Monthly Archives: 8月 2009

忘れてた…

弘前市で10月に行われるアップルマラソンのエントリーが、21日までだったことを忘れていました!
そう、つまり今年大会に出ることはない、ということです。
うーん…アップルマラソンを目的に走っていたわけではないので別にいいんですけど、何か一つの区切りとしてエントリーしておけばよかった、と今更ながら後悔し始めています。もっとも、走るとしても10キロが限界だったのでしょうけれど…。
とはいえ忘れてしまったものは仕方がないです。当日は裏ルートで独りアップルマラソンに勤しみたいと思います。

衝撃の「絢香 Dream Summer Live in 地球村」

始まる前の状況(画像)をFlickrに投稿したのですが、その後、とんでもない衝撃が待っていました。

本当に衝撃的。
何と、肝心の絢香がやって来ませんでした…。

「へ?」って思いませんか?

僕らも「へ?」って感じでしたが。

18時15分過ぎ。ようやく会場入りを済ませた観客が揃うと、重々しい口調の司会者が登場し、事務所の社長を呼び込みます。

ムムム…?嫌な予感。

すると、深々と頭を下げた社長から衝撃的な一言が。
「本日公演を予定していた絢香ですが…」

あ…やられた。

「絢香は、持病のバセドー病を今日早朝発症し、都内で症状を覗っていたのですが、結果的にドクターストップとなり、本日こちらに来ることができませんでした。」

えぇぇぇぇぇぇぇぇ…………………..。

会場に無理やり詰め込まれた約5,000人の観客からは一斉に溜息。ちなみに僕らは一番後ろに陣取っていました。実は開始前に警察の方々が一斉に配置についたので、これは爆破予告か何かあったのかな、と思ってしまいました。しかし、ふたを開けてみると絢香が来ることができなくなったことで社長がお詫びして、そのことが観客の騒乱につながることを危惧した対応、ということだったのでしょう。
絢香は8月20日に東京国際フォーラムでコンサートを開催したばかり。と考えると、スケジュール的にも無理があったのかも知れません。

ちなみに公式HPにはこんなお詫びが掲載されていました。

絢香公演延期のお知らせ   < 2009 / 8 / 22 >

本日予定されておりました「Dream Summer Live in 地球村」~みんな空の下~ 公演は、絢香の体調不良のため、急遽出演を中止させていただくことになりました。
公演を楽しみにしていただいていたお客様および関係者の皆様には、多大なご迷惑をお掛け致しましたことを深くお詫び申し上げます。

代替公演の開催に関する詳細につきましては、本人の体調の回復を見ながら協議の上、関係先とも検討しておりますので、本公演のチケットは、そのままお手元に大切に保管いただけますよう、お願い申し上げます。

今後のスケジュール等に関しましては、後日改めて当ホームページにてご案内いたします。

本公演の公演延期に伴うお問い合わせは以下までお願い致します。

[お問い合わせ]ABAチケットセンター:017-777-4545

※チケットの払い戻し方法につきましては、振替日程と合わせてご案内させて頂きます。
払い戻しを希望される場合もチケットが必要になりますので、ご注意ください。

ファンの皆様には大変ご迷惑・ご心配をお掛けし申し訳ございませんが、重ねてご理解の程お願い申し上げます。

社長からのお詫びを聞き、怒号が飛び交い、ステージにはペットボトルや空き缶が投げ込まれ……

と思いきや、意外と皆さん冷静な目で、ステージ上で頭を深々と下げる社長に拍手を送っています。
そしてこの後、(いわゆる前座の)初音さんのライブが行われることが伝えられると、諦めにも似た観客からの拍手。あくまで公演は「延期」とはいうものの、絢香が本当に来ることができるのか..いや、無理なんじゃないか。もちろん席を立ち、そそくさと会場を後にする人の姿も見えました。

