何が驚いたってこの曲のMV。
「We Love Television?」という萩本欽一が出演したドキュメンタリー映画の主題歌なのだそうですが、この映画の監督も務めたテレビプロデューサーの土屋敏男(電波少年のTプロデューサーとして有名な人)がMVの初監督を務めたほか、萩本欽一と岡村靖幸が共演しています。
むかし、萩本欽一とコンビを組んでいた坂上二郎が、ユニコーンと手を組んで(アーティスト名は「坂上二郎とユニコーン)、「デーゲーム」という曲を発表してヒットを飛ばしたのですが、なんかこの曲はその坂上二郎に対するアンサーソングみたいな感じ。この曲の歌詞がまた、なんか切なくていいんですよ…。しみじみするような、そんな曲です。それでは、MVをどうぞご覧ください。
にもかかわらず、本人の急逝と作品の発売延期により、またしてもお蔵入りか…と思ったところへの発売決定の知らせ。ただし、「Listen Without Prejudice Vol.1」の25周年記念盤としてではなく、「Listen Without Prejudice + MTV Unplugged」というちょっと形を変えての発売。そしてそれに合わせ、この「Fantasy Feat. Nile Rodgers」も発表された、という。
作品を発表するたびに成熟し続けるバンドの姿を、これでもかとばかりに見せつける、格好良さ。
このバンドでなければ絶対に出すことのできない、唯一無二のサウンド。
THE HEARTLAND
The Hobo King Band
そして、
THE COYOTE BAND
彼と共に歩んだこれらのバンドが、日本を代表するようなバンドだということを、敢えて僕が説明する必要はないだろう。
それぞれの個性、それぞれの技術がぶつかり合い、融合し、激しくエネルギーを放ち続けた結果、個々のメンバーが現在も音楽界にはなくてはならないバイプレイヤーとして君臨しているという事実が、それを物語っている。
THE COYOTE BANDを従えて4作目となる今回の作品、先行シングルとして配信された「純恋」を筆頭に「若い世代に聴いて欲しい」という思いが込められているそうだ。
ざっと見たところの客層は、40代後半から50代前半が圧倒的に多く、男女の比率では4:6、といった感じでした。
…まだツアー中なのでセットリストを含む多くのことをここで披露するのは控えたいと思いますが、今回のツアータイトル「SUMMER MEDICINE FOR YOU Vol.3~SEA IS A LADY~」が示す通り、5月に発売されたインストゥルメンタルアルバム「SEA IS A LADY 2017」をメインとした、(個人的には)これまでの彼のライブの中でも恐らく1,2位を争うぐらいの、非常に充実した素晴らしいライブでした。
前述の最新アルバム「SEA IS A LADY 2017」に参加した5名のミュージシャンが、そのまんまツアーメンバーとして参加していました。
だから、アルバムからのナンバーをそのまま生で聴くことができる、というよりもむしろ、それ以上に深い音を楽しめるという感じ。とりわけこの日は、メンバーで最も若いドラマーの山本真央樹(24)が帯状疱疹を発症するというアクシデントの中で、この日会場に集まった人たちみんなに強烈な印象を与えるぐらいのドラムテクニックを遺憾なく発揮してくれました。
Get Wildの次の曲は、Get Wild。その次の曲も、Get Wild。これが延々繰り返されること、35回-
Get Wild(GET WILD)というタイトルの曲ばかり36曲収録された、超マニア向けな1枚。4時間を超える収録時間、4枚組というボリュームで税込3,240円。換算すると、1曲当たり90円(税込)。
ブックレットにはGet Wildの歌詞が掲載されているほか、3人揃ってのインタビュー、作詞した小室みつ子、主題歌となったアニメ「シティハンター」の原作者、北条司へのインタビューなどが掲載されています。(敬称略)