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エレファントカシマシ、30周年。

2017年3月21日、エレファントカシマシがメジャーデビュー30周年を迎えるそうです。

これに合わせ、デビューから直近までの全キャリアを網羅したオールタイムベストを発売するとのこと。
以下、公式サイトから。


2017年3月21日、エレファントカシマシはデビュー30周年を迎えます。それを記念して、キャリア史上初となるオールタイムベストアルバムのリリースが決定! その名も「THE FIGHTING MAN」。
デビュー30周年にちなんで30曲3,000円!宮本自ら260曲を超える楽曲群より厳選に厳選を重ねた30曲を収録。
このアルバムは、いわば“エレカシの基礎”であり、同時に決定盤となるベストアルバムなのです!!

全曲オリジナル音源よりマスタリングして収録!!

完全受注生産のデラックス版には、レア音源&デモトラックを収録したボーナスDiscに加え、1995年6月21日に行われ、その後の快進撃のきっかけとなった名曲「悲しみの果て」を初披露した下北沢シェルターのライブ映像と、あれから21年、デビュー30周年を前に行う下北沢シェルターでの奇跡のライブを完全収録!!
さらには、30年のバンドの歩みを凝縮したスペシャルブックレットを収録。

そして、一般販売される【通常盤】【初回限定盤】の他に、【UNIVERSAL MUSIC STORE限定 完全受注生産盤】が発売されるとのことで、こちらは1月20日までの予約受付となっています。

エレカシに関しては、2009年に発売されたEPIC、EMI、PONY CANYONそれぞれの自選作品集と、2012年に発売されたUNIVERSAL MUSICからのベスト盤、そして2013年のライブベスト盤の他、幾つかのベスト盤や編集盤が発売されています。正直申し上げますと、3月に発売される30曲入りのベスト盤に3,240円を払うんだったら、これらのベスト盤をコツコツ購入した方がいいと思うのであります。エレカシを嗜むという点において、個人的にはこちらの作品が基礎であり、決定版だと思っています。

その最たる理由として、バンドとしての変遷がレーベルによって異なるから。
創生→混迷→暗黒→転換→絶頂→凋落→停滞→復活→再生→成熟と、簡単に記すとこんな感じなのでしょうか、その時、その時代において曲調や歌詞にも変化が現れていて、それがバンドとしてのあり方をそのまんま表現している、そんな感じです。
しかも今回のオールタイムベスト、曲順が時系列になっていないため、これだとバンドの変遷がわからないわけですよ。何かもったいない!

ちなみに、彼らのキャリアの中でも僕が一番好きなのは、メジャーデビューを果たしたEPIC在籍の時代。彼らにとって決して恵まれた環境ではありませんでしたし、25周年の時にも同じ話題に触れていますので内容は敢えて割愛しますが。
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動画でもおわかり頂けるように、初期の頃のライブは客電が付きっぱなし、席を立つことは許されず着席のまんまで静聴、少しでも騒ごうものならステージ上から恫喝されるという、実に攻撃的、排他的かつ独裁的で、何でこんなバンドなんかに魅力を感じるんだろう、と思うところもありました。それでも今まで(決して熱心にではなく、何となく)聴き続けて来られたのは、恐らく英語の歌詞ばかりが並んだ軽妙かつポップなロックではなく、ドスンと重みの利いた音に乗せられた純和風で文学的な日本語の歌詞が耳に心地よかったのかも知れません。
もっとも、この頃のEPICにはエレファントカシマシのような「くせ者」「変わり者」がたくさん所属していましたが、一番輝いていた(と思われる)EPIC在籍時は何を出しても鳴かず飛ばずで、EPICを離れ、どちらかといえば一般受け、大衆受けするような楽曲を発表するようになってから、バンドとしての知名度がグンと上がるという皮肉も孕んでいたんですが。

初期の頃は反社会的というかアウトローというか、斜に構えている感じで、ネガティヴな感じの歌詞が比較的多かったんですね。「ファイティングマン」、「おはよう こんにちは」、「デーデ」…決して自分のことを投影しているわけではないのでしょうけれど、ボーカルの個性(アク)が強すぎて、初めて聴いた時にはガツンと頭を拳骨で殴られたような感じでした。「一発録り」の雰囲気がプンプン漂っていて、決して雑多ではないんだけれども、どこか投げやりっぽい感じ、だけど音作りはしっかりしているという。僕はそれを勝手にこのバンドの「味」なんだと解釈して聴いていたのですが、ドラマやCMのタイアップとして曲が使われるようになったのが約20年前。これが一つの転機となってバンドとしての地位を確固たるものとする一方で、外部のプロデューサーを迎えることで以前からの荒々しさが影を潜め、人生の賛歌みたいなポジティヴな楽曲が多くなっていったこともあり、何となく違和感を覚えたのも事実です。ドラマやCMで使われてヒットした曲も色々ありますが、それまでのバンドのカラーが損なわれてしまった、強いていうならば没個性的といいましょうか、商業音楽っぽいといいましょうか、そういうのもあんまり好きになれなかったですし、この頃を境に「エレカシ、エレカシ」と、初期の頃の彼らを知らない連中がこぞって囃し立てていたのも、何かイヤだったな。

それでも、30年もバンドをやっていく中で、一度もメンバー変更することなくここまでやってきたというのだから、この4人はかなり強固な絆で結ばれているのでしょう。

…と、何かデビューから知っているようなディープなファンを装っていますが、実は私、今まで彼らのライブを一度も生で観たことがないので、いつか機会があれば観てみたいと思っています。ちなみに今日は日本武道館で新春ライブが行われ、3月20日は大阪城ホールで30周年記念ライブが行われるそうです。

