#ウルフルズ ライブツアー2025-2026 #弘前公演 (2025/11/3)鑑賞記

ウルフルズライブツアー 2025-2026 ツーツーウラウラツー シーズン2

こんなツアータイトルを引っ提げ、ウルフルズが久し振りに青森県内で公演を行うことを知ったのは9月のこと。

ウルフルズのライブ、興味本位だけで一度は観てみたいと思っていたが、なかなかきっかけがない中、弘前市で初めて公演を行うことを知り、迷わずチケットを入手した次第。

オリジナルメンバーが入れ替わりでバンド活動を休止する中、しばらく3名体制での活動が続いている。ボーカルのトータス松本もソロ活動や俳優業に精を出す中、バンドとしてどんな姿を見せてくれるのか。自分の気持ちが穏やかでなかったこともあり、期待と不安が3対7ぐらいの割合で交錯したまま、当日を迎えた。

会場となった弘前市民会館の収容人員は約1,400人。直前までチケット販売のCMがテレビ放映されていたので、残念ながら完売にはならなかったようだ。(事実、当日券の販売もされていた。)

確かにここ数年は大きなヒット曲があるわけでもなく、そして大きな話題になるようなこともなく、ウルフルズ自体は静かに地道に活動を続けていたといった印象を持つ。

17時からの開演ということで、15分ほど前に会場近くまでやってくると、観客と思しき人たちが数人、会場へ向かっていた。果たして客の入りは大丈夫なのだろうか。

しかしそんな心配は杞憂だった。会場の中へ入った途端に雰囲気が一変、熱量が一気に上がる。物販ブースには多くの人だかりができあがり、トイレ周辺も混雑している。

更に大ホールの中に足を踏み入れると、確かに空席はあるものの、9割程度が既に埋まっていた。3連休最終日ということもあってなのか、皆さん集まるのが早いぞ!

そして何より驚いたのは、幅広い客層だった。恐らく40代から60代までが会場の半数以上を占めているように見受けられたが、一人ではなく男女のペアが圧倒的に多い。そしてそれ以外にも、年配のおじいちゃんおばあちゃんの他、小学生と思しき子供連れの家族が大勢見受けられたのだ。中には3世代でやってきたと思われる人たちも。

すぐ後ろに陣取っていた家族連れの子供(恐らく小学低学年の男の子)は、「最初の曲は何をやるのかなあ。ツーツーかなあ。」と、すっかり年季の入ったファンのような予想を立てている。

隣に座る50代後半と思しきカップルはどうやらこれまでも数回ライブを楽しんだらしく、過去のライブを振り返りつつああだこうだと蘊蓄を語っている。

さて、そんな僕の席は中央の通路から後方の席。それでもステージの全景は見えるし、オペラグラスを用いるほどの距離でもない。(実際、オペラグラスは持参しなかった。)

ツアーの真っ最中なので詳細は触れないでおくが、17時開演の時間から3分ほど遅れ、文字通り幕が切って落とされた。

頂いたチラシはウルフルズ一色!

新旧織り交ぜての演奏、とりわけトータスのブルースハープは絶品だったし、MCも楽しかった。やはりギターのウルフルケイスケが不在(2018年にウルフルズとしての活動を休止)なのは残念だけれど、ジョン・B・チョッパー(ベース)、サンコンJr.(ドラム)とトータス松本のオリジナルメンバーで構成された3Pバンドに、真心ブラザーズからのサポートメンバー、桜井秀俊(ギター)とTime is Taito(小杉泰斗・キーボード)が脇を固める。

地元ネタもしっかり織り込みつつ、それにちゃんと応える会場のノリ、コール&レスポンスも思った以上に凄い。こんなに盛り上がるとはちょっと驚きだった。

のんべ
のんべ
小澤征悦さん主演のこのPV、中毒性高すぎるわ…

いやいや、あんたのダンスもこんな感じじゃん…
もーもー
もーもー
ちょっこ
ちょっこ
確かに。

なんか、見てられないわ。
MCハナ―
MCハナ―
………………..。
のんべ
のんべ

恐らく県内各地はもちろん、隣県からも足を運んだ人は多かったのではないだろうか。(駐車場には八戸ナンバーや隣県ナンバーの車も多数見られた。)

五十肩の症状が出ていたことも忘れて右肩を振り上げ、演奏することを全く期待していなかったあの曲がセットリストに加わったことで、アンコールではもはや落涙寸前。

開演からアンコール終了までほぼ2時間。正直、会場に足を運ぶことも躊躇うぐらい気持ちが落ち込んでいたけれど、会場に足を運んで本当によかったと思った。

何だろう、取り憑いた厄をスッキリ落としたような感覚かな。

開演前の鬱積した気持ちはどこへ行ったことやら、晴れ晴れとした気持ちに包まれながら、帰路に就いた。

帰り道、後ろを歩いていた二人が「いやぁ、元気もらったわぁ!」と嬉々としながら話していたのが印象的だった。まったくもってその通りだと思った。

すっかり日も落ち、欠けた月が雲の間から顔を覗かせている。雨後の冷えた空気が、なんだか妙に気持ちよかった。