鈴木雅之 taste of martini tour 2005 Ebony&Ivory Sweets 25

土曜日に、髪を思い切り短くしてきました。それを見た妻から、「レギュラーの西川みたいだよ」と言われました。何か悔しいので、手を挙げて白目向いたら、そっくりだって爆笑されました(涙)。
さて昨日は、青森で鈴木雅之のコンサートでした。15時45分に家を出発したのですが、途中大渋滞に巻き込まれ、やむなく高速道を経由して青森へ。結果的にこの選択は正しかったことに…。
開演時間は、いつもより1時間早い17時30分。17時15分頃に会場の青森市文化会館に到着すると、既に大勢の老若男女でごった返していました。年齢層は相変わらず幅広いのですが、日曜日ということもあってか、夫婦で来場している人が多いように見受けられました(それも、40代以上)。妻がファンクラブの更新を忘れてしまったため、今回は前から21列目。前回前々回が8列、4列目だったため、「何だか取締役から平社員に降格したみたいだな」と妻と笑っていました。それでも、ど真ん中のポジションで、しかも前列は関係者以外立入禁止の席だった(イコライザーなどの機材が置かれていた)ため、視界は極めて良好でした。1階席はほぼ満席でしたが、2階席は今回も窺うことができませんでした。
以下ネタばれだらけですので要注意。


ステージの左側に白っぽい壁、右側に黒っぽい煉瓦のような壁が配置され、中央の高い位置に、白黒の縦縞の施された入り口が配置されています。壁にはそれぞれスクリーンが埋め込まれ、入り口からはステージ中央に設置された楽器の周りに弧を描く形で階段が配置されています。
17時40分、客電が落ち、Stevie WonderとPaul McCartneyの「Ebony&Ivory」が流れます。会場に足を運んだ人たちの中で、どれくらいこの曲を知っている人がいるんだろう…。などと思っていると、階段の下からもぞもぞとメンバーが出てくるのが見えました。スクリーンにはこれまで発表した全て(シャネルズ時代からソロに至る)のアルバムのジャケットが順番に映し出されます。そして最新アルバム『Ebony&Ivory』からの最初の曲が流れ、一瞬ステージが暗くなると、入り口前には、ソファに腰掛ける鈴木雅之の姿が照らし出されます。場内からは黄色い(中には年増の黄土色みたいな)歓声が響き渡ります。出たぁ(笑)。ステージには、左からピアノ、パーカッション、ギター、ドラム、ベース、キーボード、そして鈴木の右後ろにはコーラスの男女(こちらもツアーではお馴染みの二人)が。黒っぽい「光り物の」スーツに身を纏った鈴木はゆっくりと階段を下り、某賃金会社のCMでもおなじみの「その愛のもとに(With Your Love)」、「夢追い人」と唄い、ここで長めのMC。
「オシャレな街…」といういつものお約束のMCを終え、「私鈴木雅之、ラブ・ソングを歌い続けて四半世紀!」といったところで拍手を求めます。以降、彼が「四半世紀」と口にするたびに、お客さんは拍手を強要されることに(笑)。
「今日は長いです!」と断言し、会場は更に割れんばかりの拍手(ところがこの言葉は、のちに「ウソ?」と判明)。
前半は、アルバム「Ebony&Ivory」からの曲を中心に披露されます。「Stand By Me」を歌い終えたところでメンバーが一旦ステージから下がります。スクリーンに古い映像が流れる中、メンバーが戻ってきました。ギターの音が激しくなります。白いスーツに着替えた鈴木が現れると、Charが作曲した「Body TALK」へ。この曲、アルバムでは比較的浮いた感があったのですが、いざ始まってみると観客はノリノリ。おぉ、スゲェ。そして、ここから彼の代表曲が次々と披露されていったのですが、圧巻は、彼の代表曲のメドレー(これは内緒にしておこう)でした。
そしてそして!!妻と僕が大好きな「さよならいとしのBaby Blues」を、久しぶりにフルで熱唱。この曲を作った安藤秀樹は、今どうしているのかなぁなんてことを考えながら、久しぶりにこの曲を聴くことが出来たことに感激し、僕は半分涙目になっていました(苦笑)。
本編ラストは、「この曲があったから今の鈴木雅之がある」という簡単なMCのあとで、「ガラス越しに消えた夏」。Epic Sony25周年の記念ライブで、大澤誉幸志とデュエットしたシーンが蘇り、思わず涙がこぼれそうに(それくらい好きな曲なんだよ)。
時計を見ると、19時15分。えー?まだ2時間も経ってないじゃない?
5分後。ステージに戻ったメンバーがEW&Fの「Boogie Wonderland」を演奏し始めると、鈴木が再度登場。するとステージの天井から、スルスルっとミラーボールが!!
これは!?と思ったら、何と演奏されたのは「We Are RATS & STAR」。そう、ここからシャネルズ、ラッツ時代のヒットパレードに突入したのです。昔の画像がたくさんスクリーンに映し出され、「街角トワイライト」「憧れのスレンダー・ガール」「ハリケーン」と、怒濤の「攻撃」に、すっかり汗だく。そして、「め組の人」「ランナウェイ」「夢で逢えたら」と、これでもか?これでもかっ!ってくらいに盛り上がり踊りまくり、締めは最新アルバムのラストナンバー「君を抱いて眠りたい」で終演。何度も何度も客席に頭を下げ、彼がステージ中央の「入り口」に立つと、パッと灯りが消えて彼の姿が見えなくなりました。彼のコンサートには幾度となく足を運んでいましたが、これほど汗だくになったのは初めてじゃない?っていうくらいに踊りまくってしまいました。時計を見ると19時50分。まぁ、「長い」って言っていたけれど、アンコールが長かったのね(笑)。でも、これくらいがちょうどいいのかな?とか思ったりして。
2年連続でツアーを行うことは極めて珍しい、と彼自身も口にしていましたが、前回のライブはいわば今回のデビュー25周年ライブの布石だったと考えて良かったようです。実は、一部で噂されていた桑野信義の参加も期待していたのですが、残念ながら青森では叶いませんでした。しかしながら、桑野もリハーサルに参加しているとのことでしたので、他の会場では登場する可能性十二分にアリです。
彼の「仲間」が服役中であるために、あまり多くは語りませんでしたが、今後機会があればまた、みんなで演ってみたい、と口にしていました。
今回のコンサートは、デビューして25周年、いや四半世紀という特別な思いが込められているだけに、その思いがひしひしと伝わってくる、本当に素晴らしいものでした。恐らく、これまで観た彼のコンサートの中でも、3本の指に入るのでは?というくらい強く印象に残るものでした。それにしても今日は、なぜか足首が痛い…。

