Monthly Archives: 8月 2008

帰省ラッシュ

お盆の時期となり、帰省ラッシュが始まった。既に航空便はピークを去ったようだが、JRや高速道路は今頃がちょうどピークとなっているらしい。

僕の職場はお盆に関わらず仕事をしなければならないのだが、やはりこの時期に夏季休暇をぶつける人は多く、既に4分の1程度の人が休暇を取り始めている。明日は恐らく、半数以上の人が休暇を取ることだろう。

僕はといえば、ここ数年はお盆であるなしに関わらず出勤しているような状況である。今年も出勤予定であるため、この間の日曜日に、珍しく一家総出で墓参りを兼ねた墓の清掃してきたところだ。

僕の住んでいるところは弘前市の寺院街の一角ということもあり、この時期の混雑振りといったらハンパではない。毎年ただただ閉口するしかなく、明日の混雑を考えただけでうんざりする。
だからこういう日は、誰もいない職場でゆったりと仕事をしている方がいいのだ。

といいつつ実のところ僕はここ数年、祖父母の墓前で手を合わせていない。
せめてお盆の時期だけでも、と思うのだが、なかなかうまく行かないのが現実だ。だから今度墓前で手を合わせる時は、まずは「不義理をお許し下さい」と謝ることから始めなければならないだろう。

ところで、全世界的に見ても、お盆に似た風習はあまりないようだ。せいぜい中国の旧正月ぐらいだろうか。国中の人が民族大移動よろしく田舎(地元)に向かう光景は、ひょっとしたら奇妙な事なのかも知れない。

何せこの時期はあちこちからお寺にやってくる人人人でうんざりしていることもあって(笑)、「お盆」といえば「お墓参り」といった宗教的なイメージがあるけれど、多分その一面だけで語ることは困難であり、事実、民俗的な要素もあるはずだ。

その一例が盆踊りであり、精霊流しであり、その他地域各地で行われているお盆関連のお祭りであり、イベントであろう。まあ、これらの行事も宗教行事に帰着するものではあるが、要するに先祖を敬う時期が、お盆ということになるのだろうか。ただ、僕の周りの環境では、元々「精霊流し」をほとんど見たことがないし(実は「ねぶた」、「ねぷた」がこれに代わるものだという説もある)、いわゆる「盆踊り」に興じる光景も見なくなってしまった。地域によって「盆踊り」にもいろいろあるようだが、不思議なことにこの風習については、田舎よりもむしろ都会の方が根付いているような気がする。少なくとも青森県内で大々的にやっているのはあまり聞いたことがない(せいぜい23・24日に行われる「盆踊りフェスタ」ぐらいか)。となると、「ねぶた」「ねぷた」がこれに代わるものだという説も、一理あるのかも知れない。そういえば、精霊馬もどのあたりまで作られているのだろう。

あるく精霊馬」のビデオ
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お盆の帰省にあたり、見かける光景は、地方に向かう新幹線に乗り込もうとする子供たちが、「おじいちゃんおばあちゃんのところに行くの!」と無邪気に話す姿だ。
僕の知人友人の多くも、この時期に合わせて帰省しているようだ。しかし、最近は家族がどんどん増えたり、僕自身がこんな状況だということもあって、密に連絡も取らなくなってしまったし、顔を合わせる機会がどんどん減っている。

父の生家は隣村、母の実家も車で1時間30分ほどの隣県某市にある。強いて僕にとっての「田舎」といえば、この2ヵ所になるだろうか。しかし何せ僕は青森県外で一度も生活をしたことがなく、しかも37年間のうち33年間は弘前市で生活をしている。ということで、すっかりこの弘前という風土に根付いてしまった僕は、県外に住む人たちと比べて、愛国心あるいは風土愛とでもいえばいいのだろうか、そういう感覚が希薄なのかも知れない。
だからこそ本当であれば、帰省でやってくる友人や知人を快く出迎えなければならないのに、最近それを怠っていることは、ちょっと反省しなければならない。

そう考えるとお盆というのは、単に先祖に手を合わせるだけではなく、自分の親兄弟や親族といった人たちと再会することで、血縁の繋がりを改めて認識する時期であり、自分とその地域(いわゆる地元)との関係を強固にする時期なのかも知れない。

こんな事を書いていたら、旧知の友人達に、無性に会いたくなってきた。

気もそぞろ

この間行きそびれた釣行には、実はとんでもないオチが待っていた。
同行する予定だったタガシ先生に改めて詫びのメールを入れたところ、「行かなくて良かったよ」との返事が返ってきた。

8月7日は青森ねぶたまつりの最終日で、夜は青森港でねぶたの海上運行と花火大会が繰り広げられる。
実はこの日の夜、海上で花火観覧をしていたプレジャーボートが、防波堤に誤って激突し、3人が重軽傷を負ったというニュースが報じられていた。

うすうすオチに気づいた方もいるかも知れないが、何と翌8日に出港予定だったマリーナの管理人が、この重軽傷を負ったうちの一人で、タガシ先生を始め当初5時過ぎに出港予定だった人たちは、結局8時までマリーナで足止めを食った挙げ句、釣果はシャコ一匹のみに終わってしまったらしい…。

