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津軽弁の行く末

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穏やかな冬の日から一転、大荒れの天気となった青森県内。昨日のラジオで、DJが急変した天気模様を伝える際、「飴をなめさせられ続けていた青森県」と話していましたが、まさにおっしゃるとおり、と思わず膝を打ってしまいました。
冬将軍の本領発揮で、昨日の帰りの際は、隣町の駅にパーク・アンド・ライドしてしまったことを後悔するほどの視界不良と凍結路面。

今朝は今朝で、除雪車に乗ったオジさんからの遅ればせながらのお年玉。家の駐車場の前には、道路に積もった雪を除けた後の灰色の残骸(雪)が、薄高く積まれていました。雪が軽かったことが、せめてもの救い。

昨晩からは冷え込みも厳しくなり、午後8時頃には既に気温が氷点下6度を下回っており、路面状態は劣悪。

どういう状況かというと、フィギュアスケートの浅田真央がトリプルアクセルを連続で決め、スピードスケートの加藤条治が男子500mで世界新記録を弾き出す、そんな感じでした。

…まあ、早い話が路面凍結、かなり酷かったわけですよ。

そんな状況を昨晩Facebookに津軽弁で投稿したら、思いの外ウケが良くて、ああ、やっぱり地元の言葉っていいなぁ!ということを再認識した次第。

でも、確かに津軽弁って難解ですよね。しかも、津軽と言ってもその地域によって微妙に表現が異なっていたりアクセントが違っていたりするので、僕なんかは結構戸惑っています(ホントだべがの?)。

津軽弁がどれだけ奇怪かというと、「か」「け」「め?」「ん」という一文字の連続で会話が成立したり(和訳:「どうぞ。」「食べてください。」「おいしいですか?」「ええ、おいしいです。」)、「どさ?」「ゆさ。」という暗号みたいな言葉で会話が成立したり(和訳:「あら、どちらに行かれるのですか?」「ええ、ちょっと温泉(銭湯)に行こうかと思いまして。」)、かと思えば同じ単語なのに、色んな意味を含んでいたり。典型的なのは「ケネ」。アクセントの置き方一つで、全く異なる意味を持っちゃうんだから。

・ケにアクセントを置いた「ネ」の和訳:(1)大丈夫だよ。気にするなって。(2)食べられません。(3)頂けませんか?
・ネにアクセントを置いた「ケ」の和訳:(1)あげない。(2)要領を得ない。
・どちらにもアクセントを置かない「ケネ」の和訳:毛がない。
…とまぁ、たった二文字の言葉が、6つもの意味を持ち合わせるわけですよ。面白いでしょ。
ではここで、「ケネ」の用法についてレクチャー。
今から何と8年前、2006年4月に投稿したブログの内容を再掲しますね。

Scene 1
「オメ、年の割にズンブケネナ。」
これには、二つの意味を持ち合わせています。まさに同音異義。
1.「キミ、年の割には随分毛がないね。」
2.「キミ、年の割には随分要領を得ないね。」

Scene 2
「それ、ワサ、ケネ?」「マネ。ナサダッキャ、ケネ。」
これは会話に二つの「ケネ」が登場しますが、意味は微妙に違います。
「それ、僕にくれませんか?」「イヤだ。あんたにはあげないよ。」

Scene 3
「アンマ量ヨゲデ、もうケネジャ!」「ケネケネ。クテマナガ!」
これも会話に二つの「ケネ」が登場しますが、意味は全く違うという…。
「あまり量が多すぎて、もう食べられないよ!」「大丈夫大丈夫!喰っちゃえよ!」

まあ、こんな感じです。
同じ日に投稿した内容で、こんなのもありました。
題材は、「ツガル」。

A「オメ、ツガルツガルダナ?」
B「ツガル。ワ、ゴショガラダ」
A「ヘバ、ツガルダバナ。」
B「ナモ、ツガルッテ。ゴショガラドツガルツガルダネ。」
A「ハァ…?ツガルツガルツガルダナ。」

