またしても残念で悲しいお話をしなければならなくなりました。ある程度の覚悟はしていたとはいえ、1ヶ月ちょっとの間に、2匹のペットと永遠の別れをしなければならないこの辛さ!
今、この感情を何と説明してよいのか、言葉も浮かんできません。
我が家の歴代のペットの中でも、一番長生きだったデブちゃんが、今日のお昼頃、遂に天に召されたと、母からメールが届きました。確か19年ぐらい生きたのかな。まさに天寿を全うした、といった感じでしょうか。
母からのメールでは、最後5度ほど大きく息を吐いた後に静かに眠りについたとのこと。
飼い主の勝手な解釈ですが、「ありがとう」と言ってくれたのかな…。
つい先週まではニャーニャー鳴きながらエサをねだっていたのに、週末あたりから急激に体力が低下、最後は歩くことさえもままならぬ状況で、小さくなった身体を折り曲げ、「ニャー」と一声鳴くのが精一杯だったデブちゃん。母が見守る中、眠るように息を引き取ったそうです。亡骸は、すぐに母の手によって火葬場に運ばれ、荼毘に付されました。
最期のお別れを、という人もいるかも知れませんが、個人的にはその方がよかったです。だって、辛さが半減するから…。
デブちゃんにとっても、あんな痩せ細った姿を人前に晒すことは本意ではなかったことでしょう。
でも、ここまで長生きできて、本当に凄い猫でした!
この間までは、釣ってきた鯛やアイナメ、ソイを捌いていると、昔のことを思い出したように目を爛々とさせながら、ヨタヨタと近づいてきたデブちゃん。
そんな感じでここ数ヶ月は、耳が遠くなる一方で、食欲は頗る旺盛、テーブルの上にあった焼き魚をちゃっかり頂く、なんてこともやっていたのですが(笑)、この間ブログにも綴ったとおり、先週末から急に食が細くなったと思いきや、口の中に炎症を起こし、全く食べ物を受け付けなくなりました(実は口内から出血もしていました)。
約一ヶ月前に失踪、恐らく先に天に召されたタマに似たような声を出すようになってからは、足腰がどんどん弱くなり、ついには全く機能しなくなってしまいました。かつてのデブちゃんの面影が、どんどん薄らいでいくのがわかりました。エサの取り合いをしていたタマがいなくなったのも、大きな要因だったのでしょう。張り合う相手がいなくなってから、元気がなくなっていったような気がします。
最期は、まさに骨と皮だけの状態。それでも、母に看取られ最期を迎えられたことだけでも、よしとしなければなりません。
デブちゃんとの思い出は尽きませんが、性悪猫だった母猫のジョイナーと比較しても非常に穏和な猫でした。周辺の猫を寄せ付けない、いわばボス的な存在になったこともありました。
そんな最中に隣の猫とケンカし、木に登ったデブちゃん。
木から下ろしてあげようと手を差し伸べたところ、いきなり指に爪を立てられ、バックリと裂傷を負ったこともありました。
新しい住人として犬がやって来ても、全くお構いなしだったデブちゃん。
ここ数年の姿は、何か悟りでも開いた仙人のような、そんな佇まいさえ帯びていました。
そういえば、いつの間にやら鼻に傷を負っていたっけな…。
うーん。やっぱり寂しいよ、デブちゃん……。
考えてみると、僕の36年間の人生の中で、半分近くはデブちゃんと共に生活していたことになります。
ホントに哀しい。もの凄く哀しい。もう、叫びたくなるほど哀しい…。
でも、今朝最期のお別れをしてきたつもりだったので、悔いは残っていません。
しかし。
ホントは人目もはばからずに号泣したい、そんな心境に駆られています。
先に逝った母猫ジョイナー、悪友タマ、そしてタマの母猫ツブやんと、あの世でも仲良くやってくれることを、今はただそっと祈るのみです。
さよならデブちゃん。ありがとうデブちゃん。
合掌
家族だもんね、辛いよね。
デブちゃんのご冥福をお祈りいたします。
私は今日、目が腫れてます(苦笑)。
>>ラヴさん
もういないということを知りつつも、ついテーブルの下をまさぐってみたり、磨りガラスの向こうにその姿を探してみたり、意味もなく残された猫缶の個数を数えてみたり…。家の人たちが平静を装っているのも、実に辛かったです。
あんな猫とは、二度と会うことがないと思ったら、無性に泣けてきました…ハイ。
>>じゃん子
帰宅しても、誰一人として涙をみせなかったので何とか持ち堪えることができたよ。今日の方が辛いよ…。
二匹居た猫ちゃんたちが続けざまになくなるとは、、、
デブちゃんはとっても長生きだったのですね。。。
優しいご家族と一緒に過ごすことが出来て幸せだったことでしょう。
デブちゃん、最後は辛かったね、、、お疲れ様!
残念ですね。
お気持ち察します・・・それも2匹続けてとはショックでしょうね。
2年ほど前でしょうか?ご自宅にお邪魔した時にデブちゃんに会ったときは、確かに"デブちゃん"だったけど。
でも19年も生きてくれたことを考えると大往生だったのではないかと。
ボクも愛猫がいますが、まだまだ若くて元気なので、死んじゃうことなんてちょっと考えられないし、そんなことが現実に起きたら一体どういう気持ちになるんだろうと考えちゃいますが。
最近某獣医さんに完璧に病気も治してもらったんで、デブちゃんなみにずっと生きて欲しいものです。
>>とまへなご夫妻
そういえばお二人はデブちゃんと対面したことがありましたもんね…。タマが居なくなった時点で、ある程度の覚悟はしていたのですが、やはり立て続けに二匹いなくなるというのは、ちょっとショックでした。約19年?18年だったかな?家族も忘れるくらいの長生きでしたが、いわば「老衰」だったんだろうと思っています。
少しずつ落ち着きは取り戻していますが、皆さんのコメントを読んで、またウルウルしています…。ダメですね。