Author Archives: のんべ

About のんべ

1971(昭和46)年 青森県生まれ。弘前市在住の青森県職員。 プリンスとビールと豆腐とラーメンを愛する。安いカメラでいかに安っぽくない写真を撮影するかに興味あり。 ブログの内容の多くは、いつの間にか趣味となった「走ること」がメインです。

4年ぶりのフルマラソン(前半) #NAHAマラソン

ホテルの中にあったホワイトボードに感動。

コロナ禍がようやく終息しつつある中、意を決しマラソンの大会に参加した。 復帰第一戦は、9年振り2度目の出場となる「NAHAマラソン」。前回投稿したとおり、母を沖縄に連れてくる口実であり、4年ぶりに沖縄訪問を果たす契機だった。

このユニフォームに袖を通すのは、初めてとなる。

4年振りのフルマラソンということもあって緊張するのかと思いきや、全く緊張することもなく、受付で受け取ったゼッケンナンバーをシャツに装着し、レース中の補給食を揃え、旅の疲れもあって21時過ぎに就寝。 

翌朝は、4時半に目が覚めた。 いよいよこの日を迎えることの喜び。今日は自分自身が楽しめるよう、気分良く走ろうじゃないか。

朝食会場で自分で仕込んだ「ゆし豆腐そば」

ホテルの朝食、胃袋5つ欲しいです。

ブルーシールアイスも食べ放題。

朝からガッツリ沖縄料理を。

NAHAマラソンは、沿道の声援が凄いことで知られている。運営側が設置したエイドがなくとも、勝手に沿道の住民が水やらコーラやら飴やらを準備しているので、水や食料に困ることはないのだ。  Continue reading

大人の修学旅行 ~4年ぶりの #沖縄 ~ #OKINAWA

今年密かに掲げた裏の目標が二つ。
一つは、今年こそマラソン大会に出場し、完走すること。
もう一つは、しばらく遠出していない母を旅行に連れて行くこと。
この二つを一度に叶えるため、とある画策を練っていた。

それは、NAHAマラソンにエントリーし、母も同行させるというものだった。
これで、マラソン大会出場と母の旅行という二つの目標をいっぺんに叶えることができる。

マラソンブームの影響で、かつてはNAHAマラソンに出場するのも抽選だったが、ブームが去り、新型コロナの影響もあってマラソン離れも相当加速したらしく、結局最後まで定員に達しなかったようだ。

母を説得するのは簡単だった。約40年にわたり犬猫を飼っていた我が家。昨年11月に愛犬チョコが旅立ち、ペット不在となった。旅行だマラソン大会だコンサートだと家を空けるとき、ペットの面倒を見ながら家の留守を預かっていたのは、母だった。その面倒をするペットがいなくなった今、母を外に連れ出しても文句はないだろう。

こうして、12月初旬から4日間にわたり、母を連れて沖縄へ行くことが決まった。
「大人の修学旅行」…なんて言えば格好いいだろうか。

しかし、そんな旅行にも暗雲が立ちこめる。
11月29日から30日にかけて北日本は悪天候に見舞われた。
30日の青森空港は大荒れ、出発する便は軒並み遅延(最大2時間近く)となり、翌日に出発を控えた我々の不安を掻き立てた。というのも、羽田経由で沖縄那覇を目指す行程、乗継時間は40分しかないのだ。大雪に見舞われたら、搭乗予定の始発便は遅延がほぼ確実。乗継便には間に合わないことだろう。

  • 初日

出発時の青森空港は一面真っ白。青空が顔を覗かせているのがせめてもの救い。

そしていよいよ12月1日。6時過ぎに自宅を出発。悪天候を見込んで通勤の皆さんも行動を早めたらしく、途中の予期せぬ渋滞に相当焦らされたが、搭乗便出発の25分前に青森空港到着、無事機上の人となった。懸念していた遅れも5分程度で、乗継も十分間に合いそうだ。

