鈴木雅之 taste of martini tour 2007 Champagne Royale

2007年05月26日 18時開演 青森市文化会館

行ってきました鈴木雅之のコンサート。改修工事を終えてから初めて訪れた青森市文化会館。座席の幅が若干広くなり、しかも前の座席との間も少し広くなったような感じです。
ちなみにこの日は、前売り、当日券ともに完売で、客席は9割9分の入りとなっていました。

開演の18時から10分ほど過ぎた頃に、開演のコールが流れ、直後に会場が暗転。8名のメンバーがステージに登場すると、会場のボルテージが一気に上がります。

(注意!!以下ネタばれあり!!注意!!)

ステージ中央に設けられた7段ほどの階段。その上に設置されていたのは、棚にシャンパンが並べられた、「お洒落な」バーを彷彿させるような白い4つの椅子とカウンター。演奏が始まり、パッと照らし出されると、彼が椅子に腰掛けていました。

会場からはドッと歓声と拍手が沸き起こります。

ステージは左手からベースとドラム、その前にはコーラスの3名が陣取り、右手にはギターとキーボード兼パーカッション、その前にはバンマスのキーボード兼ピアノが陣取るという布陣。

予想どおり、アルバムの冒頭を飾る「My Sweetness」からスタート。これまでのステージでは男性一人、女性一人だったコーラスに、更に女性が一人増えていました。ステージ上に降り立った彼。腕時計を見て「What time is it?」と叫ぶその姿や踊りは、何となくモーリス・デイを彷彿させます(顔かたちはジェシー・ジョンソンに近いけれど)。

あ…ちなみに言い忘れましたが、私どもの座席は前から3列目のほぼ中心(何せ妻がファンクラブの会員なので)。周囲は老若男女を問わずといった感じで、相変わらず幅広い客層でした。

その後も3月に発売された12枚目のオリジナルアルバム「Champagne Royale」からの楽曲を中心に、昨年期間限定で結成された「ゴスペラッツ」のアルバムにも収録されていた「リンダ(竹内まりやがアン・ルイスに提供したナンバー)」「まさか赤坂 Show Time」、そして菊地桃子とのデュエットナンバーでもある「渋谷で5時(もちろん「渋谷」を「青森」に替えるというお約束付き。ただし当然菊地桃子は現れず)」、「君を抱いて眠りたい」のアカペラバージョン、ここ最近のコンサートではすっかりお約束となった「SO LONG」に、定番ナンバーともいえる「恋人」など、アンコールを含め約2時間、とことんラブ・ソングにこだわる選りすぐりのナンバーを、じっくりと鈴木節で聴かせてくれたのでした。

また、最近では歌よりも力が入っているんじゃないか?と勘ぐりたくなるくらい時間を割くようになったMC(笑)では、地元民にしかわからないローカルネタを交えた爆笑トークを炸裂させる一方、「青森は本当にノリがいい」と感心しきり。また、「ソロコンサートのタイトルとなっている「taste of martini」は、自身の幼い頃からの愛称であるマーチンにi(愛?)を加えたものだけど、今回はカクテルじゃなく、シャンパンです」と、シャンパンの発音までも観客に指南するといった「客いじり」も、すっかり手慣れたものでした。
また、後半のMCでは「我々はステージ上からみんなを楽しませるのが仕事だけれど、青森のお客さんはステージ上の我々も楽しませてくれる。」と観客をべた褒め。観客もその場に居合わせたことが嬉しくなったのか、いやぁ、まんざらでも…といった様子で、どんどん反応が良くなっていくのでした。

その中にあって、アンコールでのMCは非常に印象的でした。
「僕も去年50歳を迎えたんだけれど、年を重ねることは辛いことじゃない。みんなが持っている夢の実現に向かって少しずつ年を重ねることは、むしろ楽しいこと。僕は歌でみんなの夢の実現が叶うよう後押ししたいと思います。」

自然と沸き起こる拍手。中には感極まって泣き出す女性も。

ラストナンバーは、アルバムの最後を飾る「放浪春秋」。訥々と歌い上げ、静かにステージを後にしました。
残されたメンバーが演奏を終えると、まさに波を打ったような静けさから大きな拍手が沸き起こり、コンサートは幕を閉じたのでした。

決して背が高いというわけではないため(おそらく170センチを下回るものと思われる)、横への広がりがちょっぴり気になったところではありますが、いつになっても衰えず、円熟味を増す歌声は「さすが!」の一言に尽きます。
土曜日の18時開演ということで、少し長めのステージを期待しましたが、まぁ、そんな期待通りに行くはずもありません。2時間ちょっとで終演を迎えてしまったことと、歌半分MC半分といった印象が拭えなかったことで、ちょっぴり物足りなさを感じたステージではありましたが、間近で観ておきながらの感想としては、ちょっと贅沢でしょうか(笑)。

明らかにリピーター率の高い彼のコンサート。恐らく、次回もまた足を運ぶことでしょう。

2 thoughts on “鈴木雅之 taste of martini tour 2007 Champagne Royale

  1. フルりん

    こんにちは 私も参加しました
    とっても楽しく 幸せなひと時でした。
    思っていた以上のノリでビックリです!!
    最初の曲の合い間が気になりましたが
    お互い体力は落ちていますもんね
    あ!もしかして24,5番じゃないですか?
    人探ししていたもので
    カップルの方…..いましたね
    次回も 同じ感動を味わいたいですね
    頑張れマーチン!!
    それでは?

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  2. nonvey

    24,25番は隣のカップルですね。うちらは26,27番でした。
    彼のコンサートは、何度観ても飽きが来ないというか、つい足を運んでしまうんですよね。
    ちなみに今日は「浜省」です。2階のかなり後ろの方の席ですが(笑)

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