Monthly Archives: 10月 2004

久保田利伸は(今度こそ)全米で成功を収めるか

この話はMusicblogに書くべきネタだと思うのですが、前編としてこちらに掲載したいと思います。後編は、ディスクレビューとしてMusicblogに寸評を掲載します(ただし、そのうち)。
これまでにも、多くのアーティストが全米デビューを果たしました。一番ヒットしたのは坂本九(「SUKIYAKI」)ということになってしまう(ちなみにこの曲は、iTunes Music Storeでも配信されているそうです)のですが、日本で相当の名声を得たアーティストであっても、米国では一アジア人。いわば何もないところからのスタートと言っていいでしょう。よって実際のところは、全米デビューを「華々しく果たした」というのは、日本に向けられた「表向きの」話題であり、チャートアクションを見ても、なかなか思うようなヒットに繋がっていないというのが現実ではないでしょうか。この一番の要因は、英語の発音にある、といいますが、本当のところはプロモーションの問題やいろんな要素があるんだと思います。
昨年は吉田兄弟、今年に入ってからはPuffyやLL Brothers(!!!)などが相次いで全米デビューを果たしていますが、そんな中、日本の音楽界にとっては全米への「最終兵器」でしょうか、宇多田ヒカル(Utada)が全米デビューを果たしました。彼女の場合、長い間アメリカに在住しているので、英語は堪能、そこそこヒットするのでは、という楽観した雰囲気があるようですが、結局のところ評論家の方々は、日本人の耳に馴染めるかどうか、という切り口だけで全米でヒットするしないを判断しているのではないか、という気がします。だから正直、例えば全米のヒットチャートで上位に入るということは、あり得ないんじゃないかな、という気がします。せいぜいクラブ・チャートの上位に食い込むのが精一杯ではないか、と(そう考えると、坂本九の「SUKIYAKI」はやはり凄いということに)。もっとも、日本と米国というお国柄の違いや国民性、さらには感覚の問題ですから何とも言えませんが、恐らく期待されたほどの結果には繋がらないのではないか、と思います。
そういう意味では、三味線で勝負に挑んだ吉田兄弟なんか、この先案外面白い結果を生み出しそうな気がします。
さて、米国に軸を移し、9月には全米で3作目を発表した久保田利伸ことTOSHI。これまでも、地道に活動を続け、それなりの成果は挙げているようですが、今回も米国の一部批評家からはウケがよかったらしく、この度「ソウル・トレイン」に出演することになったというのは結構話題となりました。何でも、番組プロデューサーが彼の作品を気に入ったらしく、そこからオファーが来たらしいです。いずれにせよ、この番組出演がきっかけとなって、ファン層が広がればいいと思うのですが…。
彼の場合、完全に「R&B」に的を絞っているのが功奏しているのではないかと思います。今作を端的に評価すれば、前作よりまたパワーアップしていると思われますし、かなりR&B色が濃いですね。ねっとりした雰囲気がまた、良くも悪くも彼の個性を出していると思いました。ただ、強いていえば、彼が全米で発売するアルバムは、どちらかといえばゲスト頼みの感があるので、より「TOSHI」としてのカラーを前面に打ち出せれば、面白い作品ができあがるような気がします。そういうことからも、知名度を高めるという意味で「ソウル・トレイン」に出演できるのは、ラッキーではないかと思います。
…と、ここまで書いてふと思いました。一体、何をもって「全米で成功を収めた」と判断するか。
僕の視点も、作品が売れるか売れないかをその指標に据えたような書き方をしてしまいました…。
そりゃ作品は売れるに超したことはないと思いますが、それ以上に大事なのは、聴き手のハートを掴むことができるか、ということでしょうか。何だか締まりのない結論ですが、後編は後日改めて、ということで。
それでは、札幌に行ってきます。