…と、カタカナにするとまるでどこか異国の言葉みたいですが、通じる人には通じるんです。

で、「ツガル」(時と場所、年代によっては、「チガル」と発音する例もあります)。
ここで使われているツガルには、二つの用法があります。
一つは、世間一般に知られている「津軽」という意味の「ツガル」。ところが、市町村合併により五所川原市の隣に「つがる市」という市が誕生、津軽地方との差別化において混乱を招く要因となっています(ウソです)。
もう一つの用法というのは、「違う」という意味の「ツガル」です。

同音異義語。発音は一緒だけど「ツガル」意味を持ち合わせているわけですな。

で、先ほどの文章を和訳すると、

「キミ、津軽出身と違うの?」
「違うよ。俺は五所川原出身だ。」
「じゃぁ津軽じゃないか。」
「イヤ、違うんだって。五所川原とつがるは、違うんだよ。」
「はぁ?津軽とつがるって、違うのか?」

とまあ、こんな感じでちょっと噛み合わない会話をしていたワケですな。

僕も亡父の影響(オラのトッチャ、白神山地のある中津軽郡西目屋村の生まれだのさ。ま、3歳までしかイネガタンダバテノ)で、かなり津軽弁の訛りがキツい方だと自覚しているのですが、そういえば最近、津軽弁をガッツリ話す人とあまり出くわさなくなったな、とか思ったり。

交通網の発達によりこれまで以上に他県や都市間の交流が盛んになり、津軽弁を話すことに対する引け目を感じる人が多くなったのか、はたまたさまざまな異文化と接することで、「津軽弁」そのものが廃れ始めているのか、それとも、親御さんが綺麗な言葉を話すので、お子さんが津軽弁を話さなくなったのか、あるいは、ネイティヴな津軽弁を話す人たちが、すっかり引きこもってしまったのか…。

まあ、僕だって別に津軽弁を流暢に話すワケじゃないし、何でもかんでも津軽弁を知っているワケではないのですが、逆にアレですかね、皆さんからすれば、僕こそが「津軽弁をガッツリ話す人」みたいな印象なんですかね(笑)。

関係者の皆さん、このままでは津軽弁が無形文化遺産になってしまうのではないかと一人で勝手に懸念しています。「津軽ひろさき検定」の次は、思い切って英検に倣って「津軽弁検定試験」なんて、どうですか?(笑)

【再掲】「津軽クエスト~1月19日だけの大冒険~inヒロロスクエア」のこと

最近すっかり更新が滞っていてすいません。4月~3月で動いているとはいえ、この時期はなんだかんだ言っても色々重なるものでして、普段よりは明らかに多忙な日々を過ごしています。

そしてその多忙な日々を過ごしつつ、風邪をひきました。風邪そのものの症状はかなりよくなってはいるのですが、どうも副鼻腔炎を併発した気配です。ううむ、今年の風邪はいつになくタチが悪い!ったく、もう!
..
.ということで今日は忘年会だったんですが、体調のせいなのか何なのか、あまり面白くなかった(爆)。周りにいた人たちは、めちゃくちゃ面白かったみたいだけど。まあ、そういう役回りというか、持っているんでしょうね、色んな意味で(笑)。
だって、ビンゴで最初に上がりだったんですが、もらった(くじ引きで当たった)景品が、ある意味凄かった…。

ちなみに現在、うるせえ酔っ払いばかりの電車の中で、この投稿記事の最終校正をしています。

…ああ、そんな僕のグダメギはどうでもいいですね。
閑話休題。

1月19日、前にも一度お知らせしましたが、弘前駅前にある「ヒロロ」3階でイベントを開催します。

何じゃそりゃ?という方もおられると思いますので、趣旨を説明しますと、平成25年度「パワフルAOMORI創造塾」の研修モデル地域活動実践として、地域住民が津軽地域の名所、名産、行事について体験を通して学ぶ、「津軽クエスト ~1月19日だけの大冒険~ inヒロロスクエア」を塾生1年生が企画・運営する…というものです。

私も塾生1年生の一人として参画しておりますが、当初は他の塾生(職種も年齢性別もバラバラ)の思いや考え方がまるでバラバラ。
これ、一体どうなるんだろう?と思っていたのですが、徐々に皆さんの思考が同じ方向を向き始め、ここに来て何やら凄いことになりそうな気配なのです。