ただ一つ誤算だったのは、羽田空港着陸後がバスでの移動だったこと。結果的に羽田空港内の移動距離が短くなったため、母の負担は減ったわけだが、少々焦りを感じていた。

…実はこの時、その焦りから大チョンボをやらかしていた。

カード類の入ったケースを紛失したのだ。4日間カードのないまま、買い物は電子マネーや現金で済ませることとなったが、カードケースは結局、全ての旅程を終えてから見つかった。JALに遺失物がないか確認をお願いしたところ、羽田到着後の機内に落ちていたらしい。

ただ、旅行期間中は僕よりも母がカードケースの行方を案じていたようだ。せっかく楽しい旅行になるはずだったのに、余計な気を揉ませることとなり、母には本当に申し訳ないことをしたと猛省している。

沖縄を訪れるのが初めての母のため、今回は「初級コース」を用意。
ただし、3日目は僕のマラソン出場に伴い「自由行動」となるため、隊長に母を託し、美ら海水族館、万座毛、琉球村などを巡る観光バスでの本島ツアーに参加してもらうことにした。

いよいよ沖縄那覇空港に到着。気温は18度程度で、暑さは全く感じられない。
レンタカーを借りたあと、初日は隊長の希望により「アウトレットモールあしびなー」へ向かった。時折雨も混じる天候だったが、強い雨には当たらずになんとかしのいだ。

ずーっとこんな天気だった。

初日2日目は沖縄県庁の向かい、国際通りのすぐそばにある「ロコアナハ」に宿泊、3日目は恩納村の「リザンシーパークホテル谷茶ベイ」に宿泊した。

初日の夜に訪れた、ホテル近くにある居酒屋「食の番屋もも太郎」は、沖縄産の食材や料理を多数揃えたお店。

手書きのメニュー。食べ物のメニューはこれからチョイス。

刺身盛合せは沖縄近海の魚、そして「ビタロー」と呼ばれるキンセンフエダイの姿揚げなど、母も大満足の夜となった。

沖縄近海で獲れた魚の刺身盛り合わせ。海ぶどうを追加してもらった。

ビタローのみぞれソース焼

ちなみにその足で国際通りを少しだけ散策、ドンキホーテで土産を一気に購入した。毎回、沖縄の土産はドンキかイオン、地元スーパーで購入すると決めているのだ。

  • 2日目

「首里城」~「海中道路」~道の駅「かでな」~「イオンモール沖縄ライカムのコース」をドライブ。

この時期は各地から多くの高校生が修学旅行で訪れており、首里城も高校生で溢れていた。しかし、青森とは全く趣の異なる風景に、母は感銘を受けたようだ。良かった。
首里城は約5年前に焼失し、現在再建が進んでいる。テレビで見た首里城焼失の光景はかなり衝撃的だったが、あの光景を目の当たりにしたらきっと号泣してしまうんだろうな、なんてことを思ってしまった。

シーサーがお出迎え。

今回は無料区域のみ。

首里城から那覇市内を望む。

続いて向かったうるま市の海中道路の途中にある海の駅、宮城島にあるぬちまーすで土産物を購買し、次の島へと渡った。

この日の昼食を取るために訪れた浜比嘉島。島内にある「丸吉食品」が、相当燻し銀の店だった。

店構えからいい味を出している。民宿もやっているらしい。

観光客というよりは地元民相手の店といった雰囲気で、なんと勝手に家の中に入って食事するという、呆気に取られる展開が待ち受けていたが、ここで食した中味汁は本当に絶品だった。

この中に厨房がある。

玄関を開けると、靴箱がある。

券売機までは土足OKだそうな。

券売機。最下段の真ん中のチケットにドキッとした。

営業を示す看板。「塩」の下に隠れた文字が気になる。

続いて訪れた道の駅「かでな」は、展望スペースが拡張されていた。オスプレイの事故が起きてすぐだったこともあり、報道機関のカメラも待ち構えていたが、米軍に動きはなかった。

