いよいよ披露宴当日。いつも通り6時に目が覚める。どうも体内時計はこの時間に起きるようにセットされているような感じ。7時起床、そのままお風呂を頂く。
ところがっ！起きてきた子供たちが「nonveyさんとお風呂に入りたーい！」と言いだし、急遽3人で入浴することに。子供たちの洗髪、洗顔、身体洗いを手伝ってあげる。結婚しているとはいえ子を持たない身なので、こういう経験は初めて！むしろ、子供たちが僕をリードしているような感じ。天使たちに貴重な経験をさせて貰ったような気分。ありがとう、と心の中でつぶやいた。
とまへなご夫妻の結婚式には、子供たちもお呼ばれされており、歌を披露するということでその事前練習を行う。
そして各自が着替えを終え、11時過ぎにラヴさん宅をタクシーで出発。披露宴会場のカデンツァ光が丘に向かう。

披露宴は13時からだけれど、結婚式にも呼ばれていたので、11時30分過ぎに到着。22階の披露宴会場にあるクロークに荷物とコートを預ける。
ところが、控え室がわからずに右往左往しているところへ通りがかった係員の方が、「あ、こちらですよ」と案内する。最初に訪れた建物の2階でした…。
最初から案内しろじゃ！ボゲ！

2階控え室に行くと、新婦のご友人と思しき方が数名。そこへでびしるさんがやってきて、こちらも昨年夏以来の再会を果たす。
ほぼ時同じくして、「寝坊した！」と騒ぎになっていたslyさんとhirohiroさんと思しきお二人が控え室に入る。目があったので「slyさんですよね？nonveyです！」と自己紹介するも、本名を名乗るのを忘れ周囲から笑われる。
程なく、結婚式会場に案内される。僕たちはへな子さんのご家族ご親族のすぐ後ろに位置をキープ。ラヴさんの子供たちは、僕の両隣に座る。
真っ白なタキシードに身を包んだとーますさんが入場。「イヤー、緊張しないんだよね」と言っていたけれど、見た感じちょっと緊張してる？
続いてへな子さんがお兄さんと入場。その姿を見た途端、何か胸に去来するものがあったのか、目頭が一気に熱くなる。涙腺スイッチ、オン！（ちなみにこれ以降、このスイッチは制御不能に…。）

ところが、へな子さんのご家族から「やだー！何かおかしいよ！」と笑い声（恐らくへな子妹さんだろう）。これで一気に場の空気が和む（ただしこのときも僕の涙腺は緩みっぱなし。もう諦めた）。


厳かな中にも和気藹々と進んだ結婚式は滞りなく終了し、披露宴会場へ。受付を済ませたところにへな子さんのお兄さんが来たので、四半世紀振りとなるご挨拶を交わす。程なく、へな子ママ登場。お兄さんが僕たちを紹介すると、どうやら顔を思い出してくれたらしく「あらー！よく来てくれたわねぇ！まぁー立派になっちゃって…」と腰をポンポンと叩かれた途端、涙腺スイッチが大暴走を始める。披露宴前なのに、この時点でじゃん子と僕の顔は涙でボロッボロになる。へな子ママもボロボロに。
「きっと、パパが会わせてくれたんだよね….」
じゃん子nonvey、大号泣。
「お母さん、まだ披露宴前ですから！」
披露宴前にウェルカムドリンクを手にしながら、お兄さん以外のごきょうだいともご挨拶を交わす。
そしてみんなで記念撮影！（あ、すいませんこちらにはごきょうだいはおりませんので念のため）

そして始まった披露宴。何と僕の席は新郎新婦の真ん前。松の席の一番上手、とでも言えばいいのだろうか。とまへなご夫妻のホントに幸せそうな顔を見ながら、またしても涙腺スイッチが暴走。


僕たちの席はラブさん、ラヴさんのお子さん2人、でびしるさん、じゃん子に僕という構成だったのだが、僕が泣いて妹がもらい泣き、それを見たラヴさんがもらい泣き、そのラヴさんを見た僕がまたもらい泣き、じゃん子がそれを見て…という感じで涙が延々とループしていたような感じだった。うちらのテーブル、涙の量は半端じゃありませんでしたから。
入場時からウルウル、一挙手一投足を見てウルウル、スライドを見てウルウルと、端から見ると「あの人バカじゃない？」というくらいに涙していた。


ラヴさんのお子さんたちが二人に歌の披露をしていた時。ホッとしたのかビデオカメラを回すラヴさんの目から涙。それを見て、写真を撮っていた僕の目から涙。その姿を見てしまったじゃん子も涙。でも新婦へな子嬢は「いやだ?！ラヴさん泣いてる?！」と笑ったまんま。まぁ、とにかく笑いと涙の絶えない披露宴だった。

そして始まったいきなりのテーブルスピーチ。トップバッターはslyさん。ビックリしながらも手短に、綺麗にまとめる。僕たちのテーブルからはラヴさん。マイクでお二人にお祝いの言葉を寄せながら再び涙すると、僕の涙腺も再びドッと緩む。