先週は大道具小道具を作成したんですが、大人の我々が見ていてワクワクするようなものばかり。否が応にも期待が高まります。

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とはいえ何をやるのかもよくわからない状況の中で「来てくださいね」と言われたところで、じゃあ行こう、という気にはならないですよね。
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端的に申し上げますと、「参加者が仲間と協力しながら巨大ボードゲームに挑戦する。津軽地域について楽しみながら学べるクイズを解き、必要なアイテムを集め、ゴールを目指す。」というものです。

参加資格は小学生以上を対象にしていますが、大人の皆さんでも楽しむことができる内容になっていると思いますし、親子連れの参加も「アリ」なんじゃないかと、勝手に思っているところです。

これ1回限りのイベントにはしたくないですし、そうならないだろう、というのは他の塾生も含めた皆が同じ思いを抱いているところです。とはいえ、最初なので何が起こるかは全くわかりません。
僕としては、参加している人たちの楽しんでいる姿が呼び水になればいいな、と勝手に思っているところなのですが…。
ちなみに明日12月14日(土)は、実際にセットを組んで、プレクエストを行います。本番当日に向けた問題点や課題、修正点を探る予定です。

…ということで、1月19日(日)は、ヒロロ3階 弘前市公共フロア(ヒロロスクエア) コミュニケーションゾーン内イベントスペースに是非遊びに来てください。

よろしくお願いします!

(Facebookページにも「いいね!」で応援してください!)

津軽クエスト~1月19日だけの大冒険~inヒロロスクエア

市街地の中の「限界集落」

隣に住む一人暮らしの男性が、亡くなった。80歳と聞いて驚いた。とても80歳には見えないぐらいピンとしていて、若々しさがあるオジさんだった。

今年の夏頃にガンが見つかり、抗がん剤投与を始めたと聞いていた。「酒もタバコもとっくの昔にやめたのに。」と嘆いていたという。外に出ては庭いじりや色んなことをしていたオジさん。昔はいかにも頑固親父といった感じで、口を利くのも憚られるぐらい、他人を寄せ付けないオーラを発していた。まるで社交性がなく、見かけてもほとんど挨拶すら交わすこともなかったそのオジさんが僕に声を掛けてくるようになったのは、僕の父が亡くなってしばらくしてからのことだった。

冬になると、自宅前の広い駐車場の敷地(車4台を駐車することができるため、お隣の蕎麦屋に貸していた)を一人で雪かきしていたオジさん。

「いやあ、今日も随分積もったなあ!」

寝坊した僕が外に出て雪かきを始めると、必ず声を掛けてくれたオジさん。
時には、うちの敷地の一部まで雪かきしてくれていたこともあり、平日の早朝に除雪車が去った後、家の前に残された雪をどける際に、せめてものお礼とばかりに、オジさんの敷地の前に置かれた雪をちょっとだけ寄せていた。

今年の春、まだ雪が残っていた頃のこと。

「ちょっと、入ってお茶でも飲んでイガネガ。さあさあ…」

道路端の駐車スペースの雪を片付けていた僕に、オジさんが突然声を掛けてきた。
これまで、幾度となく母が「隣のオジさんに声掛けられて、お茶を何杯も飲んできた…。」と苦笑いしていたことがあったが、まさか僕が声を掛けられるとは思わなかった。

独り暮らしの寂しさということもあったのだろう、招かれるがままにオジさんの家に上がり込み、湯飲みから溢れんばかりに注がれたお茶と大胆にカットされた羊羹、そして自宅裏で採れたブドウで作ったというジュースをごちそうになった。もっとも、ジュースは既にかなり熟成が進んでいて、ワインになりかけていたんだけど…。

ご自身の話、遠方に住む息子さんの話、そしてお孫さんの話…オジさんの話は尽きなかった。多分、僕が「そろそろ…」と言わなければ、オジさんはずっと語り続けていただろう。それだけ人恋しく、誰かと会話をしたかっただけなのかも知れないが、なぜ僕を招き入れたのかは、結局聞くことができなかった。

季節は過ぎ、秋頃から、夜になってもオジさんの家の明かりが消えたままの日が多くなった。
母がオジさんから直接聞いたところでは「数日間検査入院していた」「抗がん剤の治療をしていた」と、体調が思わしくなかったようだ。