展望デッキから嘉手納基地を望む。

イオンモール沖縄ライカムは、ちょっと欲しいものがあって立ち寄った程度。ブルーシールの塩ミルクと紅いものミックスは、大変おいしゅうございました。

暑い時だとあっという間に溶けることでしょう。

そしてこの日の夜は、予約がなかなか取れないという「食彩酒房 まつもと」にてアグー豚のしゃぶしゃぶを堪能。大会前日ということでアルコールを控えるつもりだったが、これを前にしたら無理だった。

風情がありますなあ。

アグー豚。これを鍋にくぐらせて…。

鍋の中に肉の花が咲く。

〆はぞうすいにして。激ウマ。

浜田省吾「ON THE ROAD 2023 Welcome back to The Rock Show youth in the “JUKEBOX”」を観てきたよ。

オフィシャルサイトから。 #SHOGO_HAMADA #ON_THE_ROAD_2023 #WELCOME_BACK_TO_THE_ROCK_SHOW_YOUTH_IN_THE_JUKEBOX

個人的に「これはかなりヤバイ」と思っている曲が2曲あって、一つは、恋の妄想が膨らみ過ぎる女性を歌った小坂明子の「あなた」。もう1曲は、傷心の女性につけこみ海へ連れ出した挙句、指輪まで渡してしまう自意識過剰な男性を歌った浜田省吾の「もう一つの土曜日」。

さて、そんな浜田省吾がアリーナツアーを行うことをCMで知り、仙台公演にエントリーしたところ、無事にチケットをゲット!

座席券の裏面。

ここからは、箇条書きのレポートでお届けします。
とてもとても長いです。すいません。

  • ツアータイトルは「ON THE ROAD 2023 Welcome back to The Rock Show youth in the “JUKEBOX”」 
  • 仙台公演は2日間。初日の11月18日観覧のため、この日の午前から仙台に向けて移動開始。 
  • 昼をまたいでの移動となるため、弘前駅の券売機前にある「津軽弁」という移動ブースから弁当を購入。 
  • 地元業者さんが作る弁当は、比較的安価。牛焼肉弁当(780円)をチョイス。

    ナムル、キムチが添えられている。ご飯の量も多い。

  • 駅弁といえば、先日県内の大手業者さんが大規模な食中毒を発生させたということもあり、敏感に。 
  • 11時39分弘前発の列車に乗車、12時19分新青森着。 
  • 続いて新青森始発のはやぶさ24号に乗車。 
  • ちなみに新幹線の切符は「えきねっと」から「トクだ値25%オフ」をゲット。片道8,410円。 
  • なお、弘前~新青森間は切符だと590円、Suicaだと597円。私は、弘前~青森間の定期券を利用。 
  • 新幹線に乗車後、早速弁当を貪り、惰眠も貪り、14時29分仙台着。 
  • 仙台駅の東側、榴ヶ岡にある「仙台サンプラザ」に宿泊のためチェックイン。 
  • 隣にはコンサートホールがあり、この日と翌日は三浦大知のコンサートだった。 
  • 全く同じ日程の浜田省吾も負けじとチケット完売だそうな。 
  • 会場のセキスイハイムスーパーアリーナまでは仙台駅東口からシャトルバスを運行。 
  • 開場16時開演17時ということで、15時30分にバスに乗車。 
  • 会場までは約16キロらしいが、最初から最後まで渋滞にはまり、約50分を要した。 
  • 更にバスの駐車場所から会場までは、微妙な距離を歩くことに。 
  • その光景はさながら民族大移動、人が同じ方向へと進んでいく。 
  • が、途中でツアーのトレーラーが駐車中。唯一の撮影ポイントとなり、たくさんの人が撮影に勤しむ。

トレーラーは、つくばナンバーだった。

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人の言い分、クマの言い分

クマの被害が相次ぐ秋田県。
ついこの間「東北OMマタギ体験合宿」で訪れた北秋田市でも、クマの出没が相次いでいる話を聞いた。その影響もあり、2日目に予定されていた森の散策が中止となった。正しい決断だとは思ったけれど、少し身体も動かしたいと思い、ジョギングでもしようと阿仁前田温泉駅から国道105号を少しだけ往復してきた。木々が生い茂る周囲は霧が立ち込め、肌寒さを感じるぐらいであったが、クマに襲われる危険性も孕んでいたわけで、ちょっと軽率な行動だったと反省した。

