7/6-7/8の出来事

長文駄文失礼。

7/6。
美輪明宏のステージを観てきた。

「皆さんこんばんは。江原啓之です。」
ステージに登場したと思いきや、歌い始める前にいきなりこんな自己紹介からMCを始めた美輪さん。
あ。尊敬の意を込めて、美輪さん、と呼ばせてもらおう。

ステージ上から放たれる圧倒的なパワー、そして得体の知れぬオーラ。
自分自身を「お化け」と称する美輪さんは、本当に「化け物」だと思った。

どういうワケか、ステージ上に立つ美輪さんの姿がボンヤリとしか見えず、いくら目を擦ってもそれが解消されなかったのは、きっと美輪さんを包むオーラのせいなのだろうか(ステージ終演後、何ともなくなったのが、実に不思議だった)。

客席はほぼ満席、男女比率は圧倒的に女性が多く、9割以上が女性だった。
歯にモノ着せぬMC。歌よりもこのMCを楽しみにしてきた人もいるはずだ。

「今の日本の政治を悪くしたのは皆さん。皆さんが変な政治家を選ぶから悪い!」
「ため口聞いたり罵倒するような人の話を鵜呑みにするんじゃなくて、本物を見極めてくださいね。」
etc…

第1部最後は、「ヨイトマケの唄」で締めた。力の滾るその声量に終始圧倒されっぱなしの観客。

約20分の休憩を挟んで始まった第2部はシャンソン。
てっきりフランス語で唄うのかと思いきや、日本語のシャンソンだった(どうやら美輪さんの持ち歌らしい)。

ステージの締めくくりは、越路吹雪の歌った「愛の賛歌」の原曲を、フランス語の歌詞で唄う。

「越路さんの唄った愛の賛歌は、本来の歌詞が持つモノとすっかり変質してしまった内容なんです」と歌詞の説明をする美輪さん。


以前江原さんが美輪さんのステージを観たとき、この曲を歌い出した途端、会場のお客さんから一斉に霊が昇華されていくのを見たという。

さすがに僕は霊能者でも何でもないので、それを見ることはなかったが、曲を聴きながら、これほどまでに観客を圧倒する日本人のステージが、かつてあっただろうかということをずっと考えていた。

曲が終わり、ステージを去る美輪さん。しかし、会場からの拍手は鳴りやまず、やがてスタンディングオベーションへと変わる。
再びステージに美輪さんが現れる。
割れんばかりの拍手というのはこのことを言うのだろう。
結局のところ僕が知っている曲は、せいぜい2?3曲だっただろうか。

「今のロックやラップや何とか言う音楽は、耳からウ○コを食うようなもの」と揶揄した美輪さん。

全て「起承転結」で作られている美輪さんの曲は、その一曲一曲が「舞台」であり、「芝居」であるため、全くと言っていいほど飽きが来ないのも不思議な感じだった。要するに、歌詞がとても丁寧、ということだろうか。

休憩を挟み、全ての公演が終わったのは21時30分。約2時間30分にわたり、ほぼずーっと喋りっぱなし唄いっぱなしの美輪さんに、改めて感服。

美輪さん、あなたホント「化け物」だわ。

7/7。
7/6は帰りが遅くなったので、妻の実家(といっても同じ弘前市内なのだけれど)に宿泊。7/7朝に帰宅。一週間の疲労がドッと出たのか、何もする気が起きない。とはいえ自堕落な一日を過ごすわけにも行かず、ブートキャンプ1枚目を踏破。しかし…やはり週2回程度では効果は今ひとつらしい(もちろん普段の不摂生もあるのだろうけれど)。結局体脂肪、体重とも今週は大きな変化が見られぬまま、携帯に入っていたメールに気づいた。
「明日釣りに行きますか?」

行くッ!絶対行くッ!!

7/8。
実は妻の誕生日である。幾つになったのかは、彼女の名誉のためにも伏せておこう。
ちなみに誕生日プレゼントは先週のうちに購入、既に手渡しをしているので、特段何もなし。というか、30代も半ばを超えると、誕生日も特にめでたいと思わなくなるらしい。

この日の起床は早朝3時40分!!

津軽半島の西側に位置する「七里長浜」に、シーズン真っ只中の「キス釣り」に出かけた。
最近ではマダイ釣りやら根魚釣りに没頭していたが、考えてみれば最初の頃は投げ釣りばかりだった。
数年振りの投げ釣りは、右へ寄ったり距離が短すぎたりと、相変わらず振り出しの精度が低い。
それでも、ボウズだけは何とか逃れ、キス2匹、手のひらほどの大きさのアイナメ1匹(もちろんリリース)、フグより厄介なウグイ1匹(また釣り上げるのも不愉快なので、灼熱の砂浜に放置しておきたかったがリリース)、ワタリガニ一匹(リリースしようと思ったが、イソメを口にしたままひっくり返り、動かなくなってしまった…合掌)を釣り上げた。

圧巻だったのは、さすがのタガシ先生。

「ちょっとルアー振ってみるわ」とおもむろにルアー用の竿を取り出し、砂浜から海目がけてルアー釣りを始めたタガシ先生。
小さいヒラメはアタックしてくるものの、なかなか釣果に繋がらないということで、サイズアップしたルアーを投入したところ…(ちなみにこのとき、「大きいルアー付ければ大きい魚釣れるかもよ!」と余計なアドバイスをしたのは、他ならぬ俺だ)。

「のんべっ!!」

背後からタガシ先生の声。ふと見ると、竿が大きく撓っている。

ウワッ!何か釣れてる!!

リールを巻くタガシ先生の元に慌てて駆け寄り、魚影が何なのかを確認すると、50センチは余裕であるだろう「コチ」だった!

流石タガシ先生!!あっぱれ!
(ちなみにこの「コチ」のおかげで、タガシ先生が釣り上げた「キス」を頂きました。ごちそうさまでした。)

午前11時納竿。珍しく早い終わりだった。

ちなみに今日は、日焼け止めを塗り損ねたふくらはぎが、真っ赤に腫れております…。

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