しかし…会場を後にしたのは1割足らず。つまりほとんどの人は、普段は「前座」でありながら急遽主役を任されることになった初音さんのコンサートに耳を傾けてやろうじゃないか、そんな何となく暖かな空気が広がっていたのです。西日が傾き、空も大分暗くなってきた中、絢香の代役という重い重責を担った初音が登場…。

1曲、2曲と歌が進み、その合間に観客はパラパラと席を立っていきます。
途中のMCで、「私は運が悪い」みたいなことを言っていましたが、それは今日のことでしょうか。いや、むしろ今日は運がいいんじゃないですか?これだけの観客が、期待を持ってステージを凝視しているわけですから。

結局1曲も知っている曲はありませんでした。ただ、7~8曲ほど歌い終えて「次が最後の曲です」というと、観客からは一斉に「えーっ!?」という歓声。その時点で7割以上の観客が残っていたのではないでしょうか。

最後の曲が終わると同時に、観客からは万雷の拍手とアンコールの声。や、優しいぞこの会場の人たちは…。

所詮「前座」の初音でしたので、アンコールの曲など用意していなかったようで、「すいません、アンコール用意していなかったんですけど」…と言うと、暖かな笑い声。新曲をもう一度歌い上げると、本当に暖かな拍手と歓声がステージに向けられました。

はー終わった。ま、しょうがないよな。

…とそこへ、再び事務所社長が登場。観客からは罵声ではなく、「社長ー!」という声援そして拍手!

社長、その光景を目の当たりにし、号泣。

それを見た観客からは「頑張れ!」の声。

何なんだ、これは…。何故かこちらの胸が熱くなりました。
社長はこの件を東京に帰って絢香に伝えること、そして必ず公演を行うことを我々に誓ってステージを下りました。

終演時間は19時30分。1時間弱のステージではありましたが、誰ひとり不平不満を口にすることもなく、何だか満足そうな表情を見せながら席を立っているのがとても印象的でした。

正直、明らかにキャパを超えているチケット販売や、待機場所への案内を含め、入場に際してのグダグダなスタッフの対応、誘導も何もない適当な運営には、本当に腹が立っています。これは運営する側が、延期公演までに修正してくださることを強く望みます。

それは別として、ある意味貴重で伝説になりうるようなステージを拝見させていただきましたし、ますます絢香のステージが見たくなりました。
延期公演がいつになるのかはわかりませんが、どうか体調を整えていらして下さい。楽しみにしています。

マドンナとエレカシと嵐

全然脈絡のない3組のアーティスト。
共通点は「ベスト盤」。

今月から来月にかけて、この3組が相次いでベスト盤を発表します。

マドンナのオール・タイム・ベストについては、昨日もTwitterで「これまでのベスト盤の続編であってほしかった」と呟いたように、何も初期の頃から通した音源じゃなくてもよかったのになぁ。それやるんだったら、前2作とそれ以後の楽曲を収録したディスクをコンパイルしたベスト盤で十分なんだけど、とかいろいろ考えています。本人選曲ということは、裏を返せばどれだけ本人の思い入れが強い楽曲が選ばれるかということに焦点が当てられるわけで、マイケル・ジャクソンみたいにファン選曲でも面白かったんじゃないの?とか思ったり。
同時期に発売されるDVD、こちらはとても楽しみなんですけどね。というか、DVDソフトってホント安くなりましたね。20年以上前、コンサートの模様などを収録したVHSソフトが1万円以上で販売されていたことが今となっては考えられません。

販売のタイミングは若干異なりますが、エレファントカシマシもオール・タイム・ベストを発売することが決定しました。しかもこちらは、メジャーデビュー後渡り歩いた3つのレコード会社から発売されるということで、全部で5枚組になります(笑)。あ、でもこれってその昔、吉川晃司も同じことやりましたね(ただしディスクは1枚ずつ)。