しかし、観たい観たいと口では軽々しくいうけど、行動しなければ叶うわけがない。手あぐら組んで黙り決め込んでいたって夢は叶わない。夢は自分から引き寄せるもの。夢の実現のために、行動した者の夢が一番最初に叶う。夢って、そんなもんでしょ。

…いやでも、さすがに3月20日(月・祝)の大阪は、年度末が近すぎてちょっと無理か。残念。

2017年、遅ればせながらよろしくお願いします。

あけましておめでとうございます。2017年、珍しく雪かきのない平穏な年明けとなりました。
今年は酉年ということで、「3歩歩いても忘れない」を心掛けるつもりが、元旦から2日にかけてお邪魔していた北秋田市の親戚宅に、洗顔料や髭剃りなどの入ったポーチを忘れてくるというチョンボをいきなりやらかしました。
2017年も先が思いやられます…。
もっとも、年が明けたといっても仕事は年度刻みなので、実質あと3か月が正念場。特にこの3か月でまた色々動きがありそうなので、この数か月で緩みまくった気合をを入れ直し、身を引き締めようと思います。

さて、すっかりライフワークの一つとなったランニング。実は先月、一つの目標を秘かに掲げていました。それは、月間310kmという、これまで走ったことのない距離を走ってみること。平均すると1日10kmという算段。
12月は一つも大会がなく、初旬から雪に見舞われる中、距離を気にすると練習の質や中身が薄くなってしまうので、そこはあまり気にせずに外走りやジム通いを続けた結果、結果316kmまで距離を伸ばし、一応の目標は達成。ハーフで1時間30分切り、フルで3時間20分切り、そして最後の310キロ越えを達成したことで、2016年はトリプル3を達成です。
年末年始の休みでの体重増が気になったところですが、1月3日の時点で62.5kgと、何とか体重増からも逃れることができました。
恐らく2日の新年初走りと、3日のジョグが効いたんだと思います。ちなみに新年初走りは、今年も北秋田市からスタート。内陸の山間にある地域ですが、雪が少なくて助かりました。

大館能代空港までの往復約18km、車で走り慣れた道ではありましたが、初めて自分の脚で走ってみて、嗚呼、なるほどなあ、と色々感じることもあり…はい。

…で、なんでこの時期にこんな走っているかという理由なのですが、実は6年目にして初めて、厳冬期に1つだけ大会エントリーしています。ランニングを本格的に始めて6年目、これまで父方母方それぞれのおじとおばが住んでいるところ、又はその近隣地域で開催される大会は一通り出場しました。ただ、1か所だけ出場していないところがあり、それは、僕が生まれてから45年間、一度も訪れたことのない場所でもありました。夏に伯父が来弘した際にその話題になり、その後、ある大会の参加申込みが始まったという地元紙の切り抜き一枚だけが収められた封筒が伯父から郵送されてきました。これは暗に「来い。」ということなのだろうと。ということで、冬場は冬眠を決め込むはずでしたが、一念発起し、伯父の誘いに乗ることにしました。初訪問となる伯父の住む町、どこの大会に出場するのかは明かしません。今回は、記録は二の次で、一番の目標は伯父の前で醜態を晒さない、それだけの思いで練習しているところです。ですから、仮にどこの大会に出場するのか知っていても、いろんな理由で絶対に口外しないでください。本当にお願いします。

それはともかく2017年、一応抱負というか目標というか、そういうものをここで宣言した方がいいんですかね。

(1)今年はもっと周囲に目を向けます。
ここで言う「周囲」には色んな意味が込められています。場所、地域、ヒト、モノ、想いや思いなどなど…。2016年は少しアンテナの感度を下げ過ぎていたみたいなので、今年はその感度を上げようと思います。

(2)静から動、青から銅、生から道。
「せいからどう」。沈思黙考ではなく、少しでも行動しよう。青ざめて立ち尽くすのではなく、まずは銅色を目指そう。銀や金はその先にあるから。45年間の生を無駄にすることなく、これからの道を考えよう。…なーんてことをふと思ってみたり。

(3)肩書を捨てます。
…は?こいつは何を言っているんだ?と思われる方もおられるかもしれませんが、名刺には所属が書かれていて、自分の名前の頭には肩書(役職)が書かれています。が、役人として働いている自分の役職は、外部の人には果たして必要なのだろうか。それは、同業者や内向けに対してのことであって、他の人にしてみれば、僕の役職なんかどうでもいいんじゃないだろうか、とふと思った次第。いろんな意味で自分を売り込んでいくという点においても、名刺に書いてある肩書を今年は外そうかと考えているところです。…あ、別に変なことを考えているわけではありませんので念のため。

(4)運動はほどほどに、健康には万全を。
2017年、今年もランニングは続けることになると思いますが、僕のランニングの目標はあくまでも「健康のため」なので、自分の身を無駄に削ったり家族に迷惑を掛けたり仕事に穴を開けるようなことだけはしません。僕がこうしていられるのも、家族の理解と支えがあるからこそ。今までのように自分本位で動くのではなく、家族の意向を確認しながらも、できる範囲で、楽しく丁度よく嗜んでいきたいと思います。

2017年も中身の薄い投稿ばかりかもしれませんが、どうぞ長い目で見守ってください。今年もよろしくお願いします。