霧が立ち込める山間部。

それから約1週間後、北秋田市役所から程近い鷹巣地区、いわば北秋田市の中心部ともいえる住宅地にクマが出没、4人が襲われ重軽傷を負ったとの報道に戦慄が走った。
更に同じ日、岩手県八幡平市では、キノコ採りのために入山した女性がクマに襲われて亡くなったことが報じられていた。

青森県内もクマの出没が相次いでおり、連日のように新聞の記事になっている。
東北森林管理局が20日に公表したブナの結実状況は、福島県を除く東北5県で「大凶作」だったとのこと。

昨年はブナの実が豊作・並作だった。この翌年の春は子グマが多く生まれる可能性があるとされており、結局、クマの主要な食糧であるブナの実がないことで、冬眠前にエサを求め人里近くまで現れる、ということが、今般の相次ぐクマ出没に繋がっているようだ。

青森県西目屋村。
世界自然遺産の白神山地を抱える人口1250人の農村であり、父の生まれ故郷だ。「神からの授かりもの」と呼ぶクマの狩猟を一定の期間だけ行うマタギも生活する地域。
先日報じられたところでは、その西目屋村では、既に60頭のクマが捕獲されているという。そういえば村を訪れた先日、道の駅の販売所にある冷凍ストッカーで、クマ肉が売られていたのを見た。

ざっと計算すると、人口の4.8%に相当するクマが捕獲されたことになる。
単純計算できるものではないことは承知の上で、皆さんの住んでいる地域の人口に4.8%を掛け算して欲しい。人口10万人換算だと、4800頭のクマが地域のあちこちに現れることを想像してみてください。

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東北OMマタギ合宿に参加してきたよ!

毎年開催されている「東北OMマタギ体験合宿」。
今年開催されるのは『東北OMマタギ体験会2023 & カードゲーム「moritomirai(モリトミライ)」』。
タイミング良く予定が空いている時の開催だったので、迷うことなく参加することを決めた。

この合宿の開催地である北秋田市は母の故郷であり、集合場所となっている阿仁前田地区にある前田公民館までは、母の実家から車で20分ほど。それ以外にも、色々御縁がある。
この合宿、5年前は「東北OM親子企画 マタギ体験合宿」ということで甥っ子と二人で初参加。甥っ子が両親の手を離れ初めて伯父さんと遠征するということもあり、母そして妹は、二人が待つ合川へ帰ってくるまで気が気でなかったようだ。

ちなみにあの時は、7月下旬の開催だった。母の実家の至近にある合川駅から甥っ子と二人で秋田内陸縦貫鉄道に乗車し、阿仁前田駅を目指したが、今回は車で目指すことに。
そういえば阿仁前田駅は、2年前に阿仁前田温泉駅に改称していたことを、初めて知った。

今回は、母も実家に遊びに行きたいということになり、二人で北秋田市を目指すこととなった。しかし、どうも朝から色々バタバタしていた感があり、焦りと苛立ちが募る中での出発となった。こういう日は色々気をつけないといけない。

…と、東北道の大鰐弘前ICを通過したところで気がついた。
あれ?さ、財布がない!ということは、免許証もない!
既に車は高速道の本線を走っている。汗が一気に噴き出し、鼓動が早くなった。母に事情を説明し、次の碇ヶ関ICで下車、そのままUターンして再び弘前市を目指す。
何やっているんだ、俺は…。

とはいえ何せ免許不携帯。あってはならないことを既にやらかしているのだから、運転は慎重に…と、大鰐弘前ICの出口に向かったところで、前の車が赤い旗に遮られたのを見た。
こ、こ、こ、高速隊がいる!

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