僕の夏休み2019 Days1 #初の四国・松山上陸記


6月に山下達郎のコンサートを青森で観た際、「来年はコンサートツアーをお休みする。」といったことを話していた。2019年のツアーはまだ始まったばかりだったが、これは何とかもう一度観ておいた方がいいな、と朧気ながら考えるようになった。

とはいえ、コンサートを観に行くだけでも時間と金がかかる。何とかうまい方法はないか、と思案しながら思いついたのが、夏季休暇を利用した「遠征」だった。

ここ数年、7月の早い時期に夏季休暇を取得し、沖縄を訪問することが続いていたが、今年は仕事の関係で夏季休暇の日程を決めかねていた。

こうなったら、日程ありきで動くしかない。休暇の取得時期を9月中旬に定め、9月11日の松山市民会館、15日の大阪フェスティバルホールでの公演に抽選を申し込んだ。
東京と大阪の公演はチケットの入手が非常に難しいということを聞いていたので、大阪よりも松山に狙いを定めていた。

結局、予想通り大阪のチケットは落選となったが、松山は無事にゲットすることができた。
なんでわざわざ青森から愛媛・松山に足を運ぶんだ?と思われる方もいるかも知れない。

理由は3つあった。

  1. 空港から市街地への移動が比較的楽なこと。(リムジンバスの運行本数が非常に多く、乗車も短時間で済む。)
  2. 沖縄への直行便が運航されていること。
  3. そもそも四国に足を踏み入れたことがないこと。

これでコンサートありきの「遠征」、そして夏季休暇の取得が決定した。

しかし、9月に入ってから台風の発生頻度が一気に高くなった。台風15号は首都圏を直撃し、千葉県で大きな被害が出たことは、ご存知の通り。

その後も南太平洋の上に続々と現れる雲の塊の行方に気を揉みながら、いよいよ11日からの夏季休暇がスタートした。

普段通りに起床し、普段通りの時間に自宅を出発。ただ普段と違うのは、仕事ではなく完全に遊びに行く格好だったということ。

青森空港7時35分発の羽田便に搭乗し、機上の人となった。羽田で乗り継ぎ、9時半過ぎには松山便へと搭乗。ちなみに、青森から羽田、羽田から松山の使用機材が一緒だったため、客室乗務員も一緒だった。

9時45分。定刻に6番スポットを離れた飛行機は、一路松山を目指して離陸する。

せっかくなら機上から富士山を眺めようと右の窓側席を確保していた。

しばらくすると、機長がアナウンス。「進行方向の左手下に、富士山を御覧頂けます。」
嗚呼、やられた。。。

定刻より少し早い11時10分頃、松山空港に到着。自宅を出て5時間も経過していない。

とうとう生まれて初めて四国の地に足を踏み入れた。そして、愛媛といえばまずはこれだ!

…が、先を急ぐのでここはスルー。

空港からはリムジンバスで市内を目指す。せっかくならば、コンサートの始まる少し前まで松山市内を散策しようという魂胆だ。次はいつ来れるかわからないし、ひょっとしたら二度と来られないかも知れないんだから。ということで、バスで道後温泉へ向かい、周辺を散策しながら昼食。

ちなみにこの日の松山市は33度まで気温が上昇、ちょっと歩いただけでも汗が流れ落ちてくる。平日の真昼間から生ビールを飲み干し、鯛飯を喰らうという、罪悪感にも似た後ろめたさ。

いや、今日から僕の夏休みなのだ。堂々と非日常を楽しもう。

道後温泉駅から、路面電車に乗車して大街道へ移動。目的地は、松山城。
ロープウェイに乗車し、約3分で山の中腹に到着。

ここから更に徒歩で松山城を目指すこととなるが、ちょっとしたハイキングだ。
それなりの上りが延々と続く。

城のそびえる勝山の標高は132メートルだそうだ。しかし、暑さと上りの連続で、さっきのビールもすっかり汗となって消えてしまった。ようやく松山城が見えてきた。

現存天守閣12城の一つ。実は、弘前城もその一つなのだが、同じ城として名を連ねていることに、正直ちょっと小恥ずかしさを覚えた。

城の中を見学した後、再びロープウェイで下山。

空港の350円ジュースではなく、物産館の100円ジュースを飲んでみた。

( ゚Д゚)ウマー

その後、JR松山駅前にある本日の宿へ向かった。松山市にはJRの松山駅と伊予鉄道の松山市駅があり、圧倒的に後者の方が栄えている。

一方のJR松山駅周辺は…うーん、何とも表現しがたい。

ただ、ホテルの部屋にヘルメットが備え付けてあるのには驚いた。少なくとも僕がこれまで宿泊したホテルで、ヘルメットを備え付けていたのはここが初めてだ。

どの宿泊先でも同じことが言えるが、非常口の案内はされるけれど、どこに避難すればいいのか、近隣の緊急避難場所や指定避難所の案内をされたことがない。これも案内されたら、このホテルの防災対策はホントに凄い!と思うのだが…。

もう一つ驚いたのは、路面電車と郊外線のレールが道路上で平面交差していたこと。

ダイヤモンドクロッシング?というらしい。新幹線と在来線のように、線路同士が交差するのは秋田新幹線や山形新幹線で見たことがあるが、同じ軌道幅のレールがほぼ格子のように、しかも道路上で交差しているのを見たのは初めてだった。そもそも僕にとって路面電車自体が非日常的な存在なのに、その上こんな珍しいものを見ただけでも松山までやって来た甲斐があった、と思った。

さて、18時半から始まった肝心のコンサートは、2階席の深い位置から鑑賞することとなったが、もう一度足を運んでよかったな、そう思える内容だった。

翌朝、6時頃から松山市内をジョギングしてみることに。目指すは昨日も訪れた松山城だ。城山公園から本丸へと続く、まるでトレッキングのような林の中を上り続ける。132メートルとはいうが、野生動物や蛇でも現れるんじゃないかとドキドキしながら無事「登城」を遂げた。

ホテルへ向かう帰り道。どうしても路面電車の中から見た例の交差が気になる。片側2車線の道路に設置された遮断機を横断する複線のレール。そして、その道路の間を突き抜ける路面電車のレール。

と、その時だった。
突如踏切の警報機が鳴り始め、遮断機が下がったのだ。

こ、これは!と思って後ろを振り返ると、なんとそこには路面電車が!
思わずスマホで動画を撮影し始める。
汗だくのTシャツにランパン姿のオッサンが何やらスマホを向けている光景は、さぞかし怪しかったことだろう。

4両編成の電車と路面電車がクロスする不思議な光景を見届けた後は、JR松山駅の横にあるガードをくぐって反対側へと出て、再び元の道を戻る。元鉄ちゃんの血が騒ぐのか、こんなのが目の前にあるのを見るとウハウハしてしまう。

ガード下から地上へ伸びる階段を昇り始めた時、階段の横に何やらロープのようなものがぶら下がっているのが見えた。

ん…?
……!!!!

何とそれはロープではなく、蛇だったのだ!なんで松山城の林の中では見なかったのに、こんな街中に蛇がいるんだ!

…と、全身に鳥肌を立てながら、慌ててホテルへ逃げ帰った。

(続く。…予定)


投稿者: のんべ

1971(昭和46)年 青森県生まれ。弘前市在住の青森県職員。 プリンスとビールと豆腐とラーメンを愛する。安いカメラでいかに安っぽくない写真を撮影するかに興味あり。 ブログの内容の多くは、いつの間にか趣味となった「走ること」がメインです。