月別アーカイブ: 2009年9月

私見に基づくイベント考

結局昨日は誘われるがまま黒石市まで足を運び、初めて「こみせまつり」というものを見た。思えば黒石市のこみせをブラブラ歩くのも初めてで、意外と斬新な印象を受けながら風景を楽しんだ。

会場の一角では「やきそばサミット」も行われていて、非常に活況に溢れていた。ちなみに聞いたところでは福島県浪江の焼きそばが2日分を初日で完売したようで、秋田県の横手焼そばも昼頃には完売となっていた。
通りのあちこちには仮設テントが設けられ、市内の食堂がご当地グルメの「つゆ焼きそば」を販売していた。
県内外からも大勢の人が集まったようで、聞き慣れないイントネーションがあちらこちらで聞かれた。

どうやら「よさこいソーラン」の演舞も披露されていたようだが、県内外からの来客も多い中、折角ならば「黒石よされ」のPRをすればよかったのに、と疑問に思った。なぜあれほどの素晴らしい踊りがあるのに、「よさこいソーラン」なのだろう?黒石をPRする絶好の機会ではないのか。
もうひとつ苦言を呈するのならば、県内外からの客を誘導するには、あまりにも案内が少なすぎた。駐車場の場所、全体図、現在位置、やきそばサミットの会場等、交通誘導も含め、全てに何か物足りなさを感じた。

一方この日、弘前市では中心市街地の土手町で「カルチュアロード」が開かれていた。
聞くところでは今年、30回の節目ということで何か大々的な催しがあるのかと思ったら、これまでとあまり変わり映えしない内容に終わったようだ。それでも、悪天候の中約5万人の人が集まったそうだ。ただ、去年も参加者が約5万人であったことを考えると、この数字は決して手放しで喜べる数字とは言えないだろう。

ちなみに僕はこの「カルチュアロード」に、第1回からしばらくボーイスカウトの一員としてボランティア参加していた。大学受験が近づいてきたことを機にボーイスカウトから退き、以降ほとんど足を運ぶことはなくなった。それは多分、今でもボランティアとして参加している仲間たちへの後ろめたさがあるからだと思うが、それ以外にもこのカルチュアロードは、何かイベントを楽しむというよりも、知っている人を見つけ出すといった趣旨になってしまっていたからだ。

第1回のカルチュアロードは、文字通り足の踏み場もないほどの人で溢れかえり、活況に満ちていた。それだけ街にも人が集まる時代だった。
あれから約30年、今の街がどうなったのかは、敢えてここでは口を噤もう。

「カルチュアロード」でも、やはり「よさこいソーラン」が演舞されていたようだ。
それにしても、弘前も黒石も「よさこいソーラン」しか拠り所はないのだろうか。というか、県内各地のどこのイベントを切り取ってみても、この「よさこいソーラン」を目にすることが多い。

「よさこいソーラン」と言えば、ご存知の通り高知県の「ソーランまつり」に端を発し、北海道札幌市で繰り広げられるようになったお祭りである。知名度の高まりとともに各地にも飛び火し、青森県内(とりわけ津軽地方)でも各地で行われるようになった。老若男女問わず、である。
ただ、個人的には青森県内でねぶたやねぷた、その他伝統的なお祭り、風物詩があるにもかかわらず、この「よさこい文化」が、どこにでも神出鬼没することには、多少ではなく大いに違和感を覚える。
もっと地元の文化を大事にしてほしいな、と。

しかし、なぜここまで「よさこいソーラン」に嫌悪感を覚えるか考えてみた。多分元を辿れば、高校1年の時に無理やりやらされた「創作体操」に端を発しているからだろう。数名でチームを組み、自分たちで考えた体操を他のクラスメートの前で披露するというこの上ない恥辱プレイ。どうもあの「創作体操」と「よさこいソーラン」が似たようなものに思えて仕方がないのだ。「よさこい」を側で見ていて気恥ずかしくなるのも、多分「創作体操」が元凶だ。

とにかく苦手なものは苦手。食わず嫌いと言われようが何と言われようが、ダメなものはダメ。
まぁ、僕の「よさこいソーラン」への思いなんてどうでもいい。

もう一つ気になったのが、街の風景が変わっている中で、イベントの内容も変わっているのだろうか、ということだ。24時間テレビの100キロマラソンも、毎年毎年続けられると「飽き」が来る。過去5年間のマラソンランナー、顔ぶれを覚えてますか?イベントのマンネリ化は、退屈と衰退を招く。これは何にでも言えることだろう。
スタッフの顔触れはだいぶ変わったのだろうか。
「ま、去年と同じでいいか!」なんて考えているスタッフ、いないよね?
要するに、「どの層を対象(ターゲット)に開催するイベントか。」ということを今一度見直せば、おのずと方向性は決まってくるのでは?