あれほど庭いじりが好きだったオジさんの姿をあまり見かけなくなり、たまにこちらから「こんにちは」と声を掛けても、後ろを向いたまま「ああ、どうも…。」と、こちらを避けるようになったオジさん。

先週金曜日(8日)のあたりから、またオジさんの家の明かりが消えた。
そしてその明かりは、二度とつくことはなかった。

…遠方に住む息子さんとともに、無言の帰宅をするまでは。

オジさんは、自宅でひっそりと息を引き取っていた。
いわゆる、孤独死だった。

「抗がん剤の治療に来るはずの患者さんが姿を見せない」という一報が病院から関係機関に寄せられ、オジさんの家には救急や警察の車両などが駆けつけたそうだ。

僕がオジさんの自宅に明かりが灯っていないと気づいた金曜日から5日後、水曜日昼前の出来事だった。

うちでは「また電気ついてないね。入院したのかな。」という話になったが、何となくイヤな予感がしていた。
あの几帳面なオジさんの家の風除室に、無造作に長靴が置かれていたことが、妙に気になったのだ。ついでに言えば、何となく誰かがいるような、気配のようなものを感じていたのだ。

なので、水曜日の昼過ぎに、母から訃報を聞いたとき僕は、思わず「やっぱり!」と口走ってしまった。そしてあの時、次の行動を起こせなかった自分を責めた。オジさんが、自宅で亡くなっていたなんて…。
鈍器で頭を殴られた後に鳩尾に打撃を食らったような、そんな激しい心の痛み。

気になったあの時、呼び鈴を押していたら、家の中へ声を掛けていたら、ひょっとしたらオジさんの異変にいち早く気づけたかも知れないのに。 そうしたらオジさんは助かったかも知れないのに…。

…しかしこれまでも、こちらからの好意をやんわりと拒絶し、そして社交的な付き合いを拒み続けてきたオジさんにとって、僕らがオジさんの聖域(自宅)にずけずけと乗り込むことは、オジさんのプライドが絶対に許さなかったことだろう。今更「たられば」の話をしても、キリがないのだ。

実は先週金曜日の頃から、僕はひどく落ち着かなかった。心も体調も万全ではなく、文字通り心身ともにスッキリしない日が続いた。しかし、オジさんが自宅で見つかり、無言の帰宅をした後は、不思議とまた落ち着きを取り戻しつつある。

今思えば、あれはオジさんからのサインだったのかも知れない。

オジさんは今日、息子さん一家の手によって、ひっそりと荼毘に付されたという。
最後までオジさんらしさを貫き通した旅立ちだと思った。

合掌

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…また、町内から一人いなくなった。

ふと、町内を見渡してみる。
お年寄りだけではない。若い人たちもどんどんいなくなっている。
向こう三軒両隣と言われていたのは過去の話、近所同士のコミュニケーションも薄くなり、すっかり町内が高齢化しかけていることに気がつく。少なくともうちの両隣の家は、まさに今、もぬけの殻になろうとしている(実際、うちから信号までの間にある2軒の家は、今、誰も住んでいない)。

ここ10年の間に、我が家を含む近所のほぼ毎戸で誰かが亡くなった。しかし、誰かが引っ越してきた、帰ってきた、という話を聞いたことがない。
幼かった頃に一緒に遊んだ近所の子どもたちは皆いなくなり、そして今後も、恐らくこの町内に戻ってくることはないだろう。つまり、僕が馬齢を重ねていくにつれ、この町内からは確実に人が減っていくのだ。
かつて溜まり場だった駄菓子屋、小売店、文具店、遊び場にあった遊具も、今は昔。
…店は消え、遊ぶところもなくなった。

高齢者ばかりが生活する町。
一時期、地方、とりわけ中山間部に存在する「限界集落」がクローズアップされたことがあったが、それと同じような状況が、今まさに市街地でもひっそりと始まっているのだ。「限界集落」のみならず、急加速する「限界市街地」の拡がり。

高齢者同士が手を取り合い、見回り隊を結成し、お互いの生存を確認し合うという時代。

やがて町内には、主(あるじ)を失い廃墟となった家が増え、荒廃した土地が拡がり、目も向けたくないような光景が広がるかも知れない。恐らく、久しぶりに自分の生まれ故郷(町内)を見た人たちは皆、きっとビックリするはずだ。
…既に始まっている地方でのドーナッツ化現象が、ごくごく身近な範囲で起こり始めていることに気づいたら、何か背筋がゾッとするような思いがした。

来年1月19日は、「ヒロロスクエア」に集結!

