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アンラッキー・アイテム

皆さんの中には、いわゆるゲン担ぎや勝負事のために欠かすことのできないアイテムをお持ちの方がおられるかも知れない。
言わば自身に幸運をもたらす「ラッキー・アイテム」だ。

逆に、これを身につけるとロクなことがない、そんな「アンラッキー・アイテム」をお持ちの方となるとどれぐらいおられるだろう。

何を隠そうタイトルにするぐらいなので、僕はこのアンラッキー・アイテムを持っていて、これを身につけた日はまぁ、自分でも呆れるぐらいにロクなことが起きない。ホントに何かに取り憑かれているんじゃないか、と思いたくなるぐらいにガッカリな1日が待ち構えている。

そんなに運の悪さを招くなら捨てればいいじゃないか。ハイ、確かにおっしゃる通り。だが、言うは易しで簡単に捨てられるものではないから困ったものなのだ。

なぜ捨てることが出来ないか。なぜならそれが実は、父の形見の一つだからなのだ。
で、そのアイテムが何なのかというと、香水。父は何か重要な行事があるときは必ずこの香水を少量振り掛けて出掛けていたのだが、主亡き今、それは僕のものとなった。

しかしながら、どうしたことか時々振って出掛けてみようものなら、それはもう本当に残念なこと、失望するようなこと、凹んでしまうようなことが次から次へと身に降りかかってくるのだ。

気のせいかな?と思っていたのだけど、どうも気分の落ち込むような出来事は、この香水を振り掛けた日に集中的に起きていることに気づいた。

気にし過ぎなのかも知れないし、気の持ちようなのかも知れない。ただ、こうも毎回気が滅入るような事が続くと、否が応でも意識してしまうというものなのだ。

ちなみに今回は水曜日にその災難が訪れた。香水との相性は薄々気にはなっていたのだが、きっと気のせいだと言い聞かせてこの香水をつけて出勤したところ、まずいきなり苦情の電話を受け取った。
それも僕個人に対する苦情で、相手からはかなり激しく叱責された。ハイ、ハイと聞き流せるような内容でもなく、電話を終えた後、正直かなり落ち込んだ。

これだけでも充分凹む要素なのだが、直後にやってきた来客とは丁々発止のやり取り。物分かりが良すぎる為に持論を絶対に曲げようとしないオッサンと口論寸前の議論に。結局この人に何を言ってもこちらの主張を受け入れる気がないのだと悟り、結論も出せぬままその場の話を丸めてしまった。

とまぁ、一見すればよくありがちなことのようにも思えるが、この間、ここで上手く伝えることが出来ないぐらいの半端ないエネルギーを消費し、轟沈。

もう、その場にいることが耐えられなくなり、午後は休暇を頂いたのだが、午後にも何だかおかしな電話がいくつかあったらしい。

そして極めつけが差出人不明の訳の分からないハガキ。妻や母は一笑に付して済ませていたが、人を小馬鹿にしたようなその内容にかなり腹が立ったし、何より気味が悪くて仕方がなまった。そんな感じで結局今週は、全然調子が上がらなかった。
あ、送られてきた葉書はこんな感じ。ある意味笑えます。

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これが送られてきた葉書。よくこれで届くよなぁ。

20110603200603.jpg

裏面。何か意味があるのかな。あまりにも意図がわからず悩みます…。

あ、ちなみに香水の名前は、cliniqueのhappyというヤツ。
というかhappyつけるとunhappyって、笑うに笑えないんですが。