Monthly Archives: 7月 2004

東京の不思議

どうもどうも。今朝一番(といっても8時30分頃ですが)の新幹線に飛び乗り、1泊2日の東京出張から戻ってきました。
折しも出張日が梅雨明けの日とかち合うこととなり、暑いとは覚悟していたのですが、ホントにシャレにならないくらい暑かった。熱中症で倒れる人が出るのも頷けます。
東京ドームの近接する場所にある建物で会議だったんですが、丸ノ内線後楽園駅に降り立つと、そこはもう灼熱地獄。日陰を探しながら歩くも、全体が熱風に覆われている感じで、無意味でした。約5分ほどで会場に到着したのですが、あれ以上歩いていたら、恐らく汗まみれになっていたことでしょう。
ところで。実は昨日は、スーツの上着を持参しませんでした。礼を失するかな、と思ったんですが、暑さには勝てないと考え、持参することをやめました。弘前から青森経由で八戸にむかう特急の車内。半袖にネクタイ姿は僕しかいませんでした。サラリーマンっぽい方々は全員スーツの上着を着用。八戸で東北新幹線に乗り換え、(中略)、盛岡、仙台と停車するも、やはり皆さんスーツを着て乗り込んで来ます。
(あちゃぁ…失敗したかなぁ)と内心思いつつ、大宮に到着するあたりから、ふと反対側のホームに立つ人たちの姿に変化が。ネクタイ姿の人たちが、上着を着用していないのです。上野に到着する頃には、7割位の方が、半袖にネクタイ姿で下りの新幹線を待っていました。東京に着くと、スーツを着込んだまま新幹線から降り立った人たちが一斉にしかめっ面。そりゃそうです。最高気温36度だっていうんですから。
で、何が不思議かと思ったかと言えば、それでも半数以上の人がスーツを着たまま歩いているという状況。電車の中なら冷房が効いているからとか、何となく上着を着るのもわかるような気がする(それでも僕は上着を着るのはイヤだな)のですが、中には、首筋や額から大量の汗を流し、何度もハンカチで拭いながら外を歩く人も見かけました。別に移動中なんだし、そんなに暑いのなら上着脱げばいいじゃん…と単純に思ってしまうのですが、どうなんでしょう。夜のビールを美味しく飲むためでしょうかねぇ(笑)。
ところで、昨日の宿泊先は東京ドームの目の前でした。前半戦の折り返しで、プロ野球公式戦が行われないことは知っていたのですが、やたらと子供連れの親子がドームに向かっていきます。きっと、何とか戦隊のショーでもやるんだろう…と思っていたんですが、まさか日本代表対キューバ戦だったとは…(涙)。しばらく悔いが残りそうです。

一体何だったのか…

僕の住む弘前市を含む、12市町村でつくられた「津軽南地域市町村合併法定協議会」が、9日解散しました。これまでの合併を見ても、12市町村が一度に合併することなどあり得ないだろうと思っていましたし、まぁいつかはこうなるんじゃないかな、とは思っていましたので、驚くには値しなかったのですが、その理由が非常に後味の悪いというか、今まで重ねて来た協議は何だったんだろうと、腹立たしささえ覚えてしまいます。
どこの市町村でも合併の際に問題となるのが、議員定数。津軽南法定協では、この議員定数の問題ばかりが取り沙汰されていました。というのも、合併後在任特例を採用した場合、定数上限は201となります。たかだか30万人の都市に、200名を超える議員が本当に必要なのか。弘前市は法定数48を主張したのに対し、他の11市町村は定数上限を譲らず、結局ここから軋轢が生じ、解散となったのです。
この間、いわば住民不在の議論が尽くされたといってもいいでしょう。大体、201名の議会をどこで開催するのでしょうか。バカらしい。だいたい、合併後も、赤字体質から脱却できないというのに、なぜ議会にばかり金を注ぎ込まなければならないのでしょう。11市町村の言い分は、合併後の地域の声が届くように、という大義名分のようですが、そのために201名の議員がなぜ必要なのか。もう一つの選択肢として、法定数の2倍(96名)とし、選挙をするという選択肢もあったのに、議員資格に固執したいがためか、全く話題にも上らなかったようです。
四国香川県。新設合併で誕生した東かがわ市では、在任特例を採用し、定員上限のまま議会を立ち上げた途端に住民リコールが起き、わずか40日で解散に追い込まれた、ということがありました。
もしも、の話になってしまいますが、仮に今回の合併後の市が定員上限を採用した場合、僕も率先してリコール運動に参加していたことでしょう。
もっとも、今回の解散は、僕は結果としてよかったんだと思います。合併を急ぐあまり、議論があまりにも拙速すぎて、このまま合併してもメリットはないと思ったからです。
既に新たな枠組みで合併を模索する動きもあるようですが、どの選択が議員にとって最も賢い選択なのかを考えるのではなく、住民にとってどのような合併を進めることが最も賢いのかを考えるべきです。議員の役割とは、そういうことではないのかな。違うかな、議員諸君(と偉ぶってみる)。
さぁ、今日は参院選の投票日です。投票してこそモノ言えるたちばなのです。白票でもいいのです。それもあなたの意思表示なのですから。投票所には足を運びましょうね。

