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弘前市運動公園の陸上競技場について

この間の土曜日、母に付き合って弘前市の運動公園まで足を運んだ。
そこで僕は車を降り、自宅までジョギングしながら帰宅することにした。

まず、弘前市の運動公園については、市役所のHPに掲載されている内容を、そのまま掲載しよう。

国道7号沿いに28.2ヘクタールの広がりを持つ弘前市運動公園は、当市のスポーツのメッカ。全天候化した陸上競技場、ナイター設備を備えた庭球場・野球場・運動広場、それに球技場があります。また、エントランス広場や自由広場、芝生広場もあり、ちょっとしたピクニックにも最適。冬には歩くスキーのコースが常設され、冬場の体力づくりもできます。一角には、克雪トレーニングセンター・青森県立武道館もあります

…とまぁ、これだけ見ると非常に立派な施設のようにも思える。プロ野球の公式試合ができないこと(というか青森県内にはプロ野球の一軍が公式試合することのできる球場が一つもない!)が玉に瑕、だろうか。
しかし実は、一部の施設において、かなりの老朽化が進んでいるのが実態のようだ。テニスコートと球技場が開設したのが昭和52年。直後に国体が行われ、昭和57年に全天候型の克雪トレーニングセンターが竣工するまで、県立武道館を除くほぼ全ての施設が完成した。なので、古いものだと開設してから既に30年を越えることになる。この間、いろんな施設で改修工事も行われていたのだが…。

さて。
運動公園から家までは実走距離にして約4キロだということは事前に把握していたので、運動公園内を3~5キロも走ればちょうどいいだろう。そんな軽い気持ちで、野球場の正面をスタート。
一塁側方向に向かい、まずはゆっくりと歩き始めた。寒さはあるものの、多くの人たちが、思い思いのペースで歩いたり走ったり。
少しずつ歩くスピードを上げ、バックスクリーンの後ろを走る。そういえば、父と幾度となくここに野球を見に来たな、とか、高校で応援団だった時(ちなみに副団長だったんです、僕)、炎天下でダブルヘッダーをやったことがあったな、とか、過激なヤジを飛ばしすぎて先輩が対戦校の応援団に囲まれたな、なんてことを思い出しながら。野球場の外周を一周し、球技場の北側を抜け、陸上競技場の外周に差し掛かった時、あることに気づいた。

この柵、ボロボロじゃねえか…。

競技場の外周に設置されている柵のうち、折れたところを補修している箇所、多数。老朽化が進み、既に錆びて折れてしまっているもの、多数。

市が近隣の地区に全天候型スポーツレクリエーション施設を作るとぶち上げたのが今年当初の話。
施設の設置場所や建設の是非を巡って、地区町内会や議会を巻き込んだ論争がわき起こったが、ちょっと待て。

スポレク施設がどんなものなのかは、正直言って知らない。ただ、市の幹部や関係者は、運動公園の現状を把握しているのかと、勘ぐってしまった。

近いうち、柵が倒れて怪我人が出ないことを祈る。歩くスキーを楽しむ人が、雪の重みで崩れた柵に引っかかって転倒し骨折、なんてことがなければいいのだが。

この日はちょっと風が強く、風に吹かれた柵がガタガタと震えていた。
それも一箇所だけではない。国道7号に面した柵が、ずーっとボロボロ。本当に、いつ壊れてもおかしくないぐらい錆びてボロボロなのだ。

これを目の当たりにしたら、この辺を走るのが怖くなった。ホントは運動公園内を2~3周してから家の方に向かうつもりだったが、そのまま運動公園を後にした。

弘前市の関係者の皆様。
全天候型スポレク施設の是非を問う前に、運動公園の現状・実態をまず把握して下さい。
スポレク施設が何者かは知りませんが、その上でスポレク施設のあり方を問うて下さい。

弘前市運動公園で運動を楽しむ皆様。
お気づきのこととは存じますが、陸上競技場外周を走る(あるいは歩く)際には、錆びて朽ちた柵に注意しましょう。

中華そば なかた屋(弘前市神田)

最近弘前市内に新しいラーメン屋ができたというので、早速足を運んでみた。
店先の暖簾がまだ新しい。

なかた屋(弘前市神田)

暖簾をくぐると、店のチラシが張り出されている。

なかた屋(弘前市神田)

お品書き。カウンターが7~8席、テーブル席が3つ。
醤油味の「煮干し中華」と塩味の「あじ節塩中華」、それぞれ中(550円)と大(600円)。ライス(100円)の上には、おしんこ(白菜の浅漬け)が最初から乗っけられてくる。なので、お新香が得意ではない僕は、ちょっとしか食えなかった。この他煮卵が100円、生卵が50円。

なかた屋(弘前市神田)

テーブルの上にはブラックペッパー、一味唐辛子、醤油、そして煮干し粉。この煮干し粉は、ライスに振りかけて、卵ご飯にも、というお勧めの食べ方が書かれている。もちろん中華に振りかけてもいいだろう。

妻と母は煮干し中華の中を、僕は煮干し中華の大を注文してみた。写真は僕が注文した煮干し中華の大。

なかた屋(弘前市神田)

自家製麺は、縮れ麺の多いこのあたりにしては珍しくストレートの中太麺。細麺も選択できるらしい。スープは極端に魚介系の味が濃いというわけではなく、鰯系のスープと思われるが、いい感じで酸味が効いている。「マル海」、「ひらこ屋」、「長尾」など、青森市内にある中華そばの味に似ているようだ。どちらかと言えば、「三忠」や「やまや」のような、昆布と鰹だしが効いたスープの多い弘前市内ではあまりお目にかかることのない味だ。かといって以前紹介した「たかはし中華」ほどアクが強いわけでもない。

チャーシューはやや味が濃い感じ。トロトロチャーシューではなく、普通のチャーシュー(笑)。
メンマは程よい味加減。スープもそれほど混濁していない。
スープも麺も口当たりがまろやかなのは、お品書きに書かれているモンゴル岩塩のなせる業か。
個人的にはあんまり素材にこだわり原材料云々…といった講釈を垂れている店が好きではない。素材にこだわっているのは理解できるが、裏を返せばそれが万人の口に合わなかった時、素材を理由にすることもできるからだ。ただ、この店に関しては、鶏ガラ系よりは魚介系が好きな僕からすれば、その期待を裏切らない味だった。

ある程度食した後に煮干し粉を入れると、また味に変化球を加えることができるが、その一方で、スープが粉っぽくなるという弊害も。

勿論好みがあるので、旨い不味いは皆さんの舌で判断して頂くことにしよう。
折角なので次回は、塩に挑戦してみようと思う(どうやら梅干しが入っているらしい!)。

ちょうどお昼頃行ってみたのだが、客の出入りがひっきりなしだった。実際、空きができるのを待っていたお客さんもいた。近くには警察署もあるし、パチンコ屋もある。ひょっとしたらそのうち、長い行列のできる店になるかも知れない。

店内は全て禁煙。ちなみにどうでもいいことかもしれないが、お水の入ったポットには、レモンの輪切りが沈んでいる。こういうちょっとした配慮もポイント高し。

住所:弘前市神田2-6-1(弘前警察署向かい)
営業時間:11:00~20:00(木曜日定休)