が3年ほど前にむつ湾内で釣り上げた64センチ。あの頃は僕もすっかり鼻高々でありましたが、その後記録はあっさりと塗り替えられ、このままだと今年には半間(約90センチ)サイズ突破も見えて来ているのかな。今では64センチも遠く霞む記録となってしまいました。

あ、ちなみにこの真鯛、お味の方は「……….。」だったそうです(笑)。

余談ではありますが、T先生の上に掲載されている写真、実はT先生の愛娘だということは、T先生の同意も得ずに暴露します。

食い渋り・食い漁り

早朝4時帰宅。極度の食い渋りに遭い、釣果は散々でした。待ち構えていたのはサプライズどころかやっぱりハプニング(ライントラブル発生でリールが使い物にならず)で、T先生からお借りしたリールでクロソイとカジカをそれぞれ1匹ずつ釣り上げて終わりました。T先生ですら3匹か?4匹か?その程度しか釣り上げることが出来なかったんですから。いやはや、釣りは奥が深いですな(笑)。

倒れるように眠り込み、8時30分起床。その割には目の充血が少なく、腐ったマグロみたいな顔にはなっていませんでした。
お昼になり、法要のため昨晩から来弘していたへな子さんのお母様、そしてごきょうだい(の夫妻2組)と再会を果たしました!

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