妻の誕生日

今日は、妻の誕生日である。本人にも申し訳ないので、一応年齢は伏せておこうと思う。
思えば、知り合ってから約15年も経つわけで、よく飽きられなかったなぁ、というのが率直な感想。
これは僕の勝手な思いこみなんだけど、お互いに「やりたいこと」を認め、ある意味で放任しているから、こういう関係がずーっと保たれているんだと思う。そういや昔、「束縛されるのがイヤだ」みたいなことを言ったような言われたような。
結婚してからは、何か誕生日を祝うことがちょっと照れくさくて、しばらくそういうイベントから疎遠になっていた(ただし今年は、「誕生日プレゼント」と称して新しい眼鏡を買ってあげたのだ)けど、今日はちょっと早く帰って妻の帰宅を待ちたいと思う。
でも、正面切って言うのはやっぱり恥ずかしいから、この場を借りて(スマン)。
誕生日おめでとう。これからもよろしく。

今どきの小学生児童の事件に寄せて

こういう事件が起きるたびに、学校が悪い家庭が悪い社会が悪いと、何かに責任を押しつけようとする風潮があるようですが、一番悪いのは切りつけた児童。でも伏線を辿ると切られた児童も悪い。昔ならここで、喧嘩両成敗ということでシャンシャン、と行きたいところですが、如何せん今回は包丁を持ち出して切りつけたっていうんだから、厄介なモノです。
切りつけた児童は、まず十中八九【精神鑑定】が行われることでしょう。問題は、切られた児童。間違いなくPTSDの症状が出ると思われますし、今後の「心のケア」が必要になることでしょう…。
ところでさ…「心のケア」って、何よ。
別にカミングアウトする訳じゃないけど、僕は小学校の時に【いじめられっ子】でした。いや、いじめられっ子というよりは、【からかわれっ子】といった方がいいのかな。でも、毎日毎日学校や放課後「泣かされ」ていたのは事実なんです。というか、くだらないことでメソメソ泣く僕にも非があったわけですが。そう…いろいろ自分のことに当てはめてみると、今回事件を起こした児童の気持ちが全く理解できないというわけでもないんです。「何を言うんだお前。人ひとり死ぬところだったんだぞ。」とお叱りを受けるかも知れません。でも、あの頃確かに僕も、散々からかっていたヤツをとっちめてやりたいって、毎日ぼんやりと考えてましたもん。さすがに包丁持ち出して自分の手で…というところまでは追いつめられていませんでしたが。
で、僕の場合は状況が変わったんです。6年生の後半になると、そういう「からかい」や「いじめ」を主導していたヤツの周りの連中が、反旗を翻したんですね。いわばクーデター。で結局そのいじめっ子が逆の立場になってしまい、ついには不登校気味になってしまったんです。別に僕が何か手を下したというわけではないんですが、今思えばホント苦い思い出です。そういう辛い環境に身を置いていたってことが。これもある意味のPTSDなのかな、とか思ったりして。結局、卒業するまでそんな状態でした。ちなみに当時の担任(今は鬼籍に入られてしまいましたが)は、我々が卒業したときに「頼むから低学年の担任にしてくれ」とお願いしたらしいです。それだけ手の焼けるクラスだったのでしょう。
ちょっと話が逸れました。
今回事件を起こした児童、「親にも友達にも相談できなかった」って言ってるようですが、そういう雰囲気を作り出してしまったのが周りなのか、それともこの児童の単なる思いこみなのか…。
事件を起こしたのは「まだ」小学生なんです。しかも、小学6年といえば、いろいろと多感な時期じゃないですか(多分)。先生や大人は、本当に誰も気づいてやれなかったのかなぁ。単に「腫れ物に触れる」のが怖くて、逃げてるだけなんじゃないかなぁ。あ、別にだからといって大人が悪いとは僕は言いません。多分、事件を起こした児童にしてみれば、そんな単純なことじゃないと思うから。
母は今でも言うんです。「お前って、反抗期らしい反抗期がなかったよね」
そういやあの頃、今回事件を起こした児童と一緒で、オイラも塞ぎ込んでいたかもな…自分のかつての境遇を思い出しながら、「今が反抗期です」と胸張る33歳。大人なんて、所詮そんなもんです。
何か、「心のケア」なんていう上辺だけの言葉で取りあえず誤魔化すような、そんな解決方法はイヤだな、とふと思ってしまいました。
「いのちの大切さ」を解くことも、もちろん必要。でも、何でこういう事件が立て続けに起きたのかということを、もう一度みんなで考え直すことも必要なんではないでしょうか。今の小学生が何を思い、今の中学生がどんなことを考え、今の高校生がどういう夢を持ち、今の大学生がどんな現実を見ているのか、ちょっとだけ知りたくなりました。

私こと本日

これから、八戸市経由で岩手県境にある田子町というところに出張です。ニンニクで有名な町です。先週から、県内各所に出張中。ちなみに先週は、日本海側に出張していました。今日は太平洋側です。そして今週末、弘前市への出張が終わると一段落…といきたいところですが、来週13-14日の両日、東京への出張が決定。さらにはその翌週、3日間にわたる研修が待っています。
風邪ひいてる場合じゃないですね…(涙)
じゃ、行ってきます。