今まで培ってきたものを180度転換しろとは言いません。
でも、節目を迎えた「カルチュアロード」、来年は少し変化球に期待。「こみせまつり」は、今回のようなことを再度行うのであれば、もっと誘導看板を!

Not Revolution,But Evolutionでヨロシク。 

秋のこみせまつり(黒石市)

黒石秋のパンまつり…じゃなくて秋のこみせまつりが、明日明後日の両日にわたって開催されます。
今回の目玉は「やきそばサミット in 黒石 2009」。
東北地方でB級グルメの雄を誇る秋田県横手、宮城県石巻、福島県浪江、そして青森県黒石の焼きそばが一堂に会します。
この他、開会式では高校生ビジネスプランコンテストの表彰式(直接ではありませんが、仕事の関係でちょっと絡みがあります)、こみせギネス流しそうめん等、各種イベントが開催されます。

開催時間は10時から17時まで(焼きそばサミットは両日とも10時から15時まで)ですが、周辺の道路は9時から18時頃まで交通規制が敷かれる予定となっておりますので、通行の際はお気を付け下さい。なお、会場周辺には無料駐車場も用意されているそうです。

パンフレット12(PDFファイル)

B級グルメのさらなる盛り上がりのため、新たな組織も設立されたようです。

東北Let’飯同盟:B級グルメNo.1へ 東北勢10団体が設立 /青森(毎日新聞)
 ◇おでん、やきそば、せんべい汁、バラ焼き

 東北地方のB級ご当地グルメを盛り上げようと、B級グルメ10団体が「東北Let’(れっ)飯(ぱん)同盟」を10日、設立した。東北の食を協力して全国に売り込み、B級グルメが人気を競う「B-1グランプリ」で東北勢初の優勝を目指す。

 参加したのは「愛Bリーグ(B級ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会)」の北海道・東北支部に加盟する東北4県の10団体。県内の青森生姜味
噌(しょうがみそ)おでん(青森市)▽黒石つゆやきそば(黒石市)▽八戸せんべい汁(八戸市)▽十和田バラ焼き(十和田市)--も加わった。名前は、幕末
に北海道、東北、北越の藩が手を組んで新政府軍に挑んだ「奥羽越列藩同盟」にならい、「東北以南のB級グルメに力を合わせて立ち向かう」意気込みを表そう
と付けた。また、同盟の団結を示す旗も新たに作った。

 19日から秋田県横手市で開かれる「B-1グランプリin横手」では、共通の旗やチラシで同盟の料理を互いにPRする。そのほか、独自のイベントも予定している。

 同盟事務局を務める「八戸せんべい汁研究所」の木村聡事務局長は「何とか東北勢でグランプリを取りたいと結集した。連携して活動し、各地のブランド化を進めて地域を元気にしていきたい」と話している。

黒石には、私も明日か明後日お邪魔したいと思います!

Guns N’ Roses 来日決定!

急告!ガンズ・アンド・ローゼズ来日決定(バークス – 09月10日 12:40)

アクセル・ローズ率いる怪物バンド、ガンズ・アンド・ローゼズが年内に来日公演を行なうことが決定した。まずは取り急ぎ、判明したばかりの公演日程のみご報告しておこう。

<GUNS N’ ROSES:CHINESE DEMOCRACY WORLD TOUR>
12月16日(水)京セラドーム大阪
12月19日(土)東京ドーム

ガンズ・アンド・ローゼズには過去、1992年2月と1993年1月に2年連続で東京ドーム公演を行なった事実があるが、彼らが同会場のステージに立つのは実にそれ以来、約17年ぶりのことであり、当然ながら「アクセル以外のオリジナル・メンバーが不在のガンズ」としてはこれが”初”ということになる。公演チケット発売に関する詳細などについては近日中にお伝えできる予定だ。

2年ぶりの来日が決まった模様。もはや怪物バンドと呼べるのか疑問だが、京セラドーム大阪と東京ドームは怪物ランドに…。

それにしても、本当に来るのか!?来られるのか!?12月19日なら行けそうな気がする~。でも、過度に期待を寄せるがあまり期待外れに終わったらどうしよう。

嗚呼、無性にSlashのギターが聴きたくなったよ。Axlの声にしっくりくるのは、やっぱりSlashとIzzyのギター。
個人的にはVelvet Revolverの行く末が気になる…(笑)

『生は巡る 光・鼓動・月』 開催のお知らせ

僕が前の職場で一緒に仕事をしていたS嬢が、昨年に引き続き青森市内で合同展示会を開催しますicon:F8F5

お近くの方は是非足をお運びください。僕も11日の夕方に行ってみようと思います(といいつつ実は昨年、行きそびれたんだよねicon:F9FC S嬢、ゴメン!)。

S嬢の個展ブースはギャラリーBのようですね。

☆タイトル『生は巡る ~鼓動~』
☆9月11日(金)~16日(水)までの6日間(木曜お休み)。
☆空間実験室ギャラリーBにて。

空間実験室って?