行けなかったことに申し訳ない気持ちを抱きながらも、その一方では行かなくて良かった、という安堵の気持ちも湧いて来たのが正直なところだ。

さて。
ここ数年青森では、地球温暖化の影響なのか、まつりが終わった後の残暑が異常に長く続くことがあったのだが、今年の夏はどうしたことか、まつりが終わるとともに秋めいた天気が続いている。
日中はそれなりに暑いものの、とりわけ朝晩の冷え込みはなかなかのもので、半袖ではちょっと肌寒さも感じるぐらいになってきた。秋の虫の声も賑やかになり始めており、今年の夏は本当にあっという間に終わってしまったような気がする。

東京でも、連続真夏日が途絶えたとか。

それでもこちらに比べたら、東京の暑さはハンパではないだろう。汗かきの僕としては、今週末の上京をどうやって乗りきればいいか、それが悩みだ。まあ、コンサートはどうせ歌い躍りそして泣き狂うのだろうから、タンクトップ一枚でいいだろう。

いよいよ上京まであと一週間を切った。思えば、プライベートで上京するのは約1年振り。しかも、妻の配慮で、13年振りに東北新幹線のグリーン車にも乗れる。まあ、往路は帰省ラッシュとぶつかっているので、相当賑やかなグリーン車になることだろう。

ちなみに2年後、東北新幹線が新青森まで延伸された暁には、スーパーグリーン車なるものが登場する見込みとなっているらしい。座席もわずか18席しかないらしいが、一体どんな人が乗るんだろう。

そうそう、オリンピックにはあまり期待を寄せていなかったけど、北島康介は圧巻の決勝だったね。有言実行とはまさにこのこと。個人的には、大口叩いてボロ負けしたサッカーの今後が心配だよ。どうせいなくなる人だからどうでもいいことなのかも知れないけれど、監督の「開き直り」にはガッカリだな。

もう、話があちこち飛んでいるでしょう。とにかく今週末が楽しみで、気もそぞろなのだ。

今年の夏休みは3分割

青森発着の韓国便の搭乗率向上を目指すとかで、9月17日から19日まで韓国に行かないか、と真顔で誘われた。先方は本気らしい。
即答は避けたが、間を置かず韓国旅行・沖縄旅行は、さすがにきついでしょう(笑)。

僕は韓国に行ったことは一度もないのだけれど(というか海外渡航歴は1回のみ)、韓国と沖縄を天秤にかけるとするならば、文句なしで沖縄を選ぶだろう。

そういえば、今まで散々痛い目に遭わされているのに、台風が来ようがスコールが降ろうが、沖縄に惹かれるのは何故だろう。それとも、沖縄から韓国に旅程をシフトすべきか…。

という訳で、今年は9月21日から逃避行の予定。

うちの職場は夏季休暇の取得が4日間認められていて、7月から9月の間に連続して4日間+1日年次休暇、あるいは9月の祝日にぶつけて丸まる1週間(9連休)しちゃう人もいれば、小分けに1日単位で取得する人もいる。

僕の場合は、大体3日間+1日に分割して取得するケースが多く、今季もそのパターンになりそう。ただし今年は、+1日の年次休暇取得で、8月9月中に取得予定の3日連続以上の休暇(土日含む)は、何と4回となってしまう。休み慣れしたら、どうしよう…。

うちの職場の人たちには既に、僕が9月に「台風見学ツアー」を計画していることがばれてしまっているので、8月中は休暇を取らないものと思われていたようなのだが、それはこっちの勝手だって(笑)。

でもって、夏季休暇第一弾は今週金曜日から3連休。天然日焼けサロンで、皮膚をロースト。…イヤ、ただの釣りなんですけど。

第二弾は18日月曜日で、16日から妻と上京(しかも何故かグリーン車で)。17日は恐らく最初で最後となるであろうサザンオールスターズのコンサートin横浜。
この支出は予定外だった!

第三弾は、9月22日、24日、25日で、前述の通り、逃避行ではなくすっかり恒例となった「台風見学ツアー」ということで21日から3泊4日で沖縄へ。
この支出は予定通り。

しかし、これに韓国が加わったら、私ハッキリ言って身体も財布も持ちませぬ。

9/17~9/19、青森発着での韓国ツアー、興味のある方はご一報を。観光付きで65,000円だそうです。安いんだか高いんだかよくわからないけど(笑)。

暑中お見舞い申し上げます




Memorial Dog by Yoshitomo NARA
Originally uploaded bynonvey

青森県内はお祭りの真っ最中で、ここ弘前市もねぷたまつりが行われています。会期前半は雨にたたられましたが、昨日はまさに夜空を焦がすような勇壮な祭りが繰り広げられたようです。

奈良美智氏のイベントが行われたことを記念して設けられた「Memorial Dog」。
暑さのせいで、何となく表情がダレ気味のように見えるのは、気のせいでしょうか。

県内の祭りも佳境に入ってきましたが、短い夏はもう少し続きます。
皆様、くれぐれも体調管理にはご留意を。