首都圏のみならず都市圏ではもはや当たり前の自動改札。
本県の場合、新幹線の発着駅である八戸駅の新幹線口に設置されている以外は、在来線は全て有人(もしくは無人)の改札口となっています。
一昨年暮れに弘前駅がリニューアルした際に、自動改札を望む声も多く聞かれたようですが、それは残念ながら叶いませんでした。というかJRにしてみれば、弘前駅に自動改札を設置したところで、余りメリットを感じないというのが本音なのでは、と思います。しかし、いくら(見た目は)立派な建物の中とはいえ毎朝あの寒い中、重そうなコートに身を纏い、寒そうな姿で改札する弘前駅の駅員さんには、ちょっとあの環境は酷ではないかなぁ、という気もします。何で自動改札にしなかったのかなぁ。県庁所在地の青森が未だ自動改札じゃないから?とか色々考えたりして。
ところが今週に入り、青森駅の改札口で何やら工事が始まり、改札口のスペースが半分になりました。これはひょっとして…と思ったら、その「ひょっとして」でした。
遂に、在来線用の自動改札が設置されるようです。
ちなみに、東日本管内の県庁所在地駅で自動改札が設置されていないのは青森駅だけらしいです。
そりゃそうですよ!東北六県の県庁所在地で、新幹線が開通していないのは青森市だけなのですから。
東北本線、奥羽本線、津軽海峡線(津軽線)の始発・終着駅として、また、各線への乗換え駅として、これまで多くの乗降客を吐き出してきた青森駅の自動改札化。確かに、稀に朝の通勤通学時間帯に各線からの電車の到着が集中することがあって、そのたびに混雑する有人の改札口を通るたびに、この地区に自動改札が設置される日は来るのかなぁ、と思ったことが幾度となくあったのも事実です。
しかしその日は意外にもあっさりとやってくることになりそうです。3月上旬には自動改札が設置されるようです。あと5年足らずでやってくる、東北新幹線の新青森駅開業を見込んでのことなのかも知れません。
それにしても…この駅は自動改札を設置する前に、橋上駅化するなり改築するなりした方が先ではないかと思うこともしばしば。
正直言って、北の玄関口と呼ぶにはあまりに寂しすぎます。バリアフリーにも完全に対応し切れていません(エスカレーターは設置していても、エレベーターはありません)。津軽海峡を挟んだ対岸にあるということで姉妹都市を提携している函館の駅と比較すると、ガッカリすることが多すぎます(笑)。
まぁ、風情があるといえばそれまでなんでしょうけれど…。
八戸の新幹線乗換え口ではうまく切符を自動改札に入れられなくて、駅員が登場・・・みたいないかにも機械に慣れない田舎人の微笑ましい風景が良く見られたものです。(爆)
青森駅も最初はピンコンピンコンとアラーム鳴りまくってたりして。
「これ、ここサ入れればいいんだべが?」
切符を入れるも裏の白い切符だった・・・
(♪ピンコン)
「わいーーーどーせばいいんだがなー」
みたいな・・・(笑)
一言に自動改札といっても、見たこともない人だっているはずです。
車内で車掌から購入した切符を改札口に投入する人、間違いなく出てくるでしょう。
「(キンコーン♪)扉開ガネジャ!どうナッチュンダバ!」と叫ぶオッサン…(いるいる?!)。
投入した切符が出てくるのを、じっと待つ人もいるかも知れません。
「ワイハ!オラの切符出デ来ネノ?」と、隣の定期券通勤者を睨むオッカア(いるいる?!?)。
自動改札の前で、扉が開くのをじっと待つ人だっているかも知れません。
「これ、ドゴ押ヘバ開グンダベノ?」と周囲の人に聞くバサマ…(いるいる??)。
切符と間違えて、板ガムを投入する高校生だっているかも知れません。
「アラッ!間違ってガムネッパゲデマッタジャ!」と大騒ぎする高校生(いるわけねえな…)。
下手をすると、全ての自動改札が一時的に閉鎖されることだって十二分にあり得ます…。
ま、しばらくの間は駅員常駐間違いなしでしょうな。
そうそう。新幹線帰省の時は、八戸駅の自動改札1台に一人、駅員が張り付いてました(笑)。自動の意味ない・・・。
「特急券と乗車券、2枚入れてくださ?い」と散々駅員が叫んでいるにも拘らず。ピンコンピンコン。
とっちゃもかっちゃも、「ワイハッ」って連呼してました(笑)。
ま、我が母も上京時は、新幹線改札で1枚だけ出てくる乗車券を取り忘れて大変な目に遭ったけどさ・・・。
新幹線の乗り換えの場合は、母のように切符を取り忘れる人がいるからかな、とか思っています。そういえば越後湯沢駅でも職員の方が常駐していたよ。
まぁでも、新幹線の車内で乗車券を紛失するよりはマシではないか、と(ニヤリ)。