とそこへ、予期せぬ事態が。ラヴさんのスピーチに感涙しながら、涙の元となるビールをグビグビ飲んでいた時。
「続いて、青森からお越し頂いたnonveyさん、宜しくお願いします。」
へ！？グラスの手がピタリと止まる。
お、俺ですかい！？
あまりにも予期せぬ出来事に、何故かまた涙腺が緩む（苦笑）。
一瞬頭の中が真っ白になったが、妙に冷静になり（それはまるで何かが憑依したようだった）、昨年4月に始まったへな子さんとの再会劇を訥々と話し始めた。みんなの顔が神妙になるのだけはわかったが、実はスピーチの内容は本人あまり覚えていません。ハイ。多分、話していれば１時間くらい話していたのかも知れないが、じゃん子から「巻き」が入り、慌てて話をまとめる。たかがスピーチで、長々と喋りすぎてしまった（しかもまとまりのない支離滅裂な内容だったことだろう）ことを深く反省。
新郎新婦ご友人からのスピーチ。ゴージャス場末さんから、へな子さんそしてとーますさんに宛てたスピーチに感涙。それを聞いて思わず涙するとーますさんを見て、また涙。更にグッと涙をこらえるへな子さんを見て、また涙。更に、場末大将さんの涙にまたもらい泣き。
新郎新婦の分は、間違いなく俺が泣いておきましたからっ！！
新婦からご両親に寄せた手紙。完全にアウト。情けないほどボロボロと涙が零れてくる。

他人様の前で涙を見せることは恥ずかしいことだと思っていたが、もう諦めた。徳光さんの涙なんて、僕の足元にも及びませんっ！！
そして新郎新婦、新郎御尊父のご挨拶があり、披露宴はお開きに。

帰り際司会者の方に「感動的なスピーチでした」とお声掛けして頂くも、すいません実は本人何をどう言ったのかよく覚えていないんです…（苦笑）。
で、帰りのお見送り。結局俺は、この時もまた何故か涙する羽目に。
何か、俺はただずっと泣いてばっかりだったけれど、本当にいい結婚式だった。感動的でした。

この後、1階の喫茶でへな子ママにへな子兄さん弟さんと談笑。さて、帰ろうかしら、と思ったら、へな子さんが「本日宿泊する部屋を見に来い」という。
みんなでゾロゾロと部屋を訪れてみると…。
あら…二次会やってたんですね！
ここでプリンスファンやmixi参入者の方々といろいろお話をしたかったものの、ついついへな子兄さんとの会話に夢中になり、あまりお話しできず。あまりというかほとんど出来ませんでしたね。
17時20分。羽田空港までの時間も考え、そろそろ…ということでホテルを後に。プリンスファンの方々と挨拶を交わし、へな子ママには「必ず弘前に来て下さいね！」と手を握り、お兄さん弟さんと握手。とーますさんともまた再会することを約束しつつ握手。
じゃん子と僕はホテルを後にしたのでした。
地下鉄成増駅から有楽町線。東西線に乗り換えるじゃん子とは飯田橋で別れ、僕は独り有楽町乗り換えでJRそして浜松町からモノレールに乗り換え、羽田空港に向かった。
頼まれていたスタバのコーヒー豆を購入し、軽めの夕食を取って19時30分ころ出発ロビーへ。
この時点で窓の外には雨と風が吹き荒れいた。
かけずり回る子供たちの声が、みんなラヴさんの子供たちの声に聞こえてくる…。
19時50分発の予定が「使用する航空機の到着遅れ」で20時15分発に変更に。
ところが、使用機が到着した形跡はなく、既に20時になろうとしていた。自宅に少し遅くなる旨の電話をしていたその時。
「使用する航空機が羽田空港へ着陸できず、青森便は欠航となります。お客様には大変ご迷惑をお掛けしますが…（以下省略）」
「…………。え？」
そう、欠航決定のアナウンス。思わず電話をもったまま「ウソだべ？欠航サなっちゃったー！！」と大声で言ってしまった。いやーん…こんなことならもっとみんなと話をしてから出てくりゃよかったよ…。
ホテルは品プリを用意しているというが1泊12,000円らしいことを耳にし、じゃん子に電話連絡。
「リムジンバス使えば早いから。」ということで急遽じゃん子アパートに転がり込むことと相成った。
年に1?2度飛行機を利用しているが、実は欠航にぶつかったのは今回が初めて。何がどうなっているのかもよくわからぬまま、搭乗できなかった航空券にスタンプを押して貰い、リムジンバス乗り場に向かう。何でこうなるの？と再び涙。
結局じゃん子アパートに１泊（しかもじゃん子は帰宅後飲んだ缶チューハイで頭痛に襲われ、撃沈中だった！）し、今朝はラッシュを避けるために7時前に出発。10時05分の飛行機にて何とか帰青を果たしたという次第。
強風に見舞われた県内、着陸時は飛行機がフラフラでした！怖かった！
結婚式に感動し、飛行機に振り回され、ヘトヘトになってたどりついた2泊3日でした（笑）。