メジャーデビューの荒々しいエピック時代から、いきなりポップな方向転換が図られた東芝時代、そして再び迎えた低迷期のポニー時代と、なかなか聴き応えのある内容に仕上がりそうな予感。ちなみにこちらもボーカルの宮本浩次自ら選曲だそうです(個人的には絶対「買い」)。

それにしても最近すごいなと思ったのが嵐のベスト盤。通常盤である2枚組は定価の3,200円で星5つの評価であるのに対し、初回限定盤の3枚組を入手できなかったファンの悲痛な叫びが、怒りに変わってアマゾンの評価に寄せられています。おかげで星一つの数が凄い。でもしれって作品の評価を下げてるんじゃ…。

ちなみにこのベスト盤、初回限定盤は既に売り切れ、オークションでの高値取引が始まっているようです。Amazonをみても、新品60点以上で最低価格が12,000円オーバーって、皆さんかなり強気。というかこの人たちは完全に転売を狙って購入したんでしょうね。この煽りを受けて、本当に手に入れたくても手に入れられなかった人が、ちょっと可哀想。

久し振りに七里長浜港

七里長浜港で県産木材を初出荷/鯵ケ沢
(2009/8/19 水曜日・陸奥新報)

鯵ケ沢町の七里長浜港で18日、津軽産のスギ材を積んだ貨物船が宮城県石巻港に向けて出港した。1997年に供用開始から県産木材を出荷するのは初めてで、関係者100人が参加して出港セレモニーを行った。
同日は、七里長浜利用促進協議会副会長の長谷川兼己鯵ケ沢町長が「七里長浜港は津軽地域の物流の拠点として、今回、念願だった地域資源の木材を搬出することができた。今後も港を利用してほしい」とあいさつ。その後、県森林組合連合会の本間家大代表理事会長と、船の船長に花束が手渡された。
七里長浜港は83年に工事を着工。96年に5000トン級岸壁、97年に2000トン岸壁と埠頭がそれぞれ完成し、2008年度まで、貨物船476隻、客船11隻など合わせて578隻が入港。取扱数量は砕石23万トン、石灰石17万トン、15万トンなど合わせて68万トンとなっている。今回は県森林組合連合会が津軽一円から集めたスギ材1500立方メートルを、石巻港に海上輸送する。供用開始以来、県産の木材を搬出するのは初めてで、関係者は同港利用促進に向けて、弾みをつけたいとしている。

やっとこの日が来たか、という思いが去来している。

開港して3年ほど経った時に、この港の事務的な管理を2年間任された。その頃から木材の搬出や輸入についてはいろいろ検討されていたのだが、特に輸入の場合は検疫や薫蒸等の施設がないことや、コストの割が合わないといった、ハードルの高いいろいろな問題がネックとなり、結局輸出入は見送られた。それでも確か一度だけ、中国からの外材を輸入したことがあったような気がするが、こちらも結局割が合わずに一度限りで終わったと記憶している。
ただ、少なくとも僕がいるうちは、七里長浜港に水揚げされる貨物は、砂利以外にほとんどないという、なんだか寂しい港になっていた。

どういう因果かその後僕は、今回出荷を行った事業者(団体)と仕事で3年間おつきあいすることとなった。その頃も相変わらず七里長浜港を活用した木材の出荷については検討されていたようだ。しかし、「県営釣り堀」と揶揄されたぐらい稼働率の低かった七里長浜港には、冬場は船の往来もままならないほど荒れた海になるという気候の問題はもとより、岸壁が5,000トン級の割には水深が浅く、大型船が接岸できないというネックがあった(今も浚渫やってるのかな…)。

港のある周辺は工業地帯でもないし、周辺に大型工業施設があるわけでもない。そもそも漁港と港湾とは機能が異なっているため、果たしてあの場所に港を作る必要があったのか?という疑問は拭えない。まぁ、これから津軽自動車道が延伸するというので、その鋼材等を運搬するにはいいのかもしれないけれど。