↓↓ 場所はこちらです ↓↓


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温室ガス25%削減!?

9月19日から、「シルバーウィーク」なる5連休が始まる。ちょうどこの時期に合わせ、県外に出かけなければならない用事があり、熟考した結果、遅ればせながらようやくETCの購入に踏み切った。

もうすぐ政権交代が行われ、民主党はマニフェストの実現に向けた取組みに着手することだろう。
高速道路の無料化もその一つではあるが、最初から採算性の見込まれない地方路線から無料化に着手してみるものの、おそらく民主党が政権を担っている間に一部区間を除く全国の高速道路を全て無料化するというのは、困難ではないだろうか、というのが僕の勝手な推測だ。

さらに、追い打ちをかけるような耳を疑う発言。
先日鳩山代表は、2020年までに1990年比で温室ガス25%の削減目標を高々と打ち上げた。

鳩山・民主代表:「政策を総動員」 政権公約の温室ガス「25%減」で(毎日新聞 2009年9月7日)

 民主党の鳩山由紀夫代表は7日午後、東京都内で開かれた地球環境問題のシンポジウムであいさつし、マニフェスト(政権公約)で掲げた温室効果ガス削減目標「2020年までに90年比で25%減」について「あらゆる政策を総動員して実現を目指していかなければならない」と表明した。また、温室効果ガス削減に努める途上国に先進国が資金的・技術的に支援するための具体策を「鳩山イニシアチブ」と位置づけ、新内閣発足後ただちに検討を開始する意向を表明した。

これに伴う痛手は、全て国民が負担しなければならない。家計負担で36万円増との試算だそうだ。しかも、ようやく底を打ち始めた生産活動の足かせにもなりかねない発言に、産業界から猛反発を食らうのもごもっともである。さらに、この発言を受けて株価にはクッキリと明暗が…。

ETC通行料金1,000円均一であれだけの大渋滞を招いているのに、高速道路無料化するなんていうのもかなり大胆だと思ったが、温室ガス25%削減って、日本はどれだけ環境に優しい国なんだ?
高速道無料化そのものがエコに反している疑問が拭えないというのは、以前にも申し上げた通り。
その上、温室ガス削減目標達成のため、日本では生産活動全て停止、なんて事態にだってなりかねない。25%削減というのは、それだけ重みのある数値じゃないのだろうか。これじゃ、高断熱化住宅の建築はおそかエコカーの製造もままならねえじゃねえかよ。あ、そうか!全て海外で生産すればいいのか…って、日本国内からますます雇用の場を奪う気か?
これってなんか、全てが矛盾していませんか、ねぇ…。

さらにこの数値目標は、日本国内の住宅は全て高断熱化、車も全てエコカーになることを前提としているらしく、この不景気のご時世に、温室ガスの数値目標達成のためにわざわざ高断熱住宅にリフォームあるいは新築したり、エコカーに買い替えようなんて気前のいい人はどれだけいることか。

悪いけど僕は、その25%削減に協力するのは、ムリ。少なくとも僕にはそんな金、どこにもありません。

その前に、京都議定書の削減目標の達成具合はどうなってるんだろうか?それとも、京都議定書の削減目標も自公政権主導で進められたことだから、破棄しちゃうなんて言うんじゃないんでしょうね。
雲を掴むような目標を掲げる前に、それを説明してからにしていただけませんかねぇ、鳩山次期首相。

「国民の皆さん!皆さんの呼吸を7割程度に抑えれば、温室ガス削減に光明が見出せます!」

なーんてな。

ムムム…なんか早くも綻びの一端を見てしまったような気がするが、ホントに大丈夫なのだろうか、民主党政権は。

それとも、民主党もどこかの党と同じでやれ環境対策だ高断熱化促進のための助成だとか言いながら、またバラマキ政治を始めるつもりなのだろうか?その挙句、政権交代したとたん、不足する財源確保のためにも、消費税はやっぱり大増税、なんてオチが待ち構えているんじゃ…。ハッ!闇に葬られた国民福祉税の足音が聞こえるぞ…!!

民社国の連立政権が現実味を帯びてきた今日、単なる「思い出づくり」の政権に終わらないことを祈る。