私事ですが、単なる興味本位がきっかけで、今年7月から、青森県総合社会教育センターが主催する「パワフルAOMORI!創造塾」というネットワークに参加しています。

青森県総合社会教育センターが掲げる目的は「新たな活動者の発掘と育成、仲間づくりの促進やネットワーク(つながり)の形成・強化、活動の活性化を目的とし、対象地域を絞り2年間をかけての理論学習や活動実践等の研修を通して、地域づくりに取り組む活動者を育成します。」というものですが、個人的には、リアルな人付き合いに興味があったといいましょうか、一体どんな人が集まるんだろうかという方への興味があったといいましょうか、どちらかといえば一歩引いた、第三者的な立場から参画させていただいています。

…のはずだったのですが。

一歩引いていたのは、ホントの最初だけでした。

「創発からのまち育て」という基調講演に始まり、弘前市内での「まち歩き」の実践、お目にかかれるだけでもワクワクしそうな講師陣による研修…。
そして、津軽地方の各地で、色んな分野において活躍している塾生の面々…。

目から鱗が落ちる講義内容、そして造詣が深い講師や塾生の方々と接していくうちに、不肖42歳の私、恥ずかしながらこれは本腰を入れて自己研鑽しないと、とスイッチが入りました。

ということで、なるべく行政色を前面に出さないようにしつつ、青森県職員と弘前公園RCの一員という二枚看板を武器に、メンバーの一人として色んな研修に参加すること3か月。

時間のことは何も考えず研修を受けていたのですが、実はこの研修結果をカタチにするまでの時間が非常に限られていることに気づいたのが、9月下旬。

研修を終えたその夜、2度目となる塾生同士の飲み会の場で色んなことが語られ、そこからは文字通りトントン拍子で、そしてあれよあれよの間に話が進んでいきました。

なぜならば。
来年1月19日、弘前市大町にある「ヒロロスクエア」の3階が、既に会場として押さえられていたから。

とはいえ、朧気ながら描く塾生のイメージは、それぞれバラバラ。こりゃこのベクトルを一つの方向に向けるのは、相当大変だな…誰がその音頭を取るんだろう。と、まさに他人事のように遠巻きに見ていたのですが…。

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数回に渡って行われた勉強会や会議を経て、徐々に塾生同士のベクトルが同じ方向を向き始めていることに気づきました。
これは、きっと凄いことになる…。

塾生の個々の力、エネルギーは、僕が想像していたそれを遙かに凌駕するもの。それだけ本当に素晴らしいメンバーが集まっていました。そのエネルギーが一つにまとまり、同じ方向を向いた時のことを考えると…。
もう、その中の一人に加えてもらっているだけで、身震いする思いでした。

そして現在、「津軽クエスト〜1月19日だけの大冒険〜 inヒロロスクエア」というタイトルでイベントを開催する方向で計画が進んでいます。

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もう少し情報提供するならば。

1月19日だけの大冒険‼

来たる2014年1月19日。

ヒロロスクエアに津軽市町村が集結する!

パーティーを組み仲間と協力して津軽地域を楽しみながら学べるクイズとゲームをクリア

必要なアイテムを集めゴールの岩木山を目指せ!

集え!100人の勇者よ!

たか丸くんからのお宝をゲットしよう!

現時点では小学生を対象としたイベントとなる予定ですが、初めての開催ということもあって、どんな結末が待ち受けているのかは、実のところわかりません。

ただ、幾つか言えることは、恐らく誰もが1回限りのイベントとして終わらせるにはもったいない!…と思えるようなイベントになるであろうこと(もっとも、我々塾生も一回で終わらせるつもりはありません)。
そして、子どもだけでなく大人も楽しめるような要素がふんだんに含まれていることから、いかようにでもアレンジが可能だということ。

つまり、実はこのイベント、とんでもない可能性を秘めているんじゃないか、という自画自賛(笑)。

そして、第三者的な立場で傍観しているはずだった私、どう巡り巡ってのことなのかはわかりませんが、何と今回のイベントの実行委員長を仰せつかることとなりました。

最初、実行委員長のご指名を受けたときは、鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして驚いたのですが、きっとそういうお鉢が回ってくることになっていたんだと割り切り、快諾することとしました。