そんなことをぼんやりと思いながら、一番の思い出は、平成13年の海の日に合わせて開催された「海の祭典」だろうか(ちなみに「海の祭典」は現在「海フェスタ」に改称されている)。全県を挙げて行われたイベントに、ぺーぺーの立場でありながら、鰺ヶ沢地区の実行委員として参画させてもらった。港の良さを知ってもらおうというイベントが行われ(といっても祭りの山車が飾られたり、フリーマーケットが行われたり、海を知ってもらうにはちょっと物足りないイベントだったような気もするが)、花火大会やステージが繰り広げられた(ちなみにステージのゲストは山川恵里佳…)。

その後、七里長浜港がどれだけ整備されたのかは、ほとんど足を運んでいないのでわからない。強いていえば冬場になるとハタハタの大群が押し寄せ、ここぞとばかりに網を持った人たちが殺到すること、数の中には網の重みに耐えられずに海へ転落し、亡くなる人もいた、ということをニュースで知るぐらいだ。

久しぶりに七里長浜港が活気づいたニュース。あの頃お付き合いのあった皆さんとは、すっかり疎遠になってしまったな…。

ということで27日は深浦町と鰺ヶ沢町を訪問します。あ、別件ですが(笑)

国民審査もお忘れなく

最高裁の9裁判官をチェック  国民審査、18日告示

最高裁の裁判官が「憲法の番人」としてふさわしいかどうか国民が直接チェックする国民審査が18日、衆院選公示と同時に告示される。審査は30日の衆院選投票に併せて実施され、31日に結果が判明する見通し。

審査を受けるのは、2005年9月の前回衆院選後に任命された桜井龍子、竹内行夫、涌井紀夫、田原睦夫、金築誠志、那須弘平、竹崎博允、近藤崇晴、宮川光治の裁判官9人(告示順)。

国民審査は、任命後初めて衆院選を迎える裁判官が対象。初審査から10年を経た衆院選時にも審査に付される。

有権者は、辞めさせたい裁判官の欄に×印を書き、有効投票の過半数となった裁判官は罷免される。何も記入しなければ「信任」とみなされ、×印以外の記入はすべて無効となる。

1949年の第1回からこれまで20回、延べ148人が審査を受けたが、罷免された例はない。148人のうち罷免を求められた率は最高で15・2%。

国政選挙についてはどの候補者に投票しようかとか、どの党を選択しようかといろいろ考えるところですが、、国民審査については意外と疎かといいましょうか、適当に審査しているのが実情ではないでしょうか。

今回、9名の最高裁判事の国民審査が衆議院の投票日と同日に行われます。
特に裁判員制度が始まった今日、直接最高裁の判事の方々と議論を展開することはないにせよ、それぞれの裁判官の略歴については一通り目を通しておいた方が良さそうな気がします。今回審査対象となる9名の裁判官が関わった裁判や思想等については、それぞれWikipedia等に詳しく掲載されています(中には詳しくない人もいますが)ので、そういった情報を参照された方がいいかも知れません。何となくちょっとクセのありそうな人や、「なるほど…。あの事件に関わっていたのか…。」というのがわかります。
その過程で最高裁判事として適切か否かを審査するわけですが、実際生の声を聞いたことがあるわけでもないし、その判決を見たわけでもないということで、なかなか判断材料に乏しいというのが実情。
そういう意味では、どうしても審査しづらいというのが現実だとは思いますが、Webを見ると、いろんな情報が掲載されています(中にはネガティヴキャンペーンが繰り広げられている人もいるようですが)。
ひょっとしたら、さすがに×が過半数を超えて罷免…とまではいかないまでも、今回は最高の15.2%を超えてしまう人が出るかも知れませんね。
過度の情報に惑わされることなく、適正かどうかを判断する目を養う。これも結構大事だと思います。
というわけで、国民審査もお忘れなく。