プレーオフと新球団参入問題

後者に関しては、既に何度か触れているので、今更ここで語ることもないような気もするのですが、改めて「青森県に住む者」という立場からこの問題を斬ってみたいと思います。またこの話かよ…と嘆かないで下さい。
まず、プレーオフ。最初は「ホントにうまくいくのか?」という声もあったようですが、白熱した試合展開が繰り広げられたこともあり、意外なほど盛り上がりました。結局勝者は西武。日本シリーズは、就任1年目の伊東監督率いる西武と、こちらも就任1年目の落合・中日との、「1年生対決」が見られることになります。王ダイエーは、シーズン最高勝率をマークしながら、結局あと一歩のところでパ・リーグ制覇がスルリとこぼれていきました。本県には、ダイエーは数店舗存在するのですが、西武系の直営デパートがありません。恐らく便乗セールという形でセールは行われるとは思いますが、やはりダイエーが優勝した時に直営店舗で行われるそれとは比較できないくらい、小規模なもので終わりそうです。
また、ダイエーに関しては時同じくして、親会社の再建問題が風雲急を告げる事態となり、いよいよもって「身売り話」が本格化するのでは、そんなイヤな予感も付きまとっています。
ふと思いました。現在新球団設立を争っているライブドアと楽天。最終的に、一方には新球団設立を認め、一方にはダイエー球団購入権を認める。そんなウラの筋書きがあるんじゃないか、と。いや、そんなことを勘繰りたくなるほど、ダイエーは球団存続の危機に瀕していると言っていいのではないでしょうか。
ところで、新球団設立を巡る動きについては、既に2社の代表が東北各県を行脚していますが、実は青森県だけまだ訪問がなく、協力要請がありません。これは恐らく地理的要因もあると思うのですが、もう一つの要因として、県の反応が極めて鈍かったということもあると思います。今日になって、ようやくライブドアが来青、14日には楽天が来青し、協力を求めるとのことですが、何を今更…といった感も否めません。隣県の秋田県では、既に寺田知事が率先して「こまち球場」を無償提供するといった話をしたり、庁内連絡会議を立ち上げるなど、非常に積極的な取組が見られるのですが、本県ではそういった話が全く聞こえてきません。
なぜか。
答えは簡単。県が財政難で、数十億とも言われる県営球場の改修費用を捻出できないからです。
実は、県営球場は新たに作られるはずでした。ところが、3塁側スタンドを作っている途中に、次々と歴史的な出土品が発掘され、結局球場建設は中断。その後その跡地は、「三内丸山遺跡」として全国的に有名となりました。しかしその代償として、新球場の建設は困難となりました。
知事は、この間閉幕した10月議会において「青森でプロ野球を観たい」という感想を述べたものの、その具体案については示しませんでした。業を煮やした議会側が、知事にプロ野球の誘致を要望する始末。
また、知事は「県予算がないので民間から寄付を募る」、というようなことも言っていましたが、仮に改修が決定した場合、寄付ではなく半ば強制的にその資金を(それも特定の企業から)集めることになるのではないかという気もします。子供達にプロ野球を見せたい、という声も議員の中から聞こえてきますが、本気でそう思うのであれば、県民から100円でも500円でもいいから、土下座してもプロ野球誘致のための協力を求めるという姿勢が見たい。そういう積極性があってもいいような気がするのですが、議会の最中も取りあえず言ってはみたものの、話題となっているから取り上げてみた、という感じで、結局のところは他人任せといった雰囲気です。単純計算で、県民145万人から100円集めれば、1億45百万円となります。改修費用からすると微々たる金額かも知れませんが、そういう善意は県や議会が県民に説明し、理解を求めてもいいんじゃないか、という気もします(もちろん募金ですから、払う払わないは別ですが)。でも、誰からも「本気の姿勢」が見えないのです。
県財政が悪化していることは周知の事実。非常に厳しい財政運営を強いられていることぐらい、誰でも知っているのです。だからといって、この案件を「予算がない」という一点張りで消極的に有耶無耶にしていいのか、という気がします。こういう状況から、いかに予算を捻出するかが知事の手腕の見せ所ではないかと思うのです。
「青森でプロ野球を観たい」
この言葉が口から出任せでないのであれば、それくらいの気合いを見せて欲しいものだ、と思いました。
現段階で、東北6県の中では既に大きく遅れを取っている青森県。結局、宮城・仙台を拠点とする新球団の設立が仮に決定しても、青森県内でプロ野球の試合を観ることができるのは、はるか遠い遠い先になりそうです。
個人的には、2社との面談を終えた知事が、どういう「感想」を述べるのかに興味を持って見てみたいと思います。
全く。何が「スポーツ立県」なんだか…。

早すぎました…?

いきなりのトップ変更を強行しました。ホントはまだちょっと直したいところがあるんですけどね…。背景も一部修正。あと、あるところには某大型コーヒー店、某超有名アニメキャラで見たことのある文字形態を採用させていただきました。どうでしょう?おかしなところがあったら教えてくださいね。
結局新しいブログ立てには至らず。ま、最初はこれくらいかな。

まぁ、台風は過ぎつつあるということで

ぼちぼちですね、サイト更新に取りかかろうと考えています。ネタはないんですが…(苦笑)。
最近一気にブレイクしたブログをメインに据えようと思っています。ブログをメイン…?ま、数本ブログを立ち上げることになりそうな感じです。更新が楽だしね(笑)。今年中には何とかしたい、かな(遅っ)。

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