まあ…とはいえ(ご存じの方はご存じのとおり)実に頼りない、名ばかりの実行委員長ですので、多少の粗相があっても目をつぶってください。

青森県の魅力を最大限に拡げるため、目指すはヒロロスクエアから青森県武道館へ!(爆)

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津軽クエスト〜1月19日だけの大冒険〜 inヒロロスクエア

今日の、どんだんず。

久しぶりにどんだんずなジッコと出会いました。
難解な津軽弁が登場しておりますので、通訳希望の方は、お申し付け下さい(笑)
幸運にも青森県内で放送されているあのローカルなラジオ放送をご存じの方は、あのパーソナリティと同じような口調で読んでみて下さい。「今週のどんだんず賞」を一度だけ頂いたことのある元リスナーのリアルどんだんず、それでは、どうぞ。

日曜日の昼下がり。家の平和維持活動は今日も順調だったけど、1軒目のスーパーで買い忘れがあったことに気づいて、やむなく2軒目のスーパーさ寄ったンズ。

目的の品だけ買えばいいものを、ついついいらないものを買物かごサぶち込んでらッキャ、妻から冷たい視線…。

「いいハンデ、早グ行グよ!」

妻サ急かされで、一番人の少ないレジさ並んだつもりが、先に並んでいだ客が店員サああだこうだクレーム付けてるみたいで、何だがワガンネけど、もたつくレジ見でらッキャ、妻もオラもだんだんイライラしてきたンズ。

「もう!いいハンデ早グしてケネベガ…。」

そう思った時ふと、前サ並ぶ人の買い物かごの中サ目が行ったンズ。

特価のリポビタ○Dが2箱、同じく特価で一家族様5個限りのカップ麺が5個…。

何だか冴えない食生活だな、と思ったその人は、恐らく80歳前後と思われるジッコ。

あらー…。もしかして一人暮らしだベガ。何だか、侘びしいの…。

しばらぐして、やっとそのジッコの順番まで回って来て、会計始まったンズ。
相変わらずちんたらバーコードを読ませる店員。

ピッピッ…

リポビタ○Dが2箱。、カップ麺5個、イチゴ大福と豆大福で4個、T字カミソリの替え刃、そして、なぜかギャッ○ビーのヘアムース…。

…ん?何でヘアムース?

そのジッコ、波平みたいだ髪型で、耳の横サ白髪残ってるんだバッテ、頭のてっぺんはほとんど禿げ上がっていで、髪の毛がない。

なのに、何でムース…?

その時オラは、ハッと気が付いた!

このジッコ、ヘアムースとシェービングフォーム、間違ったんだ…。

絶対に、ンダ…!

そう思ったッキャ、急にオガシグなって、ニタニタ笑いが止まらなぐなってきたンズ。

「お会計、3,055円です。」

「ア?」

店員は、マニュアル通りと言わんばかりに、淡泊にもう一回ジッコさ金額を伝えたンズ。

「3,055円です。ポイントカード、お持ちですか。」

財布の中をもぞもぞと探り、ポイントカードと1万円を取り出したジッコ。

「あの…お客様、ポイントカードお持ちですか?」

ふと見ると、1万円の下に隠れていたポイントカードは、ジサマの名前ど、「○○耳鼻科」の文字。

何とジサマ、ポイントカードでなくて、診察券出してらンズ!

オラ、さすがに我慢できなくなって、思わず後ろ向いて、吹いた。

しかもジサマ、黙ってポイントカード出せばいいのに、

「いやいや、最近耳遠グなってマッテさ、年取ればマイネッキャの。」

…って、オラさ話しかけで来たもんだ!

頼むハンデ、こっち向いて話しかけネンデケロ…。

オラ、真っ赤な顔して下向いて、「うん、うん」って頷くごとしかデギネがった。

おい、ジッコ!あの店員、看護婦サでも見えダンダガ!それに、耳遠いって、ポイントカードと診察券間違ったの、何も関係ねえベナ!

耳鼻科でなくて先に眼科サ行け!

どんだんず~!?