4 thoughts on “鈴木雅之 taste of martini tour 2005 Ebony&Ivory Sweets 25

  1. とーます

    nonveyさんがすご〜く楽しんだのがとても伝わってきましたよー!!
    最近ライブ行ってないので、コレを読んだらちょっと行きたくなりましたぁー(^^)

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  2. nonvey

    ありがとうございます。年甲斐もなくはしゃいでしまいました(笑)。楽しかったですよ。
    我々の両隣が、40代前半〜後半の人たちばかりだったのですが、隣のオッサンが凄い弾けておりまして、負けじと張り切ってしまいました。
    最近はもっぱら国内アーティストばかりですが、それなりに楽しんでおります。

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  3. ちゃき

    ぐわ
    >何か悔しいので、手を挙げて白目向いたら、そっくりだって爆笑されました
    楽しげな夫婦でうらやましー!!
    ライブ行くと脳からなんか違うホルモンでてきてそうです。
    あまり興味の無かった人のライブでも最後は魅了されていたり・・
    好きな人のライブなら本当涙物ですね。
    最後にいったライブは 地球村の野猿?
    なんで行ったんだろう・・・

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  4. nonvey

    鈴木雅之に関しては、妻より僕の方がファン歴が長いと記憶しています。確かに面白いライブだと、脳内モルヒネなのかアドレナリンなのかエンドルフィンなのか、とにかくわけわからず盛り上がる時がありますね。
    しっかし、地球村の野猿って…何年前だ(爆笑)

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